2019年09月24日
6万円以上の価値があった情報
6万円以上の価値があった情報だった。
ラグビーで腰を痛めてから、定期的にギックリ腰になり、そのつど、鍼灸や整体、整形外科のお世話になっていたが、どれも対処療法で、痛みを抑えつつ、自己治癒力に頼るしかなかった。
そのうち、ひどい坐骨神経痛になり、10メーター歩くとうずくまる間歇歩行という酷い状態にまでなってしまったが、1回6千円の整体に10回通っても一向に症状が快方に向かわず、施術者はたくさんの理屈と理由を述べるが、結局「がんばって通って直しましょう」と言うばかり。
あまりに、こちらの負担を軽視する一方的な言い方なので、見切りをつけて通院を止めた。
もちろん、体の使い方が悪く症状を起こしている私が悪いが、かといって治らないものに時間とお金をこれ以上使うのも無駄に思えた。
何とかならんか、とひたすら情報を探しまくった中で見つけたのが、当時ほとんど知られていなかったトリガーポイント療法だった。今では、「トリガーポイント」や「筋膜リリース」でググればいくらでも情報を見つけることが出来るし、関連グッズも豊富にあり、ホームセンターなどにも置かれるほど一般的なものになったが。
トリガーポイント療法とは
痛みの起きている場所とは別の、原因となる部分の筋肉をマッサージして緩める方法で、ツボ療法の反射区の考え方に近い。すごいのはテニスボールがあれば、あとはなんにもお金がかからないということ。純粋に情報療法なのだ。
すぐわかる! すぐ使える! トリガーポイント療法 関係する筋肉を理解すれば改善できる
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坐骨神経痛の場合は臀部の横、腰の少し下にポイントがあり、壁に押し付けたテニスボールで圧迫するとつま先までしびれるような反応があり、痛いのを我慢できる範囲でゆっくりマッサージしてやると、かなり楽になる。毎日、やり過ぎないように、根気良くマッサージを続けたら、坐骨神経痛も2ヶ月で完治した。
私にとっては、この無料の知識は治らない整体に払った6万円よりはるかに価値がある情報だった。
椎間板ヘルニアや坐骨神経痛は整形外科行ってもレントゲンやMRIは撮ってくれるが、せいぜいシップや痛み止めを出してくれるか、何とかしてほしいと頼むと、けん引やブロック注射、最後は手術を提案されたりする。そして、良くなる保証はない。
本当にしびれは神経の圧迫でおきるのか
良く聞かされる説明に「ここの軟骨が変形してこの神経を圧迫してるのでしびれてるんです」というものがある。本当だろうか、神経の圧迫でしびれが起きるのだろうか、背骨が曲がったり、骨が変形したりしている年寄りは大勢いるが、みな、しびれを訴えているだろうか。
本当に、今まで、腰痛で多くの医者や施術者に診てもらったが、はっきり言って不信感を持っている。
名医と言われる優秀なお医者さんも、手技療法で患者を治療する名人の施術者もいるだろうが、私はお会いしたことが無い。
整体や整骨院は怪しい?
頼るものが無いから仕方なく、藁をもすがる思いで行くのだが、全然良くならなくて理屈ばかり聞かされたり。
その場では瞬間的に痛みや痺れが取れても治療院から一歩出るともう、痛かったり。腰を治療してもらったら、首が痛くなったり。
はたして何回くれば治るのかも解らないし、言ってくれない。
なにより、納得できないのは、治らなくても、痛みが緩和されなくても、余計痛くなっても、同じ金額取られるということだ。
治療を商品として見ると効果も無くサービスとして不十分なのに、代金を取っているように見える。
正直、治れば払うが、全然治らないものに払いたくないとは思わないだろうか。
医療や治療は特別で、商品やサービスと同列に考えるのは間違っていて、治ろうが、悪くなろうが、ありがたく、治療を受けてお金を払うのが当たり前なのだろうか。
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