2017年01月19日
コレステロール降下薬とか高血圧の治療薬 ACE阻害剤 についていろいろと…
コレステロールが高くなるとついつい飲みたくなるコレステロール降下剤「スタチン」ですがこれが実はとてつもなくおそろしいものであることにびっくりしました。
それはどういうことかと言うと…
スタチンはメバロン酸経路の反応酵素「HMG-CoAレダクターゼ」を阻害することによってコレステロール合成を低下させることで知られてます。
この酵素を阻害することにより体内のコレステロールの合成を抑制しているのですがこれは同時にコエンザイムQ10などの合成までも阻害してしまう結果となります。
コエンザイムQ10はエネルギーの発電所「ミトコンドリア」にとって必要な物質であり、このミトコンドリア活性が低下することにより逆に脂肪を体内に溜め込むことなります。
本末転倒ですね。
その他、スタチンの中には血液脳関門を通過するものがあり、これが脳内のコレステロール合成を阻害し、脳機能を著しく低下させる要因となります。
(脳は独自の関所「血液脳関門」があるおかげでコレステロールを直接吸収することが出来ません。)
参考として一言、DHAやアラキドン酸は血液脳関門を通過しますがαリノレン酸やEPAは血液脳関門を通過できません。
そのままでは脳内で働くことが出来ず一旦DHAにまで代謝され脳内に取り込まれるようです。
ちなみにこちらをちょびっとまとめました。
詳しいことはのちほど調べてみようかなと思います。
高血圧の治療薬 ACE阻害剤(アンジオテンシン変換酵素阻害剤)
血液脳関門を通過するタイプ
カプトプリル
ホシノプリル
リシノプリル
ペリンドプリル
ラミプリル
トランドラプリル
血液脳関門を通過しないタイプ
ベナゼプリル
エナラプリル
モエキシプリル
キナプリル
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