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2021年07月24日
‐四国一周サイクリング12日目‐ 八幡浜で度肝を抜かれた宿を発見、潜入捜査をした結果・・・
‐四国一周サイクリング12日目‐
八幡浜で度肝を抜かれた宿を発見、潜入捜査をした結果・・・
〇走行結果
走行距離…37キロ
区間…愛媛県、宇和島〜八幡浜
道の駅…宇和島きさいや広場、八幡浜みなっと
〇宿が取れない
本日は37キロしか進めなかった。
理由はなんと、ずばり宿が取れなかった。予定では、海岸沿いの長浜、双海エリアで一泊するつもりであった。このエリアは極端に宿数が少なかった。素晴らしいエリアなので実にもったいないと思った。本当なら少しでも松山に近づいておきたかった。
山道を抜けるルートの大洲、内子方面なら宿も多い。山道か海沿いか悩んだ結果、海沿いのルートを選んだ。進む距離は少なくなるが、宿が取れる八幡浜まで進んで、一気に海沿いから松山にいく道を選択することになった。
海沿いを進むルートを選んだことによって、絶景を堪能できた。
〇道のり
宇和島から八幡浜まで、ほぼ山道を北に進んだ。予想を越える長い山道に少し疲れた。宇和島から山を上り、山を下ると八幡浜に到着した。走行距離も短かったので、昼過ぎには目的地『八幡浜みなっと』に行けた。
〇八幡浜みなっと
想像よりも大きな道の駅であった。定番の飲食店やお土産屋、観光案内があった。ここの道の駅の特徴は、魚の市場が併設されている所であった。直接、魚を購入することも、その場で食べる施設もあった。この道の駅は人を呼び込むためのアピールが熱心だと感じた。
この道の駅でアジフライ定食を食べて魚料理を堪能した。味は予想通りであった。
〇大正湯
度肝を抜かれた宿であった。結果を先に言うと、満足度は高い。この施設でこの値段はある意味奇跡に近い。料金は一泊2500円と破格。
一階は銭湯、二階を改築して宿泊ができるようにしている。ちなみに、銭湯は宿泊費に含まれている。銭湯に入る機会は滅多にないので、これだけでも良い体験ができる。
経営は家族で行っている。おじいさん、おばあさん、息子、嫁の4人でしているようだ。最初おばあさんが料金の清算をしてくれた。クレジット払いが出来るか聞くと、「クレジットで支払いは出来るけど、良くわからないので現金の方がいいかな。息子夫婦なら詳しいけど。」と言われた。自分の親を思い出し、少し気持ちが緩んだ。そして、「では、現金でお願いします。」と自然に言っていた。
その後、おじいさんが泊る部屋を説明してくれた。ゆったりとした時間が過ぎ、話が少し長かったけど、何故か気持ちが少し緩んだ。食事が終わり銭湯に入った。銭湯から出た後、番頭をしていた嫁さんと少し話をした。やっと、普通に話しが出来る人と出会ったことで少し心が緩んだ。短時間に三回も心が緩んでしまった。この大正湯には人間ドラマがあると思った。
次に建物について、『大正湯』という名前の通り、大正時代に建てられた建物。近年に改装しているので居心地は良い。ある意味、大正湯は文化遺産に泊るような得した気分になれる。このようにいいとこ尽くめの大正湯。また、泊ってみたいと思う宿であった。