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長崎の大店の主人の子・雪太郎は一家を濡れ衣を着せられ破滅に追い込まれる。
孤児となった雪太郎は場末役者の中村菊之丞に育てられ、やがて女形役者・中村雪之丞となる。
元長崎奉行・土部三斎らを敵として狙う。


中村雪之丞・闇太郎・母親：林長二郎（長谷川一夫）
中村菊之丞：六代目嵐徳三郎
土部三斎：高堂国典
お初：伏見直江
浪路：千早晶子
浪路の乳母：高松栄子
脇田一松斎：藤野秀夫
他


監督：衣笠貞之助
脚本：伊藤大輔（第一篇）、衣笠貞之助（第二篇・解決篇）

1935年から1936年にかけての作品。
雪之丞変化 第一篇（1935年）・・・97分
雪之丞変化 第二篇（1935年）・・・97分
雪之丞変化 解決篇（1936年）・・・111分
の総集編が本作。
元々の作品全体は現存していないようだ。
映像は元々の3分の1程度でしかない。
素人目にも切ったのがまるわかり。乱暴に編集した感がある。
ストーリーはわかるようにはなってるんですが。


主演は長谷川一夫。この時は林長二郎と名乗っていた時代である。
中村雪之丞・闇太郎・母親の3役を一人で演じている。
女形で登場するシーンが多いわけです。

雪之丞と闇太郎が当時に出てくるシーンもあります。
今だったら当然の合成なんでしょうけど。
この当時はどうやったのかはわかりませんが、よくできてます。