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2014年09月27日
巨人ビール掛け、原監督「イエーイ!」
リーグ3連覇を果たした巨人がDeNA20回戦(横浜)の試合後、横浜市内の会場で祝勝会を行った。
原辰徳監督(56)が壇上で「イエーイ! このチームでよくペナントを勝てたな。どうなるかと思ったけど、団結力と、守りの力は(巨人)80年の歴史でもトップクラス。攻撃は9月のように(三塁ベースコーチの)勝呂コーチの腕がグルグル回るように頑張ろう! (阿部)慎之助、頑張ろうな」とあいさつ。
続いて乾杯の音頭をとった主将の阿部慎之助捕手(35)は「打てなくてすみません。けど、みんなの力で勝ち取った優勝だと思う」。歓喜のビール掛けは、主将の「乾杯! 」と言う前にフライング気味にスタートした。用意された3000本のビールと120本のスパークリングワインがあっという間に泡と消えた。
原辰徳監督(56)が壇上で「イエーイ! このチームでよくペナントを勝てたな。どうなるかと思ったけど、団結力と、守りの力は(巨人)80年の歴史でもトップクラス。攻撃は9月のように(三塁ベースコーチの)勝呂コーチの腕がグルグル回るように頑張ろう! (阿部)慎之助、頑張ろうな」とあいさつ。
続いて乾杯の音頭をとった主将の阿部慎之助捕手(35)は「打てなくてすみません。けど、みんなの力で勝ち取った優勝だと思う」。歓喜のビール掛けは、主将の「乾杯! 」と言う前にフライング気味にスタートした。用意された3000本のビールと120本のスパークリングワインがあっという間に泡と消えた。
病院見舞い 生花持ち込み禁止が波紋 日本花き卸売市場協会調査
感染症の予防などを理由に、見舞い用の生花持ち込みを禁じる病院が各地で相次ぎ、感染症対策を踏まえた花の需要回復が求められていることが、日本花き卸売市場協会のアンケートで分かった。院内で店を開いていた生花店が撤退を余儀なくされたケースもある。花には人の心を癒やす効果もあるといわれているだけに、事態を重く見た花き卸側は、生花店での実態把握や改善策の検討を始めた。
病院への生花持ち込みに関するアンケートは、全国の124市場を対象に今春実施した。これまでに札幌や東京、阪神、九州などの中核的な市場を含む25市場の仲卸や小売店から558件の回答があった。「病院に生花の持ち込みを拒否された。もしくは購入者からそのような話を聞いたことがあるか」との質問に対しては、回答の6割に上る343件が「ある」と回答。「病院内で花店の経営ができなくなった話を聞いたことがある」との答えは108件に上った。
花の持ち込みについては地域性も見られた。病院名が確認できるだけでも九州では98病院のうち74病院は持ち込みが可能。一方、関西は112病院のうち、4割に当たる47病院が生花の持ち込みや院内での販売を禁じていた。
そうした動きに対し、課題解決の取り組みを先導する大阪鶴見花き地方卸売市場の花き卸・なにわ花いちばの大西進社長は「地域ごとに濃淡はあるが、この実態は関西だけの問題ではない」と指摘。打開策として「花の扱いや対応の改善に向けて、話し合える余地がある病院はあるのではないか」と述べ、衛生管理を踏まえた上で「失われた需要の回復」への道を探る。
各病院で生花持ち込みを禁じる背景には、花や花瓶の水に、感染の原因となる緑膿菌が存在する恐れがあるとされているためだ。需要回復にはこうした衛生面をクリアしながら、生花が持つ患者の心を癒やす効果を訴える新たな手立てや提案が必要となる。
そこで、同社は協会を通じて各病院の対応や今でも院内で店を開いている生花店の現状などを詳しく調べ、改善策提案のヒントを探りたい考え。具体的な対策が見つかれば「花店にもその気になってもらえる」(大西社長)と需要回復を期待する。
