2016年02月09日
介護の声かけの神髄とは
私たちは仕事をしていて、毎日高齢者に声をかけます。
一言も声をかけない日なんてありませんよね^^
業務に入ってすぐは挨拶をし、介助のときに声をかけ、時間を作って会話をします。
毎回意識して声かけをしていますという方は少ないと思いますが、それでもやはり私たちはこの声かけについてはもう少し意識を高めていく必要があると思います。
声かけの難しさについてはコチラでお伝えしています。
介護の声かけの難しさ
今回は意識をして声かけをするとはどういうことなのかをお伝えできればと思います。
施設で生活されている高齢者にはいろんな方がいらっしゃいます。
比較的お元気で自立されている方もいれば、認知症のある方も寝たきりの方もいらっしゃいます。
そのような方たちに声をかけるとき、あなたは何を意識して声かけをしていますか?
そしてその声は、相手の心にちゃんと届いていますか?
私が声かけで難しいと思うのはまさにそこで、介助に入ったときに行う声かけが、心に届いていないなと思う場面をたびたび見かけることです。そのような介護場面を、これまでもたくさん見てきました。
「ちゃんと毎回声かけはしています!」
それは当然のことで、その上で相手の心に届くような声かけの工夫が必要だということです。
「声かけ+α」の工夫こそが今回のテーマ、声かけに神髄といえるのではないかと私は考えています。
神髄というと大それた言い方かもしれませんが、そのぐらい声かけをする上では大切なことだと思います。
長年介護の仕事をやっている人でも、そうでない人でも、
「あ、この人、ちゃんと声かけの工夫ができてるな」
と思う職員さんは、実際にいます。
逆に、
「この人の声かけは声をかけた「つもり」になっているだけだな」
と思う職員さんもいます。
その違いはどこにあるのか?そして私がその違いをどこで判断してるいるのかというと、ひとつめは声をかけたときに
相手の反応をしっかり受け止めようとしているか
ということです。
特に、認知症の方や寝たきりの方に対してはその違いがよく分かります。
認知症があって意思の疎通が上手くいかない方や、寝たきりで声をかけてもあまり反応のない方たちにこそ、不安にならないように相手にしっかりとこれから行うことを伝える必要があると思うんですが、先ほどのような「つもり声かけ」になっているときの声かけはどれも棒読みの定型文のようなものばかりになってることが多いです。
「オムツかえますね〜」
「起きますよ〜(寝ますよ〜)」
などの声かけを、相手の顔も見ずにやっている職員さんはあなたの周りにいませんか?
声をかけないよりマシかもしれませんが、その声はきっと、相手の心には届いていないんじゃないでしょうか?
相手の反応を観るどころか、顔も見ずにやる介護は、職員の一方的な押し付け介護です。
そしてふたつめは、
相手に触れながら声かけをしているか
ということです。
ユマニチュードという言葉があります。そのユマニチュードの方法の中に、スキンシップというものがあります。相手にそっと触れながら声かけや話をすることで、安心できるというものですね。
このスキンシップ手法は、なにも認知症の方だけに有効なわけではありません。寝たきりの方やお元気な方にももちろん効果があります。
介助が必要なときだけしか相手に触れないのではなく、普段から声をかけるときにも手を握ったり、自然と身体の一部分に触れながら話ができる職員さんは、この「声かけ+α」の工夫ができている方だと思います。
介助前の声かけは、高齢者に安心して介助を受けてもらえるようにするためです。そこがわかっている職員さんは、自然なスキンシップが上手な方が多いですね。
もちろん、触られるのが苦手な方もいらっしゃいますので、人によって使い分けることが必要です。
まとめると、
声かけの神髄(声かけ+αの工夫)とは、声をかけて
・相手の反応をしっかり受け止めること
・相手に自然なスキンシップで安心感を持ってもらうこと
だと、私は思います。
あなたの周りの職員はどうですか?そして自分の声かけは・・・??
