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posted by fanblog

2016年06月12日

バナナが無くなるなんて困ります

 子供の頃は、バナナは高級品で、大好きでしたが、めったに食べられませんでした。ところが、今は値段も安くて、手ごろに食べられます。

その上、健康に良いと言われる食物繊維や、たんぱく質、ポリフェノールや、免疫機能を保つカリウム、その他、マグネシウムビタミンB6、さらに糖質や脂質の代謝を助けるナイアシン等も含まれているため、中高年には大人気です。

バナナは甘くて美味しいだけでなく、簡単に皮がむけて直ぐに食べられることから、私にはなくてはならないものです。

ところが、最近知ったのですが、アジアの生産地では、バナナの木にとって致命的な病気が流行っています。この病気を治す方法も見つかっていないことからフィリピンなどでは、5年後にはバナナが無くなるとささやかれています。

確か、日本では梅の木が病気に感染してしまい、直すことができないため、梅林の木を全て切ってしまったことがありました。この時、植物の病気の恐ろしさを知りましたが、バナナにそんな危機が訪れているとは思ってもいませんでした。

このバナナの病気は「パナマ病」と呼ばれるもので、カビの一種の菌が土壌全体に蔓延(まんえん)してしまい、根からバナナの木に感染します。バナナは黒ずんだり枯れたりして、やがて木は死んでしまいます。

この菌によって、美味しくて最も人気のバナナの種は、1960年代に全滅したそうです。

その時から主要なバナナ「パナマ病」に強い品種の「キャンベンディッシュ」に変わりましたが、今回の病気は、この品種もやられてしまう程、毒性が強くなった「新パナマ病」と呼ばれているものです。

「キャンベンディッシュ」というバナナは、長い船旅にも適した品種で、世界中のバナナの輸出市場の95%を占めています。この品種が病気にかかるのですから、バナナが無くなると心配されている理由も判ります。

中南米では、世界の輸出バナナの多くを生産しており、これらの地域(途上国)が病気に汚染されると、経済的にも食料供給においても大問題になります。

国連や専門家も対策を模索(もさく)しています。日本のバナナの90%は、フィリピン産です。フィリピンでも品種改良などの対策を進めていますが、まだ成果はでていません。

このままでは、バナナは高騰(こうとう)してしまい、スーパーで手軽に買えなくなってしまうかもしれません。

人にとって都合の良いようにすることだけを考えていると生物の多様化という視点が駆逐(くちく)され、一つの病気で絶滅してしまうポテンシャルが増えてしまいます。

人間の世界では、多数意見だけを優先するのではなく、少数意見にも耳を傾けることの重要性が言われています。
今回のバナナの病気のニュースを聞いて、改めて多種多様の必要性を垣間見たような気持になりました。
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