JA全厚連によると、厚生連病院では生花の持ち込みについて統一したルールはなく、対応は病院によって異なるという。「花による癒やしの効果は確かにあるが、手術直後など体の弱っている人は感染症にかかりやすい。アレルギーを持っている人もいる。病院のルールにのっとってもらえるとありがたい」(経営企画部)と理解を求める。
病院への生花持ち込みに関するアンケートは、全国の124市場を対象に今春実施した。これまでに札幌や東京、阪神、九州などの中核的な市場を含む25市場の仲卸や小売店から558件の回答があった。「病院に生花の持ち込みを拒否された。もしくは購入者からそのような話を聞いたことがあるか」との質問に対しては、回答の6割に上る343件が「ある」と回答。「病院内で花店の経営ができなくなった話を聞いたことがある」との答えは108件に上った。
花の持ち込みについては地域性も見られた。病院名が確認できるだけでも九州では98病院のうち74病院は持ち込みが可能。一方、関西は112病院のうち、4割に当たる47病院が生花の持ち込みや院内での販売を禁じていた。
そうした動きに対し、課題解決の取り組みを先導する大阪鶴見花き地方卸売市場の花き卸・なにわ花いちばの大西進社長は「地域ごとに濃淡はあるが、この実態は関西だけの問題ではない」と指摘。打開策として「花の扱いや対応の改善に向けて、話し合える余地がある病院はあるのではないか」と述べ、衛生管理を踏まえた上で「失われた需要の回復」への道を探る。
各病院で生花持ち込みを禁じる背景には、花や花瓶の水に、感染の原因となる緑膿菌が存在する恐れがあるとされているためだ。需要回復にはこうした衛生面をクリアしながら、生花が持つ患者の心を癒やす効果を訴える新たな手立てや提案が必要となる。
そこで、同社は協会を通じて各病院の対応や今でも院内で店を開いている生花店の現状などを詳しく調べ、改善策提案のヒントを探りたい考え。具体的な対策が見つかれば「花店にもその気になってもらえる」(大西社長)と需要回復を期待する。
JA全厚連によると、厚生連病院では生花の持ち込みについて統一したルールはなく、対応は病院によって異なるという。「花による癒やしの効果は確かにあるが、手術直後など体の弱っている人は感染症にかかりやすい。アレルギーを持っている人もいる。病院のルールにのっとってもらえるとありがたい」(経営企画部)と理解を求める。
シャープ 欧州でのテレビ生産から撤退へ
大手電機メーカーのシャープが、苦戦するヨーロッパでのテレビの生産から撤退する方針を発表した。
シャープは、ヨーロッパ向けに液晶テレビを生産しているポーランドの工場を、スロバキアのテレビメーカー・UMCに売却する方針を発表した。また、UMCとライセンス契約を結び、UMCが「シャープ」ブランドの液晶テレビを生産し、ヨーロッパで販売していくことになる。白物家電については、トルコの家電メーカー・ベステル社に販売を委託し、ベステル社がシャープブランドの冷蔵庫、電子レンジ、洗濯機などをヨーロッパで販売していくことになる。
シャープは赤字続きで収益が悪化しているヨーロッパのテレビ・家電事業から撤退し、アジア地域を強化することで経営改革を加速させたい考え。
シャープは、ヨーロッパ向けに液晶テレビを生産しているポーランドの工場を、スロバキアのテレビメーカー・UMCに売却する方針を発表した。また、UMCとライセンス契約を結び、UMCが「シャープ」ブランドの液晶テレビを生産し、ヨーロッパで販売していくことになる。白物家電については、トルコの家電メーカー・ベステル社に販売を委託し、ベステル社がシャープブランドの冷蔵庫、電子レンジ、洗濯機などをヨーロッパで販売していくことになる。
シャープは赤字続きで収益が悪化しているヨーロッパのテレビ・家電事業から撤退し、アジア地域を強化することで経営改革を加速させたい考え。
原監督、8度舞って涙!「団結力、ここぞの守備力は80年の歴史で一番」