いきなり声をかけてサッと介助に入るんじゃなく、
まずは声をかけてどんな表情をするのか、どんな返答をするのか、そっと手を握って、それを待ってあげたいですね。
コミュニケーションの基本は「会話のキャッチボール」って言葉をここでもう一度思い出し、
「心」と「心」で会話のできる介護士さんになることを意識したいものです^^
まだ持っていない資格に興味のある方は、こちらからすべて無料で資料請求ができます。
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毎回意識して声かけをしていますという方は少ないと思いますが、それでもやはり私たちはこの声かけについてはもう少し意識を高めていく必要があると思います。
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施設で生活されている高齢者にはいろんな方がいらっしゃいます。
比較的お元気で自立されている方もいれば、認知症のある方も寝たきりの方もいらっしゃいます。
そのような方たちに声をかけるとき、あなたは何を意識して声かけをしていますか?
そしてその声は、相手の心にちゃんと届いていますか?
私が声かけで難しいと思うのはまさにそこで、介助に入ったときに行う声かけが、心に届いていないなと思う場面をたびたび見かけることです。そのような介護場面を、これまでもたくさん見てきました。
「ちゃんと毎回声かけはしています!」
それは当然のことで、その上で相手の心に届くような声かけの工夫が必要だということです。
「声かけ+α」の工夫こそが今回のテーマ、声かけに神髄といえるのではないかと私は考えています。
神髄というと大それた言い方かもしれませんが、そのぐらい声かけをする上では大切なことだと思います。
長年介護の仕事をやっている人でも、そうでない人でも、
「あ、この人、ちゃんと声かけの工夫ができてるな」
と思う職員さんは、実際にいます。
逆に、
「この人の声かけは声をかけた「つもり」になっているだけだな」
と思う職員さんもいます。
その違いはどこにあるのか?そして私がその違いをどこで判断してるいるのかというと、ひとつめは声をかけたときに
相手の反応をしっかり受け止めようとしているか
ということです。
特に、認知症の方や寝たきりの方に対してはその違いがよく分かります。
認知症があって意思の疎通が上手くいかない方や、寝たきりで声をかけてもあまり反応のない方たちにこそ、不安にならないように相手にしっかりとこれから行うことを伝える必要があると思うんですが、先ほどのような「つもり声かけ」になっているときの声かけはどれも棒読みの定型文のようなものばかりになってることが多いです。
「オムツかえますね〜」
「起きますよ〜(寝ますよ〜)」
などの声かけを、相手の顔も見ずにやっている職員さんはあなたの周りにいませんか?
声をかけないよりマシかもしれませんが、その声はきっと、相手の心には届いていないんじゃないでしょうか?
相手の反応を観るどころか、顔も見ずにやる介護は、職員の一方的な押し付け介護です。
そしてふたつめは、
相手に触れながら声かけをしているか
ということです。
ユマニチュードという言葉があります。そのユマニチュードの方法の中に、スキンシップというものがあります。相手にそっと触れながら声かけや話をすることで、安心できるというものですね。
このスキンシップ手法は、なにも認知症の方だけに有効なわけではありません。寝たきりの方やお元気な方にももちろん効果があります。
介助が必要なときだけしか相手に触れないのではなく、普段から声をかけるときにも手を握ったり、自然と身体の一部分に触れながら話ができる職員さんは、この「声かけ+α」の工夫ができている方だと思います。
介助前の声かけは、高齢者に安心して介助を受けてもらえるようにするためです。そこがわかっている職員さんは、自然なスキンシップが上手な方が多いですね。
もちろん、触られるのが苦手な方もいらっしゃいますので、人によって使い分けることが必要です。
まとめると、
声かけの神髄(声かけ+αの工夫)とは、声をかけて
・相手の反応をしっかり受け止めること
・相手に自然なスキンシップで安心感を持ってもらうこと
だと、私は思います。
あなたの周りの職員はどうですか?そして自分の声かけは・・・??
いきなり声をかけてサッと介助に入るんじゃなく、
まずは声をかけてどんな表情をするのか、どんな返答をするのか、そっと手を握って、それを待ってあげたいですね。
コミュニケーションの基本は「会話のキャッチボール」って言葉をここでもう一度思い出し、
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