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2014年09月27日

原監督、8度舞って涙!「団結力、ここぞの守備力は80年の歴史で一番」

 (セ・リーグ、DeNA3−6巨人、20回戦、10勝10敗、26日、横浜)優勝マジックを2としていた巨人は、DeNAに6−3で快勝。広島が阪神に敗れ、リーグ3連覇を決めた。先発した内海哲也投手(32)が八回途中7安打3失点で、今季7勝目(8敗)。打線は四回に片岡治大内野手(31)の適時打などで3点を先制すると、六回には村田修一内野手(33)の20号ソロなどで追加点を挙げ、そのまま逃げ切った。

 ナインに胴上げされた原監督が8度、宙を舞った。マジック2で迎えたDeNAとの一戦。四回に2四球などで二死一、三塁とすると、亀井が右前適時打を放ち先制。さらに村田の死球で二死満塁とすると、片岡が中前2点打を放ちこの回、3点を入れた。六回には無死一塁からアンダーソンの2ラン、村田のソロで3点を追加。試合の主導権を握った。投げては先発の内海が八回途中7安打3失点と力投。直球を軸に強気の投球で勝利を引き寄せた。その後は西村、山口とつなぎ最後はマシソンが試合を締めると、ベンチからナインが飛び出してマウンド付近で歓喜の輪が広がった。

 長嶋茂雄終身名誉監督(78)も見守る中、7度目のリーグ制覇を果たした原監督は「団結力、ここぞの守備力は80年の歴史で一番強かった。それを持って優勝を勝ち取ることができたと思っています」とチームをたたえた。続けて「私事ではありますが今年、父を亡くしまして…」と話すと目頭をおさえて言葉に詰まった。 それでも「横浜で胴上げできてうれしく思います。(父は)『まだまだ』と言っていると思います」と5月に亡くなった父・貢さんを思った。最後は「あとひと山、ふた山乗り越えられるようにしたい」とクライマックスシリーズ、昨季逃した日本一を見据えた。
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