(セ・リーグ、DeNA3−6巨人、20回戦、10勝10敗、26日、横浜)優勝マジックを2としていた巨人は、DeNAに6−3で快勝。広島が阪神に敗れ、リーグ3連覇を決めた。先発した内海哲也投手(32)が八回途中7安打3失点で、今季7勝目(8敗)。打線は四回に片岡治大内野手(31)の適時打などで3点を先制すると、六回には村田修一内野手(33)の20号ソロなどで追加点を挙げ、そのまま逃げ切った。
ナインに胴上げされた原監督が8度、宙を舞った。マジック2で迎えたDeNAとの一戦。四回に2四球などで二死一、三塁とすると、亀井が右前適時打を放ち先制。さらに村田の死球で二死満塁とすると、片岡が中前2点打を放ちこの回、3点を入れた。六回には無死一塁からアンダーソンの2ラン、村田のソロで3点を追加。試合の主導権を握った。投げては先発の内海が八回途中7安打3失点と力投。直球を軸に強気の投球で勝利を引き寄せた。その後は西村、山口とつなぎ最後はマシソンが試合を締めると、ベンチからナインが飛び出してマウンド付近で歓喜の輪が広がった。
長嶋茂雄終身名誉監督(78)も見守る中、7度目のリーグ制覇を果たした原監督は「団結力、ここぞの守備力は80年の歴史で一番強かった。それを持って優勝を勝ち取ることができたと思っています」とチームをたたえた。続けて「私事ではありますが今年、父を亡くしまして…」と話すと目頭をおさえて言葉に詰まった。 それでも「横浜で胴上げできてうれしく思います。(父は)『まだまだ』と言っていると思います」と5月に亡くなった父・貢さんを思った。最後は「あとひと山、ふた山乗り越えられるようにしたい」とクライマックスシリーズ、昨季逃した日本一を見据えた。
ナインに胴上げされた原監督が8度、宙を舞った。マジック2で迎えたDeNAとの一戦。四回に2四球などで二死一、三塁とすると、亀井が右前適時打を放ち先制。さらに村田の死球で二死満塁とすると、片岡が中前2点打を放ちこの回、3点を入れた。六回には無死一塁からアンダーソンの2ラン、村田のソロで3点を追加。試合の主導権を握った。投げては先発の内海が八回途中7安打3失点と力投。直球を軸に強気の投球で勝利を引き寄せた。その後は西村、山口とつなぎ最後はマシソンが試合を締めると、ベンチからナインが飛び出してマウンド付近で歓喜の輪が広がった。
長嶋茂雄終身名誉監督(78)も見守る中、7度目のリーグ制覇を果たした原監督は「団結力、ここぞの守備力は80年の歴史で一番強かった。それを持って優勝を勝ち取ることができたと思っています」とチームをたたえた。続けて「私事ではありますが今年、父を亡くしまして…」と話すと目頭をおさえて言葉に詰まった。 それでも「横浜で胴上げできてうれしく思います。(父は)『まだまだ』と言っていると思います」と5月に亡くなった父・貢さんを思った。最後は「あとひと山、ふた山乗り越えられるようにしたい」とクライマックスシリーズ、昨季逃した日本一を見据えた。
iPhone6の国内販売、5割増で過去最高に ソフトバンク、シェア4割でトップも微減
米アップルが19日に発売したスマートフォン(スマホ)新機種「iPhone(アイフォーン)6」「同6プラス」の国内販売数が昨年の従来機「同5s」「同5c」の同時期と比べ1.5倍と過去最高に達していることがわかった。市場調査会社のBCN(東京・千代田)が発売6日目となる24日までの主要家電量販店における販売実績をまとめたもので、通信会社別ではソフトバンクモバイルがシェアをわずかに落としながら引き続き首位となっている。
■3社で激しいキャンペーン合戦
iPhone6/6プラスを購入するため、銀座の街頭に多くの人が並んだ(19日、東京・中央のアップルストア銀座)
iPhone6/6プラスの発売直後の販売台数を従来機「同5s」「同5c」と比較すると、発売初日は約1.3倍、6日目までの累計で約1.5倍となっており、いずれも2008年のiPhone国内発売以来最多の水準で推移している。
