自由民主党会派で高松市の小比賀勝市議会議員(73歳)が、土地改良区が発注した工事の入札を巡り賄賂を受け取ったとして、土地改良法違反の容疑で書類送検されました
自民党の小比賀勝市議会議員は、土地改良区が発注した3件の工事の指名競争入札にからみ、土木業者に便宜を図った見返りとして、現金53万円を受け取った疑いがもたれています
小比賀勝市議会議員の所属会派である高松市議会の自民党議員会と自民党香川県連は、2024年4月4日付で小比賀議員を除名することを決めました。
土地改良区が発注する工事では、補助事業として採択されると県や市から9割近くの補助金を受けとれますが、 監督責任がある県や市は、補助要件を満たすかなどの審査は行いますが、業者の選定についてのチェックはしていないということです。
高松市では、2023年12月にも同様の事件が発覚していましたが、不正をチェックする仕組みは構築していませんでした。
自民党議員会の中村順一会長コメント
「誠に遺憾。小比賀議員は他の市議に対しても不正やコンプライアンスの意識について厳しく注意していた。」
「市議会議員が補助事業に関わる団体のトップになるべきではないということは昔から言っていた」
香川県土地改良課のコメント
「2年に1回、土地改良区の収支もチェックしているが、個人同士のやり取りについては確認しようがない。理事長らのコンプライアンス意識に任せるしかない」
香川県のコメント
「確認しようがない」
高松市では2023年12月にも、香川町浅野土地改良区の元理事長が入札の予定価格を漏らした見返りに賄賂を受け取ったとして、逮捕された後に執行猶予付きの有罪判決が確定しました。
税の中抜きと予算の使い切りが、この国を蝕んでいる元凶なのでしょう
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