2016年04月23日
FXでの失敗事例(2)多段マーチンゲールの海外EA
こんばんは、kanatoです。
またまた、間が空いてしまいました・・・。
さて、今回もFXの失敗事例をご紹介したいと思います。
今回は「多段マーチンゲールの海外EA」です。
ただし、海外EAが全面的に悪いというわけではありませんので、最初に断っておきます。
EAを使ったトレードを実践し始めて、1年くらいたったころ、海外からのとある英語のメールが届きました。
なんでも海外で開発されたEAのベータテスト版を限定で無料配布しているとのこと。
かの「Wall Street Forex Robot」が出回っていた時期で、海外EAは高性能という印象が強かったので、軽い気持ちで手を出してしまいました。
メールアドレスの登録制になっており、登録するとEAのファイルとパスワードが送られてきました。
1箇月限定の使用ということでした。
専用口座開設などはなく、よくある詐欺案件というわけではなさそうでした。
しかし、いきなりリアル口座で運用するのは不安だったので、まずはデモ口座で適当なロットでテストをしてみました。
すると1日後には口座の資金が2倍になっています。この結果には目を疑ってしまいました。
さらに2、3日はデモで稼働させていたのですが、やはり日を追うごとに口座資金が増えていきます。
これに気をよくした私は特にロジックを確認することもなく、ちょうど運用方法に迷っていた資金(大体5000USD程度だったと思います。)を使って、このEAを稼働させ始めました。それもデモ口座でやっていたロットと同じでです。
その日の夜に稼働させ、次の日の朝には1000USD近くの利益が出ていました。
これに気をよくして、そのままほったらかしで出社して、返ってくると・・・
結果はもうお分かりかと思いますが、口座はスッカラカンになっていました。
利用していた業者の強制ロスカット方式が1ポジションずつ決済していくタイプだったので、完全にゼロになるまで強制ロスカットを繰り返されていました。
その後、きちんと取引ログを見てわかったのですが、そのEAは3つのロジックで動いており、変則的にポジションを追加する多段マーチンゲールタイプのEAでした。もみ合い相場では、超高収益を実現していましたが、相場が一方に動くと大きな含み損を抱えて、そのまま強制ロスカットコースという感じです。
その日は正直何が起こったかわからず、平然と振る舞うことに精一杯だったことを覚えています。
しかし、デモ口座で見せた爆発力があれば、すぐに取り返せると前向きな考えをもってしまいました。
その後はそのEAを研究し、適切なロットを設定したり、稼働時間を見直したりして、手動でON/OFFをしたりして、このじゃじゃ馬EAを乗りこなそうと検討を繰り返しましたが、結局うまく利用することができず、損失を積み重ねただけでテスト期間が終了してしまいました。
追加で利用するにはライセンス購入が必要なようで、そこで思いとどまって、終了と相成りました。
前回一番損した案件として「FX業者が無くなる」という記事を書きましたが、よくよく考えるとこちらの方が損失は大きかったです。(総額で100万円はやられているようです・・・。)
ということで、この事例からもいくつか教訓が得られるかと思います。
まずは「ロジックのわからないEAを利用したこと」です。
今回はEAがどのようなロジックかは公表されていませんでした。
そのため、ロットや資金量等、もっと言うと稼働させるかどうかの判断を誤ってしまったということがあります。
バックテストなどもしていなかったので、そのあたりも反省が必要なところです。
今日ではfx-onさんなどでは開発者さんがロジックをある程度開示してくれていますし、リアル口座でのフォワードテスト結果も確認できますので、これらを参考にしていきたいものです。
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次に「損失を出した後、それを取り返そうと前向きになったこと」です。
「前向き」というと聞こえはいいですが、要は損失を取り返すことにムキになっていたのだと思います。
しかも、そのEAで出した損失をそれで取り返そうとして、損失を上積みすることにもなってしまいました。
完全にプロスペクト理論の虜ですね。
やはり投資と言うものは可能な限りネガティブに最悪の状況を想定しながら冷静かつ計画的に行うものだと思います。
また、損失を出してしまったら、「損失を取り戻す」という考え方ではなく、そこをスタートとして「どのように増やしていくか」を考えるべきだと考えます。
以上、今となっては、もったいないことをしてしまったなぁと思いますが、これも良い経験になったと思います。
(逆にそう思わないとやってられません・・・。)
ということで、今回はFXでの失敗事例(2)多段マーチンゲールの海外EAをご紹介しました。
思うままに書き進めていますので、読みにくいところ多々あるかと思いますが、ご容赦ください。
本日も最後までお付き合いいただき,ありがとうございました。