BCNの道越一郎エグゼクティブアナリストは「従来機種で画面の小ささを気にしていた人が買い替えに動いたことと、NTTドコモが扱って2年目となり購入者が増えたことが背景にある。アップルは今回、初期出荷数を多めに用意したとみられ、それもプラスに働いたのでは」と分析している。
モデル別では、4.7型ディスプレーを備えたiPhone6が82%、5.5型ディスプレーの同6プラスが18%。内蔵ストレージの容量別ではiPhone6/6プラスとも64ギガバイトが最多となった。
通信会社別では、ソフトバンクモバイルが発売6日目までの販売台数シェアで42%を獲得しトップを死守した。「(2年前に発売した)iPhone5利用者の機種変更などで予約が好調」(ソフトバンク広報)としている。
08年からiPhoneを取り扱ってきた同社は既存利用者がもっとも多く他社への流出が懸念されていた。だが、下取りキャンペーンなど既存顧客のつなぎ留め策が功を奏し発売6日目までの販売台数シェアで同5s/5cのときの44%から2ポイントの減少にとどまった。
一方、ライバルであるNTTドコモのシェアは25%で昨年の26%から微減となった。「iPhoneを使いたい人の多くは昨年の参入以前に他社へ流出しているとみられ、その分他社よりiPhoneの構成比が低く出ているのでは」(森英二アナリスト)と指摘する。
ドコモ広報は「(BCN集計対象外の)ドコモショップでのiPhone販売が、昨年の一部店舗から今年は全店舗に広がり、販売実績も昨年を上回っている。他社端末の下取りキャンペーンもあり、番号乗り換え制(MNP)による転入も好調」としている。
KDDI(au)のシェアは33%で、昨年の30%から3ポイント増やし、通信3社で唯一シェアを伸ばした。「下取りキャンペーンでau契約者向けの内容を手厚くしたことが奏功し、多くの方に残ってもらえた。ネットワークや修理サービスなど当社の強みを理解いただき、MNPによる転入も堅調だった」(KDDI広報)と分析している。
■供給不足、破損トラブル…… 今冬に向け試練
アップルはiPhone6/6プラスについて「発売後3日間で過去最多の1000万台を販売した」と発表しており、国内の販売状況でもそれが裏付けられた格好だ。
iPhone6の発売イベントに臨むNTTドコモの加藤薫社長(左から2人目)ら(19日、東京・有楽町)
ただし今後の生産体制について懸念する声もある。液晶パネルのバックライトの生産遅延や組み立てを担当する台湾の鴻海精密工業の人手不足などが問題となっている。「昨年と違って初期の出荷地域に中国を含めるのを見送ったため日本向けの出荷が増えている可能性がある。世界的に見ればiPhone6/6プラスの品不足は深刻だ」(ディスプレイサーチの早瀬宏バイスプレジデント)と指摘する。
アップル自身も「供給数がもっと増やせれば、さらに多くのiPhoneを販売できたはずだ」と量産体制が万全でなかったことを認めている。さらに、新モデルの購入者から「本体が折れ曲がった」との報告が相次いでおり、これを受けてアップルの株価は23日の102ドル台後半から2日間で約5ドル下落した。もし回収・交換や設計変更となれば今後の量産計画に大きな影響を及ぼす懸念がある。
冬から春にかけては日本の年末商戦・春商戦や欧米のクリスマス商戦、中国の旧正月商戦が重なり、スマホの需要が最盛期となる。アップルが今冬までにiPhone6/6プラスを安定して供給できる態勢を築き、中国を含む各地で販売できるかが今後の焦点となる。
■3社で激しいキャンペーン合戦
iPhone6/6プラスを購入するため、銀座の街頭に多くの人が並んだ(19日、東京・中央のアップルストア銀座)
iPhone6/6プラスの発売直後の販売台数を従来機「同5s」「同5c」と比較すると、発売初日は約1.3倍、6日目までの累計で約1.5倍となっており、いずれも2008年のiPhone国内発売以来最多の水準で推移している。
