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2020年09月27日
航海実習、練習船実習ギリギリ
当ブログ運営者の居酒屋八角こと店主の八角です。
先日、7ヶ月の乗船勤務を終え、息子が帰宅してきました。
今年は、海外旅行にも行けないので、毎日のように、地元の友人や商船高専時代の休暇中の友人たちと旧交をあたためているようです。
船関係と言ってもさまざまで外航、クルーズ船、タグボート、大学院進学等、誰かには、連絡がとれるようです。
先日は、神戸大学海事科学部の大学院に進学が決まっている同級生と息子が
当店(居酒屋八角)で食事をしたのですが、彼から聞いた話しによると、今年の海技教育機構(旧 航海訓練所)の練習船実習は、新型コロナウイルスの影響で相当、遅れが生じたそうです。
しかし、外航大型船に職員で乗船するために最低限必要な3級海技士の口述試験の受験資格を得る為には、法律で定められた、乗船履歴が必要となるそうです。
例年であれば、9月の中旬までには、乗船履歴が満たされているのですが、今年は、9月ギリギリまでの乗船実習だったそうです。
それでも、乗船履歴が何とか満たされたので、皆さん、無事、ご卒業、そして、3級海技士口述試験、受験できるそうです。
日本は、諸外国に比べると新型コロナウイルス感染症の感染者が少ないですが、早く、収束してほしいものです。
2020年08月25日
コロナ禍の外航船員は、、。
当ブログ運営者の居酒屋八角こと店主の八角です。
年明け(令和2年)1月よりPCC(自動車専用船)に乗船勤務している息子から連絡があり、今月(8月)に下船後、休暇入りするとのラインがありました。
前回は、8か月乗船勤務でしたので今回もほぼ、同じ長さの乗船でした。
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ただ、今回は、外地下船ではなく日本国内の下船となりました。
ちなみに前回の下船は、アメリカのニュージャージー州のニューアークでした。
ご存じのように、世界中がコロナ禍に見舞われており、基本的には、外地下船は、できなくなっているそうです。
(画像は、サンフランシスコ湾にかかるゴールデンゲートブリッジ通過時にフィリピン人部員に撮ってもらったそうです)
当然外航船なので
「コロナ感染は、大丈夫か?」
となるわけですが、
「船がどこかの港を出航後2週間以上を経過」
していれば、普通に日本国内に、入国できるそうです。
いわば、船は、隔離空間、否が応でも海上に出れば、「隔離」というわけです。
コロナに関して言えば、これほど、安心な場所は、ありません。
ただし、2月の「ダイヤモンドプリンセス」や「コスタ アトランチカ」のようにひとたび船内で感染者が出れば、大変なことになりそうではありますが、、。
とにもかくにも、下船が決まったので本人は、休暇入りを楽しみにしているようです。
ちなみに今回の下船場所は、御前崎港です。
ちかくには、浜岡原子力発電所(原発)がありますね(下記画像、浜岡原発)
息子が下船した後は、代わりの3等航海士が乗船、引き継ぎ後、日本国内で積み荷の自動車を乗せた後は、スエズ運河経由でトルコ、ギリシャ(ピレウス)、ベルギー、ドイツに寄港後、アフリカ最南端の喜望峰周りで日本に戻ってくる予定だそうです。次回の日本寄港は、3か月後だそうです。
自動車船訪船記は下記どうぞ。
https://fanblogs.jp/hakkakutaishou/archive/245/0
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2020年08月07日
遮断機降りたが、列車は来ない?
