ブログ

8月21日は献血の日。

　献血の推進について

[ 昭和三十九年八月二十一日
閣議決定 ]
　政府は、血液事業の現状にかんがみ可及的速やかに保存血液を献血により確保する体制を確立するため、国及び地方公共団体による献血思想の普及と献血の組織化を図るとともに、日本赤十字社または地方公共団体による献血受入れ体制の整備を推進するものとする。

この閣議決定がされた日である。
以後この閣議決定を根拠に献血が行われてきたが、2005年採血及び供血あつせん業取締法が改称して安全な血液製剤の安定供給の確保等に関する法律になり、日本赤十字社ではなく厚生労働省が事業の主体となった。

1964年以前は「売血」というものが、あった。
ようは無償じゃなく、お金払って血を採ってたわけです。
お金のために、過度に血を売っており、赤血球が回復しないままやったので黄色い血と呼ばれた。
黄色い血は肝炎を起こしたりし、問題になった。

閣議決定の5か月前に、駐日アメリカ大使のエドウィン・O・ライシャワーが19歳の少年に刺される事件が発生。
ライシャワー大使は輸血を受けるも、それが元で肝炎になる。
事件きっかけに売血問題がクローズアップされ、閣議決定に至った。



エドウィン・O・ライシャワー (1910-1990)