BCNの道越一郎エグゼクティブアナリストは「従来機種で画面の小ささを気にしていた人が買い替えに動いたことと、NTTドコモが扱って2年目となり購入者が増えたことが背景にある。アップルは今回、初期出荷数を多めに用意したとみられ、それもプラスに働いたのでは」と分析している。
モデル別では、4.7型ディスプレーを備えたiPhone6が82%、5.5型ディスプレーの同6プラスが18%。内蔵ストレージの容量別ではiPhone6/6プラスとも64ギガバイトが最多となった。
通信会社別では、ソフトバンクモバイルが発売6日目までの販売台数シェアで42%を獲得しトップを死守した。「(2年前に発売した)iPhone5利用者の機種変更などで予約が好調」(ソフトバンク広報)としている。
08年からiPhoneを取り扱ってきた同社は既存利用者がもっとも多く他社への流出が懸念されていた。だが、下取りキャンペーンなど既存顧客のつなぎ留め策が功を奏し発売6日目までの販売台数シェアで同5s/5cのときの44%から2ポイントの減少にとどまった。
一方、ライバルであるNTTドコモのシェアは25%で昨年の26%から微減となった。「iPhoneを使いたい人の多くは昨年の参入以前に他社へ流出しているとみられ、その分他社よりiPhoneの構成比が低く出ているのでは」(森英二アナリスト)と指摘する。
ドコモ広報は「(BCN集計対象外の)ドコモショップでのiPhone販売が、昨年の一部店舗から今年は全店舗に広がり、販売実績も昨年を上回っている。他社端末の下取りキャンペーンもあり、番号乗り換え制(MNP)による転入も好調」としている。
KDDI(au)のシェアは33%で、昨年の30%から3ポイント増やし、通信3社で唯一シェアを伸ばした。「下取りキャンペーンでau契約者向けの内容を手厚くしたことが奏功し、多くの方に残ってもらえた。ネットワークや修理サービスなど当社の強みを理解いただき、MNPによる転入も堅調だった」(KDDI広報)と分析している。
■供給不足、破損トラブル…… 今冬に向け試練
アップルはiPhone6/6プラスについて「発売後3日間で過去最多の1000万台を販売した」と発表しており、国内の販売状況でもそれが裏付けられた格好だ。
iPhone6の発売イベントに臨むNTTドコモの加藤薫社長(左から2人目)ら(19日、東京・有楽町)
ただし今後の生産体制について懸念する声もある。液晶パネルのバックライトの生産遅延や組み立てを担当する台湾の鴻海精密工業の人手不足などが問題となっている。「昨年と違って初期の出荷地域に中国を含めるのを見送ったため日本向けの出荷が増えている可能性がある。世界的に見ればiPhone6/6プラスの品不足は深刻だ」(ディスプレイサーチの早瀬宏バイスプレジデント)と指摘する。
アップル自身も「供給数がもっと増やせれば、さらに多くのiPhoneを販売できたはずだ」と量産体制が万全でなかったことを認めている。さらに、新モデルの購入者から「本体が折れ曲がった」との報告が相次いでおり、これを受けてアップルの株価は23日の102ドル台後半から2日間で約5ドル下落した。もし回収・交換や設計変更となれば今後の量産計画に大きな影響を及ぼす懸念がある。
冬から春にかけては日本の年末商戦・春商戦や欧米のクリスマス商戦、中国の旧正月商戦が重なり、スマホの需要が最盛期となる。アップルが今冬までにiPhone6/6プラスを安定して供給できる態勢を築き、中国を含む各地で販売できるかが今後の焦点となる。
物価高に一服感、日銀目標に遠く 消費者物価8月3.1%上昇
物価の上昇に一服感が出てきた。8月の消費者物価指数(CPI、生鮮食品を除く)は、消費増税の影響を差し引くと伸び率が前年同月比1.1%と鈍化した。ガソリン価格や電気代の上昇が止まってきたのが最大の要因で、持ち直しが遅れる個人消費にとっては追い風となる。日銀がデフレ脱却の目標に掲げる2%からは遠ざかり、市場では追加金融緩和の期待が強まる可能性がある。