当ブログ運営者の居酒屋八角こと店主の八角です。
今回は、お店ネタでは、ありませんが
(列車の通らない踏切)
に行ったので、そちらの顛末を記事にしてみました。
よろしければ、ご覧ください。
最近、テレビ番組等でも時々取材されている、(手結可動橋)(ていかどうきょう)にいってみました。
こちらの可動橋は、高知県香南市夜須町にあります。
1日のうち7時間だけ、車の通行ができ、それ以外の時間帯は、手結港にはいる漁船等の航行の為、橋は、跳ねあがった状態で車は、通行できません。
案内看板(橋があがった状態)
案内看板(橋がおりた状態)
車が通過できる時間帯を示した道路標示(橋がおりた状態)
橋が上がる(車両通行止め)時間帯になると、鉄道の踏切のように、カンカンカンと遮断機が降り始めます。
遮断機は、降りましたが、当然ですが、列車は、きません。
約5,6分をかけて、橋は、ほぼ直角まで上がりきりました。
ちなみにこちらの手結港は、戦国時代の長宗我部氏が土佐を支配していた頃から、集落があったようです。
江戸時代に入り、山内氏が藩主のときの1650年台にこちらの港が築港されたそうです。
港の見事な石積が往事の土木技術の高さを感じさせますね。
石灯籠(常夜灯?)があったり、なかなか風情があります。
なお、手結可動橋のたもとには、見学者用の駐車場もあります。
手結港、無料駐車場
ちなみにこちらの手結港へは、高知市から室戸岬方面へ向かう国道55号線で道なりです。
途中香南市夜須の(道の駅やす)(ヤ.シィパーク)へ入りそのまま右折後道なりで約5分で到着です。
参考になりましたら幸いです。
ちなみに韓国釜山(プサン)にも間近で見物できる可動橋があります。
下記は、プサンの可動橋(影島大橋)訪問記です。
よろしければどうぞ。
https://fanblogs.jp/hakkakutaishou/archive/181/0
2020年07月07日
外航って、大変?!それとも、、。
商船高専や海洋系の大学からの就職先の一つとして、人気の高い船社と言えばやはり、外航船社ですよね。
外航船社と言っても大手3社、準大手、中小船社とさまざまです。
私も息子が商船高専に入学するまでは、全く、この業界のことを知りませんでした。
もちろん今でも、わからないことのほうが大部分を占めます。
息子は、就職2年目の3等航海士(3rd officer)なのでまだまだ、駆け出しで経験不足ですが彼から、聞いた範囲で書いてみたいと思います。
まず、思い浮かぶのが長期間、閉鎖空間である船内での生活だと思いますが、実際のところどうなのでしょう?
彼曰く、これは、大変なことらしいですが寄港地では、少しの間、上陸できることもあるそうです。
しかし今は、コロナの影響で寄港地では、かなり制限があるそうです。
まだ、コロナがパンデミックを起こす前には、寄港地のフロリダ州ジャクソンビルという街で先輩たちとタクシーに便乗して市内に買い物に行ったそうです。
また、同期入社の、別の船に乗船勤務している仲間は、欧州航路でベルギーの街へ観光に行ったりもしたそうです。
今は、コロナ禍でどこの国でも降りることは、できないそうですが、コロナが終息すれば以前のようになるのではないでしょうか。
これも重要なことですがネット環境は、どうなのでしょう?
