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2018年11月01日
初めての研修2
せっかく書いたのに消えちゃった(笑)
文字打つの遅いから結構大変だったのに。
最初に行った利用者はヘルパーが朝に行くと、ベッド上で朝食を摂るのが日常だった。
ヘルパーがキッチンで朝食を準備して寝室へと運ぶ。
介護用ベッドで臥床しているので、上半身を起こすのはベッドの機能として可能だった。
嚥下能力に不安はないので、そのまま朝食を介助する。
上肢、下肢共に全廃なので介助と言う介助は全介助だった。
脳性麻痺で、身体の拘縮が強く、自分で動かせるのは首から上だけだ。
食事が終わるとトイレに行く。
もちろん、歩けないのでトイレまではヘルパーが移乗する。
先輩が布団を捲る。
情報としては四肢全廃とは聞いていたが、布団を捲ると言葉以上に説得力があった。
右手は肘関節が屈曲したまま動かず、左手は逆に伸展したまま動かない。
両下肢共に股関節屈曲、膝関節屈曲で固まっている。
仕事として初めて意識した。
どうやって、脱衣、着衣するのか。
引っ張っても大丈夫なのか。
一目見て簡単ではないと思った。
しかし、そんな予想に反して、先輩はいとも簡単に脱衣を終え、オムツも外し、着衣をし、トイレへと移乗を終える。
私の想像を遥かに超えた短時間での作業だった。
トイレに移乗し終えると、利用者が転倒しないようにして、外したオムツを処理し、ベッドメイクを済ませた。
トイレが済むと、次は下肢の着衣を済ませて車椅子に座る。
日中は車椅子に座って過ごすのだそうだ。
車椅子に座って、ダイニングテーブルにヘルパーと並んで座る。
そこで、改めて自己紹介をして、コミュニケーションをとった。
言語障害はあるものの、そこまで聞き取りも難しくはなかった。
人柄もサッパリした感じで、話すうちに緊張もほぐれてきた。
その後、せっかく人手が2人いるので(普段はヘルパーが2人いるのは入浴の時だけ)部屋の模様替えをしたいとのことで、模様替えをすることになった。
その当時は知らなかったことだし、今でもハッキリとしないことなのだが、ヘルパーの仕事にはしてはいけないことがある。
医療行為はもちろんできない。
(たまにやって問題になっているニュースを見る)
宗教に関することも基本タッチできないハズだ。
そして、日常的には行わない行為。
要するに大掃除だったり、模様替えのことである。
他にも営利に関係のある行為など。
実は禁止事項は多いのだ。
しかし、禁止されていることを全て完全にヘルパーが断るのは無理がある。
その辺の矛盾点も割り切らないとやってられない。
それを感じるようになったのはヘルパーを始めて1年以上経ってからだったと思う。
とにかく初めてだらけで戸惑いながら初日の研修は終わった。
時間にして10時間を超えていた。
この長時間に渡る介護は重度訪問介護独特の制度だろう。
在宅の介護においては高齢者介護では一回に10時間の介護なんてものはほぼあり得ない。
では、ホームヘルパーとして働くには高齢者介護より障害者介護の方が儲かるのか。
と、聞かれればなんとも言い難い。
何故ならば、恐らくではあるが、殆どの事業所において、高齢者介護と障害者介護ではヘルパーに支払う1時間当たりの給与が違うところが多いからだ。
なぜそうなるのかと言われると、国から支給されている事業所への介護報酬の単価が全然違うからである。
その辺の話も追い追い書いていこうと思う。
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