総務省が26日発表した8月のCPIは、増税分も含めると3.1%上昇したが、伸び率は7月に比べ0.2ポイント縮小した。2012年末に安倍晋三政権が発足して以降、大規模な金融緩和などが追い風となって、消費者物価は上がり続けてきた。4月の物価は増税分を除いて1.5%上昇し、日銀の2%目標に近づいているようにみえた。
●増税分除き1%割れの見方 ただその主因はガソリンなどエネルギー価格の上昇だった。足元ではドル高で商品市況が悪化して、原油価格などが下がって物価の押し上げ圧力は弱まっている。8月のCPIをみると、ガソリンや電気代を合わせたエネルギー全体の伸び率は前年同月比6.8%と、7月から2ポイントも下がった。
市場ではエネルギー価格の上昇が一服したことで、物価全体の伸びも鈍化するとの見方が強い。「消費増税分を除くと、10月には伸びが1%を割る可能性が高い」(第一生命経済研究所の新家義貴主席エコノミスト)との予測も出てきた。
日銀は「物価は1%を割ることはない」(黒田東彦総裁)と強気な見通しを立ててきた。景気の持ち直しで賃金が上がり、外食や運輸などサービス価格の上昇につながってCPI全体を押し上げる好循環シナリオを描いているためだ。
それだけにデフレ脱却の動きを維持できるかどうかは、人件費の割合が大きいサービス価格の動向が焦点となる。サービス分野の8月の物価指数は増税分も含めて1.8%の上昇にとどまり、3.8%の値上がりだった耐久消費財などと比べて伸びが小さい。人手不足感のある外食のCPIも、消費税分を上乗せしただけで5月から8月まで横ばいのままだ。賃上げ=物価上昇という循環の勢いはまだ弱い。
足元で1ドル=109円前後まで進んだ円安は、再び輸入物価を押し上げる。すでに原材料が高騰しているチーズなどは値上がりし、9月中旬の東京都区部では「生鮮食品を除く食料」が前年比3.8%の上昇と、7月よりも値上がりが大きくなった。
●9月の指数焦点に 円安による食品価格の上昇は、個人消費にとっては悪影響だ。物価動向は上昇要因と下落要因が混在しており、今後の景気にどう影響するか政府・日銀も的確な見極めが必要になっている。
「追加緩和だろうと何だろうとちゅうちょなく調整する」。黒田総裁は物価見通しが下振れするリスクが生じれば、追加緩和も辞さない構えを繰り返し示してきた。来月下旬に公表する9月のCPIが黒田総裁の見立てと異なって1%を割り込めば、市場の追加金融緩和の期待感がさらに高まる可能性もある。
総務省が26日発表した8月のCPIは、増税分も含めると3.1%上昇したが、伸び率は7月に比べ0.2ポイント縮小した。2012年末に安倍晋三政権が発足して以降、大規模な金融緩和などが追い風となって、消費者物価は上がり続けてきた。4月の物価は増税分を除いて1.5%上昇し、日銀の2%目標に近づいているようにみえた。
●増税分除き1%割れの見方 ただその主因はガソリンなどエネルギー価格の上昇だった。足元ではドル高で商品市況が悪化して、原油価格などが下がって物価の押し上げ圧力は弱まっている。8月のCPIをみると、ガソリンや電気代を合わせたエネルギー全体の伸び率は前年同月比6.8%と、7月から2ポイントも下がった。
市場ではエネルギー価格の上昇が一服したことで、物価全体の伸びも鈍化するとの見方が強い。「消費増税分を除くと、10月には伸びが1%を割る可能性が高い」(第一生命経済研究所の新家義貴主席エコノミスト)との予測も出てきた。
日銀は「物価は1%を割ることはない」(黒田東彦総裁)と強気な見通しを立ててきた。景気の持ち直しで賃金が上がり、外食や運輸などサービス価格の上昇につながってCPI全体を押し上げる好循環シナリオを描いているためだ。
