2018年04月16日
由良町 船越和気比売神社
興居島の由良港から徒歩で泊港に向かっていると途中に神社がございます。
船越和気比売神社(ふなこしわけひめじんじゃ)といい、伊予国守護の河野家に所縁のある歴史の物語の神社です。河野家に纏わる物語は、悲しいお話も大変多いのですが、今回は素敵な物語です!
昔、興居島に和気五郎太夫という漁師がおりました。
ある日、沖に出て魚を釣っていると、大きな丸いものが浮いてきました。それは大きな壺だったのです。拾い上げて、磯の岩に打ち当てて砕いてみますと、中から12、3歳ほどのそれはそれは美しい娘が出てきました。
五郎太夫はびっくりしました。
「お前はどうしてこんなところにいるの」
と尋ねました。
「私は唐の国の者でございますが、訳あって壺の中に入れて流されたのでございます。私の名は和気姫(わけひめ)と申します。」
と言いました。
子供のいない五郎太夫は大喜びで自分の子供として育てることにしました。
和気姫は大事に大事に育てられ、後に伊予皇子と言われる人の奥方となりました。
3人の男の子を生み、その内第三子の御千御子(おちのみこ)は河野家の先祖と言われています。
御千御子の母が住んでいたというので、この島は母子島(ぼごしま)と呼ばれていました。
母居島(ぼいしま)、興津島山(おきつしまやま)、沖の島(おきのしま)などと呼んで居たこともあり、元禄12年から興居島と呼ばれるようになったとも言われています。
和気比売神社には、和気姫の御神体を祀ってあります。
心地良い海風の、やさしい雰囲気の神社でございました。
河野家の母なる和気姫を祀っておりますので、ぜひ皆様の伊予路の旅のひとときに訪れて頂きたい神社です。
検索ワード
愛媛県 松山市 興居島 神社 船越和気比売神社
船越和気比売神社(ふなこしわけひめじんじゃ)といい、伊予国守護の河野家に所縁のある歴史の物語の神社です。河野家に纏わる物語は、悲しいお話も大変多いのですが、今回は素敵な物語です!
昔、興居島に和気五郎太夫という漁師がおりました。
ある日、沖に出て魚を釣っていると、大きな丸いものが浮いてきました。それは大きな壺だったのです。拾い上げて、磯の岩に打ち当てて砕いてみますと、中から12、3歳ほどのそれはそれは美しい娘が出てきました。
五郎太夫はびっくりしました。
「お前はどうしてこんなところにいるの」
と尋ねました。
「私は唐の国の者でございますが、訳あって壺の中に入れて流されたのでございます。私の名は和気姫(わけひめ)と申します。」
と言いました。
子供のいない五郎太夫は大喜びで自分の子供として育てることにしました。
和気姫は大事に大事に育てられ、後に伊予皇子と言われる人の奥方となりました。
3人の男の子を生み、その内第三子の御千御子(おちのみこ)は河野家の先祖と言われています。
御千御子の母が住んでいたというので、この島は母子島(ぼごしま)と呼ばれていました。
母居島(ぼいしま)、興津島山(おきつしまやま)、沖の島(おきのしま)などと呼んで居たこともあり、元禄12年から興居島と呼ばれるようになったとも言われています。
和気比売神社には、和気姫の御神体を祀ってあります。
心地良い海風の、やさしい雰囲気の神社でございました。
河野家の母なる和気姫を祀っておりますので、ぜひ皆様の伊予路の旅のひとときに訪れて頂きたい神社です。
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