ネット事情も最近は、整ってきており、太平洋の真ん中でも衛星経由でラインをしたり、メール程度ならつながるそうですし、船員家族の私たちとも実際にラインでやり取りをしております。
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そして、長期航海中は、乗組員の「福利厚生」ということで会社のほうから「お金」が出ており、そのお金であらかじめ仕入れていた食材を使用し、パーティーをするそうです。
パーティーの時は、陽気なフィリピン人部員やコック(調理担当)がレチョン(フィリピン風豚の丸焼き)の仕込み(準備)を始めます。
こちらのレチョンはフィリピンの「ごちそう」ということでパーティーには、ほとんどの場合登場するそうです。(下記画像)
たまに、ツナヘッド(マグロの頭)の丸焼きの場合もあるそうです。
レチョンは、日本人的には、衝撃的ですが皮目は、パリパリに焼き、北京ダックのようでとてもおいしいそうです。
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2020年06月16日
人手も戻り始めました
当ブログ運営者の居酒屋八角です。
ここ最近、コロナ感染者ゼロの日がつづいている松山市の繁華街、大街道も以前の日常が戻りつつあります。
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大街道アーケード
ドーミーイン大街道の無料足湯も再開されていました。
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ドーミーイン大街道、周辺散策記事は、下記とうそ。
https://fanblogs.jp/hakkakutaishou/archive/196/0
2020年05月22日
持続化給付金、赤枠が消えると、、
当ブログ運営者の八角です。
コロナ禍で大変な思いされてる事業者さん、お見舞い申し上げます。
私、四国、松山にて居酒屋やっておりまして、4月上旬より、自粛休業しておりました。
5月の連休明けより、ボチボチと営業再開を模索しておりますが、中々に厳しい状態が続いております。
当然、1ヶ月間、休業しておりましたので、収入は、ゼロ、、、ではなくマイナスでした。
ゼロなら、まだいいのですが、固定費が色々とかかってきます。
皆様ご存じのように、固定費とは、休業営業にかかわりなく毎月かかる費用のことです。
家賃、広告宣伝費、税金、従業員給料、水道光熱費の基本料金、などです。
その中でも最大固定費は家賃ではないでしょうか。
ふたつ目の広告宣伝費は、飲食店の場合、紙媒体もあるのですが最近は、「ぐるなび」 「ホットペッパー」 「食べログ」などのような、ネット広告が主流でほとんどのお店が加入(有料広告)しており、その大部分が半年、年単位の契約となっており「今月は、暇だから広告止めるよ」ということができません。
休業してみると、意外に広告費の負担がしんどいです。(個人経営の飲食店で毎月5万円〜、大規模店で、数十万円くらいではないでしょうか)
そこで、政府から、「給付金が出る」というので中小企業持続化給付金を申込んで(申請して)みました。
こちらの中小企業持続化給付金の申請は、オンライン申請(ネット申請)のみです。
国(政府)が言うところの(簡素な申請システム)だったので、私のようなネットにあまり、詳しくない者でも何とか申請を終えることができました。(添付書類に若干苦労しましたが、普通に確定申告をしている方なら問題無さそうです。)
5月1日にオンライン申請の受付と同時に申し込もうと、持続化給付金のサイトにアクセスしましたが、アクセスがかなり集中しているのかエラーばかりなので少し時間をおいて申請し、無事に申請を終えました。
申請を終えるとマイページが作成され、いつでもログインできるようになります。
ただし、訂正等は、できず、申請が、受理されたのかどうかもわかりませんでした。
「申請受理」メールが来ないのも、若干不安にさせられました。
ただ、上記の件に関しては、受理されると申請者情報として、申請番号(Jで始まる)が割り振られます。
申請後、約2週間たった5月14日に待望のメールが「持続化給付金事務局」より届きました。
これは、「もしや入金の連絡メール」と期待し、さっそく開いてみました。
しかし、内容は、不備を指摘する「不備メール」でした。
自信を持っての申請だったので」正直、落胆してしまいました。
メールによると、「申請不備」は、「口座名義」だけとのこと、しかし、ネット申請者の間で話題になっている「口座名義、半角カナ問題」でした。
この箇所の訂正は、どうも「全角カナ」で打つと自動で変換されるとのネット情報。