それだけにデフレ脱却の動きを維持できるかどうかは、人件費の割合が大きいサービス価格の動向が焦点となる。サービス分野の8月の物価指数は増税分も含めて1.8%の上昇にとどまり、3.8%の値上がりだった耐久消費財などと比べて伸びが小さい。人手不足感のある外食のCPIも、消費税分を上乗せしただけで5月から8月まで横ばいのままだ。賃上げ=物価上昇という循環の勢いはまだ弱い。
足元で1ドル=109円前後まで進んだ円安は、再び輸入物価を押し上げる。すでに原材料が高騰しているチーズなどは値上がりし、9月中旬の東京都区部では「生鮮食品を除く食料」が前年比3.8%の上昇と、7月よりも値上がりが大きくなった。
●9月の指数焦点に 円安による食品価格の上昇は、個人消費にとっては悪影響だ。物価動向は上昇要因と下落要因が混在しており、今後の景気にどう影響するか政府・日銀も的確な見極めが必要になっている。
「追加緩和だろうと何だろうとちゅうちょなく調整する」。黒田総裁は物価見通しが下振れするリスクが生じれば、追加緩和も辞さない構えを繰り返し示してきた。来月下旬に公表する9月のCPIが黒田総裁の見立てと異なって1%を割り込めば、市場の追加金融緩和の期待感がさらに高まる可能性もある。
2014年09月26日
インドの探査機、火星周回軌道に到達 アジア初の成功
インド宇宙研究機構(ISRO)が昨年11月に打ち上げた火星探査機マンガルヤーンが24日、火星の周回軌道に到達した。日本や中国も過去に挑戦していたが、インドがアジア初の成功となる。メタンや水素など地表調査を進め、将来的な鉱物資源の獲得などに向けた情報収集を行う。
インドはすでに月探査機の打ち上げに成功しており、今回の火星探査の成功は国威発揚につながる。軍事開発で蓄えたロケット技術と得意のIT(情報技術)を活用し、先進国に比べて安価な宇宙開発を推進している。
インドの火星探査の最大の目的の一つは火星に眠る鉱物資源の確保。地球の資源が先細るなかで、12億の人口を抱えるインドは火星や月を含めた宇宙の埋蔵資源の開発に、他国より一歩でも先に名乗りを上げる思惑がある。ラオ元ISRO所長は「遠い将来、実現するかもしれない『火星植民計画』への情報収集の側面もある」と語った。
宇宙開発で中国をライバル視するインドは幾多の失敗を経て自力開発した新型エンジンを搭載したロケットによるマンガルヤーンの打ち上げに成功した。費用は45億ルピー(80億円)程度という。
これまで火星探査計画に成功したのは、米国と欧州、旧ソビエト連邦のみ。21日には、米航空宇宙局(NASA)の無人探査機「MAVEN(メイブン)」が火星を回る軌道に到着した。日本は1998年に打ち上げた「のぞみ」が失敗、中国も成功していない。
インドはすでに月探査機の打ち上げに成功しており、今回の火星探査の成功は国威発揚につながる。軍事開発で蓄えたロケット技術と得意のIT(情報技術)を活用し、先進国に比べて安価な宇宙開発を推進している。
インドの火星探査の最大の目的の一つは火星に眠る鉱物資源の確保。地球の資源が先細るなかで、12億の人口を抱えるインドは火星や月を含めた宇宙の埋蔵資源の開発に、他国より一歩でも先に名乗りを上げる思惑がある。ラオ元ISRO所長は「遠い将来、実現するかもしれない『火星植民計画』への情報収集の側面もある」と語った。
宇宙開発で中国をライバル視するインドは幾多の失敗を経て自力開発した新型エンジンを搭載したロケットによるマンガルヤーンの打ち上げに成功した。費用は45億ルピー(80億円)程度という。
これまで火星探査計画に成功したのは、米国と欧州、旧ソビエト連邦のみ。21日には、米航空宇宙局(NASA)の無人探査機「MAVEN(メイブン)」が火星を回る軌道に到着した。日本は1998年に打ち上げた「のぞみ」が失敗、中国も成功していない。
ロシアに17年ぶりの女性宇宙飛行士 国際宇宙基地に滞在へ
ロシア人女性として17年ぶりとなる宇宙飛行士エレナ・セロワさん(38)を乗せたソユーズ宇宙船がモスクワ時間26日未明(日本時間同)、カザフスタンのバイコヌール宇宙基地から打ち上げられた。
