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2016年06月13日

高層ビルを造るクレーンの不思議

 高層ビルは見慣れたものになってきましたが、高層ビルを造る時にビルの屋上に大きなクレーンが設置されています。これも見慣れた光景ですが、よく考えてみると、あの大きなクレーンは、どうやって組立中のビルの最上階に運ばれたのでしょうか。また、ビルが完成した時にはどうやって降ろしているのでしょうか。面白そうなので調べてみました。

《ビル組立時》
 ビルを組み立てる時には、鉄骨や必要な部材を運ぶのに大型のクレーンを使います。このクレーンは、タワークレーンと呼ばれています。このクレーン本体は、土台に建てられた巨大な柱(マスト)を支柱にして上下に動ける構造になっています。クレーン本体は支柱の最上部に固定された状態で、ビルの組み立てを行います。

そして、ビルの数階分を施工(せこう)後、さらにその上の階を造る時には、クレーンはもっと上に登らなければなりません。つまりマストを、もっと上に伸ばす必要があります。

この方法は次のように行います。

施工中の最上部フロアにクレーン本体を固定します。そして、土台に固定されたマストの固定をフリーにします。そして、今度はクレーン本体を支えにしてマストを上に持ち上げます(油圧操作)。

このようにして最上部のフロアまで持ち上げられたマストは、そのフロアで固定されます(土台は地面から、施工中のビルの最上フロアになります)

次に、クレーン本体はマストの最上部にのぼって固定されます。これで、さらに上の階の施工ができるようになりました。

これを何度も繰り返して、超高層ビルも造られています。

この方法は、あくまで一例ですが、このような方法でタワークレーンを施工中のビルの最上部に設置しています。この方法は、しゃくとり虫を知っている人ならイメージしやすいと思います。

《ビル完成後のクレーン撤去方法》
 超高層ビルが完成したら、あの大型のクレーンはどうやって撤去(てっきょ)しているのでしょうか。大型のヘリコプターで運んでいるのかとも思いましたが、そんなの危険すぎますね。

この方法もユニークでした。

先ず、ビルが完成したらタワークレーンで、それよりも少し小さいクレーンを作る部材を持ち上げます。そして、タワークレーンを解体して、少し小さいクレーンを組立て、それを使ってタワークレーンの分解部材を下に降ろします。

その後、少し小さいクレーンを使って、さらに小さいクレーンを作る部材を持ち上げます。そして、先程行ったことを繰り返して、順次クレーンを小さくしていきます。

十分にクレーンが小さくなると、それは解体されて、エレベータで地上に降ろされます。

この方法を聞いた時には、何て間抜けな方法だろうと思いましたが、よく考えてみると、安全面を考慮した素晴らしい方法と思えてきました。最初に考えた人に敬服(けいふく)します。
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