同じ番号でトロ6を買い続けてもう3カ月、、、。
未だに一度も当選していないのだった。
一度、後一つ数字が合ってたら5等当選という事があったものの、他はからきしダメだった。
(う〜ん、やっぱり頼りない40桁の数字を一つ選んでしまったから当たらないのかなぁ。
それとも、単に33歳だからと安易に選んだ33がダメなのかなぁ。)
・・・恭亮は当たらない原因を色々考えてみた。
で、一番の有力な原因は毎回一口しか買ってないという事だった。
そりゃあそうだ! トロ6は最下位の五等ですら、当せん確率は約37分の1 なのだから。
約37分の1 の確率。
例えれば、大きな箱に入った36個の白いボールとたった一つの赤いボール、、、。
そこからたった一つの赤いボールを目隠しで掴み取る様なものである。
さらなる上の一等、二等を狙っている恭亮。 やはり一口だと心細いと思う様になったのだった。
トロ6には【クイックセレクト】という購入方法がある。
いちいち自分で番号を選ばずとも、【クイックセレクト】をマークしておけば、
コンピューターが勝手に6個の番号を選んでくれるのだ。
恭亮は二口目の数字は毎回この【クイックセレクト】にお任せする事にした。
ただ、年中金欠の恭亮にとって、購入数を一口増やすだけで大打撃なのであった。
今まで恭亮は一口しか買ってなかった為、一カ月の投資額は1600円で済んでいたが、
これからはその倍の額が必要となる、、、。 今以上の節約の日々を覚悟せねばならない。
だが、恭亮は負けてられない! 33歳の貧乏なんて嫌だ! 負けられないのだ! →第六話に続く。
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