1963年に旧ソ連のワレンチナ・テレシコワさん(77)が女性初の宇宙飛行士になり、宇宙から「私はカモメ」と交信した。だがその後、ロシア人女性の宇宙飛行士は少なく、セロワさんで4人目。背景には職業をめぐる根強い性差別がロシアにあると指摘されており、セロワさんは米航空宇宙局(NASA)のインタビューで「突破口になるだろう」と語った。
セロワさんは国際宇宙ステーション(ISS)に約5カ月半滞在する予定。ISSに滞在する初めてのロシア人女性宇宙飛行士になる。
1963年に旧ソ連のワレンチナ・テレシコワさん(77)が女性初の宇宙飛行士になり、宇宙から「私はカモメ」と交信した。だがその後、ロシア人女性の宇宙飛行士は少なく、セロワさんで4人目。背景には職業をめぐる根強い性差別がロシアにあると指摘されており、セロワさんは米航空宇宙局(NASA)のインタビューで「突破口になるだろう」と語った。
セロワさんは国際宇宙ステーション(ISS)に約5カ月半滞在する予定。ISSに滞在する初めてのロシア人女性宇宙飛行士になる。
JR東海、東海道新幹線に次世代架線を導入…11月から
JR東海は9月26日、故障を減らし低コスト化の図れる次世代の架線を東海道新幹線に順次導入すると発表した。技術開発を進めてきたが、高速区間での現地試験を行い実用化の目途がついたという。
東海道新幹線で現在使われている架線は「ヘビーコンパウンド架線」と呼ばれ、パンタグラフに接する「トロリ線」を「補助吊架線」が吊り、さらに補助吊架線を「吊架線」で架線柱から吊るす形となっており、架線が3本ある。
次世代架線は「高速ヘビーシンプル架線」と呼ばれ、補助吊架線がなく吊架線がトロリ線を直接吊るす構造。架線が1本減ることで部品点数が削減され、部品が原因の故障発生が減るほか、取替時のコストも約2割削減できるという。
11月以降、東海道新幹線の約7割に相当する、曲線半径2500m以上の明かり区間(トンネル以外の区間)に順次導入する方針。残る区間についても、引き続き技術開発を進めるとしている。
東海道新幹線で現在使われている架線は「ヘビーコンパウンド架線」と呼ばれ、パンタグラフに接する「トロリ線」を「補助吊架線」が吊り、さらに補助吊架線を「吊架線」で架線柱から吊るす形となっており、架線が3本ある。
次世代架線は「高速ヘビーシンプル架線」と呼ばれ、補助吊架線がなく吊架線がトロリ線を直接吊るす構造。架線が1本減ることで部品点数が削減され、部品が原因の故障発生が減るほか、取替時のコストも約2割削減できるという。
11月以降、東海道新幹線の約7割に相当する、曲線半径2500m以上の明かり区間(トンネル以外の区間)に順次導入する方針。残る区間についても、引き続き技術開発を進めるとしている。
カーメイト、置くだけで充電できる iPhone5/5s 専用充電器を発売
カーメイトは、置くだけで充電できるiPhone5/5s専用のマグネット式充電器シリーズ「マグチャージ」を10月上旬より発売する。
新製品はApple社認定品の専用ケースにライトニングコネクターを内蔵。専用ケースを装着したiPhoneの背面を充電部に近づけると、ケース背面のマグネットでピタッとくっつき充電を開始する。
充電ベースは利用場所に合わせて「スタンド」「車載用吸盤タイプ」「充電ケーブル(USB)」の3タイプをラインナップ。車載用のベースは吸盤でダッシュボードに設置し、充電しながらドライブアプリも使用できる。
価格はいずれもオープン。
新製品はApple社認定品の専用ケースにライトニングコネクターを内蔵。専用ケースを装着したiPhoneの背面を充電部に近づけると、ケース背面のマグネットでピタッとくっつき充電を開始する。
充電ベースは利用場所に合わせて「スタンド」「車載用吸盤タイプ」「充電ケーブル(USB)」の3タイプをラインナップ。車載用のベースは吸盤でダッシュボードに設置し、充電しながらドライブアプリも使用できる。
価格はいずれもオープン。