またまた、間が空いてしまいました・・・。
さて、今回もFXの失敗事例をご紹介したいと思います。
今回は「多段マーチンゲールの海外EA」です。
ただし、海外EAが全面的に悪いというわけではありませんので、最初に断っておきます。
EAを使ったトレードを実践し始めて、1年くらいたったころ、海外からのとある英語のメールが届きました。
なんでも海外で開発されたEAのベータテスト版を限定で無料配布しているとのこと。
かの「Wall Street Forex Robot」が出回っていた時期で、海外EAは高性能という印象が強かったので、軽い気持ちで手を出してしまいました。
メールアドレスの登録制になっており、登録するとEAのファイルとパスワードが送られてきました。
1箇月限定の使用ということでした。
専用口座開設などはなく、よくある詐欺案件というわけではなさそうでした。
しかし、いきなりリアル口座で運用するのは不安だったので、まずはデモ口座で適当なロットでテストをしてみました。
すると1日後には口座の資金が2倍になっています。この結果には目を疑ってしまいました。
さらに2、3日はデモで稼働させていたのですが、やはり日を追うごとに口座資金が増えていきます。
これに気をよくした私は特にロジックを確認することもなく、ちょうど運用方法に迷っていた資金(大体5000USD程度だったと思います。)を使って、このEAを稼働させ始めました。それもデモ口座でやっていたロットと同じでです。
その日の夜に稼働させ、次の日の朝には1000USD近くの利益が出ていました。
これに気をよくして、そのままほったらかしで出社して、返ってくると・・・
結果はもうお分かりかと思いますが、口座はスッカラカンになっていました。
利用していた業者の強制ロスカット方式が1ポジションずつ決済していくタイプだったので、完全にゼロになるまで強制ロスカットを繰り返されていました。
その後、きちんと取引ログを見てわかったのですが、そのEAは3つのロジックで動いており、変則的にポジションを追加する多段マーチンゲールタイプのEAでした。もみ合い相場では、超高収益を実現していましたが、相場が一方に動くと大きな含み損を抱えて、そのまま強制ロスカットコースという感じです。
その日は正直何が起こったかわからず、平然と振る舞うことに精一杯だったことを覚えています。
しかし、デモ口座で見せた爆発力があれば、すぐに取り返せると前向きな考えをもってしまいました。
その後はそのEAを研究し、適切なロットを設定したり、稼働時間を見直したりして、手動でON/OFFをしたりして、このじゃじゃ馬EAを乗りこなそうと検討を繰り返しましたが、結局うまく利用することができず、損失を積み重ねただけでテスト期間が終了してしまいました。
追加で利用するにはライセンス購入が必要なようで、そこで思いとどまって、終了と相成りました。
前回一番損した案件として「FX業者が無くなる」という記事を書きましたが、よくよく考えるとこちらの方が損失は大きかったです。(総額で100万円はやられているようです・・・。)
ということで、この事例からもいくつか教訓が得られるかと思います。
まずは「ロジックのわからないEAを利用したこと」です。
今回はEAがどのようなロジックかは公表されていませんでした。
そのため、ロットや資金量等、もっと言うと稼働させるかどうかの判断を誤ってしまったということがあります。
バックテストなどもしていなかったので、そのあたりも反省が必要なところです。
今日ではfx-onさんなどでは開発者さんがロジックをある程度開示してくれていますし、リアル口座でのフォワードテスト結果も確認できますので、これらを参考にしていきたいものです。
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次に「損失を出した後、それを取り返そうと前向きになったこと」です。
「前向き」というと聞こえはいいですが、要は損失を取り返すことにムキになっていたのだと思います。
しかも、そのEAで出した損失をそれで取り返そうとして、損失を上積みすることにもなってしまいました。
完全にプロスペクト理論の虜ですね。
やはり投資と言うものは可能な限りネガティブに最悪の状況を想定しながら冷静かつ計画的に行うものだと思います。
また、損失を出してしまったら、「損失を取り戻す」という考え方ではなく、そこをスタートとして「どのように増やしていくか」を考えるべきだと考えます。
以上、今となっては、もったいないことをしてしまったなぁと思いますが、これも良い経験になったと思います。
(逆にそう思わないとやってられません・・・。)
ということで、今回はFXでの失敗事例(2)多段マーチンゲールの海外EAをご紹介しました。
思うままに書き進めていますので、読みにくいところ多々あるかと思いますが、ご容赦ください。
本日も最後までお付き合いいただき,ありがとうございました。
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