スマホではなくパソコンで再度ログインしなおし、全角カナで打ち込んだところ、申請が受け付けられました。
とりあえずは、「不備」を訂正し、再度、申請しました。
しかし、一抹の不安も少しありました。
「再申請は、後回しになるの?」
「今回の全角カナで大丈夫だったの?」
などモヤモヤした日々が続きました。
それからは、毎日、口座の残高照会をしましたが変化は、ありません。
ネット、SNS で情報を仕入れると、どうやら不備を訂正、申請すると(赤枠)が表示されるとのこと。
赤枠?と思ってマイページを開いてみると、赤枠が表示されていました。
(下記画像)
訂正申請が5月14日、それから数日後の19日、ネット、SNSで話題になっているマイページから「赤枠が消える」事象がとうとう、確認できました。
ネット情報によると赤枠消滅後の数日後に銀行振り込みが実行されるとのこと。
19日に銀行へ行ってみましたが入金は、まだでした。
20日,午後、ようやく入金が確認されました。
なお、こちらの情報は、2020年【令和2年)5月時点のものです。
最新情報は、持続化給付金事務局のサイトをご覧になることをお勧めします。
2020年05月12日
5商船高専、練習船、予算確保
2020年05月07日
コロナ禍の連休明け
2020年03月16日
横浜大黒ふ頭でダイヤモンドプリンセスを
当ブログ運営者の居酒屋八角こと店主の八角です。
年明けよりPCC(自動車専用船)に乗船勤務中の息子より画像が届きました。
今回乗船勤務の船は、7500台積み、とかなり巨大な船です。
最初の航海は、中東湾岸諸国で今月上旬に一度帰国後、山口(防府)、名古屋で新車自動車を積み込み、、ここ横浜でトヨタ車、日野トラック、コマツのブルドーザーなどを積み込み今回は、オーストラリアが行き先です。
画像は、横浜大黒ふ頭に停泊中のPCC(自動車専用船)
こちらで最後の積み込みを終えると、オーストラリアに向けて航海の始まりです。
船橋(ブリッジ)よりダイヤモンドプリンセスを撮影(横浜大黒ふ頭)
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横浜大黒ふ頭には、日本中の話題になった、
イギリス船籍のダイヤモンドプリンセスがまだ、停泊中でした。
2020年02月21日
英語は、必須か?
当ブログ運営者の居酒屋八角こと店主の八角です。
休暇明けの1月からから外航船に乗船勤務している息子の今回の行き先は、中東湾岸諸国です。
台湾や、シンガポールにも寄港し、マラッカ海峡からインド洋に抜け、オマーン、UAE,サウジアラビア、クウェート、等で積み荷の自動車を全ておろしました。
中東最初の寄港地は、オマーンのソーファという港でペルシャ湾の入り口にあります。
入港前の船内は、入出港の書類作成や代理店とのやり取り等、準備で乗組員皆、忙しく、しかも中東湾岸諸国は、それぞれの港が近接しているので、毎日入港、出港を繰り返すので皆、寝不足気味だそうです。
「陸」(代理店等)とのやり取りは、当然、英語になるのですが、今回は、アラビア語圏ということでアラビア語表記の書類(下記画像)も添付されていたそうです。(笑)
もちろん、アラビア語はわからないので、英語バージョンの書類での対応となるのですが、、
やはり、外航船員、特に航海士を目指されている方は、英語の重要度が増すそうです。
息子が、通っていた、商船高専でも一般教科としての英語以外にも海事英語などの専門的な英語教科もいくつかあることからも、英語が重要視されていることが、わかります。
就職試験の時には、外航大手などは、トーイック(TOEIC)の点数も求めてきますので日頃の英語力アップも重要度が増します。
やはり、日頃からの英語学習が大切なようです。
別の記事でも記述しましたが、現代の外航船は、フィリピン人やブルガリア人等外国人船員と仕事することがほとんどです。
当然、意志疎通は、英語になります。
仕事をしながら、船上留学といったところでしょうか。
余談ですが、長期に渡って外国航路を航行する外航船は、会社の方から福利厚生ということで、予算が付くそうです。
そのお金を使って船内では、時々パーティー(下記画像)が行われるそうです。
先日は、船上で
デッキゴルフ大会
が開催され、その後は、パーティーが行われたそうです。
ちなみに、デッキゴルフとは、船上の甲板を使って行われる、ビリヤードに似たゴルフだそうです。
パーティーでは、陽気な国民性のフィリピン人クルーが盛り上げてくれるそうです。
ちなみに今回のメインは、豚の丸焼きのレチョンではなく、ツナヘッド(マクロ頭の丸焼き)だったそうです。
上記の二点の料理は、パーティー時には、必ず出るそうです。