2017年01月14日
人間の新たな栄養素 ファイトケミカルについて考察
5大栄養素+1である「糖質・たんぱく質・脂質・ビタミン・ミネラル+食物繊維」に続く第七の栄養素。
ファイトケミカルが含まれているものについては野菜や果物、豆類や海藻、お茶やハーブなどいろいろとありますがいずれも植物が外敵(紫外線や有害物質など)から自身をガードするために作り出した物質です。
もともと人体には存在しない物質であり、身体を酸化から守ったり(活性酸素の除去)、免疫力を向上させて病気を予防する他、老化を遅らせる効果、また、自律神経や免疫システムの改善により花粉症やアレルギーの予防も期待できます。
ファイトケミカルの種類
ファイトケミカルを分類すると以下の通りとなります。
ポリフェノール系
分子内に複数のフェノール性ヒドロキシ基を持つ植物の成分。
植物の光合成によって発生する苦味、渋味、色素の成分であり、植物の細胞の生成・活性化・分裂を助けています。
その数は5,000種以上あり、効果としては一般的に「抗酸化作用」「老化・ガン抑制」「生活習慣病の改善」「糖尿病予防」などがあるとされます。
フラボノイド
・アントシアニン
・ヘスペリジン
・カテキン
・タンニン
・ケルセチン
・イソフラボン
・レスベラトロール
フェノール酸
・リグナン
・クロロゲン酸
サボニン
サポニンとはサポゲニンと糖から構成される配糖体のことであり、一般的に界面活性作用を持ちます。
大豆や高麗人参に多く含まれており、サポニンには体内でのコレステロールの吸収を阻害する効果があります。
また、他の効果としては殺菌・抗菌、抗炎作用があります。
その他、抗酸化作用により動脈硬化などのさまざまな血管系トラブルを防ぐ他、身体の免疫力を高め、疲労回復、コレステロール低下による肥満予防、肝機能を高める効果も期待できます。
また、サポニンの界面活性作用には、大腸で便をやわらかくして快便にしてくれる効果があります。(便秘予防)
サポニン
硫黄化合物(イオウ化合物)
硫黄化合物の効果としては主に抗酸化・抗菌作用の他、疲労回復効果があります。
刺激臭のあるファイトケミカルの一種です。
強い抗酸化作用のためガンを予防したり、血液循環を高める効果も期待できます。
スルフォラファン
アリルイソチアシネート
システィンスルホキシド
ラズベリーケトン
カロテノイド類
黄、橙、赤色などを示す天然色素の一群であり、自然界には約600種以上が存在します。
特徴としては強い抗酸化作用があります。
β‐カロテン
α‐カロテン
リコピン
ルテイン
ゼアキサンチン
β-クリプトキサンチン
アスタキサンチン
テルペン類
別名「テルペノイド」、主に植物に含まれる天然有機化合物であり、モノテルペン、セスキテルペン、ジテルペン、トリテルペン、テトラテルペン、ポリテルペンなどに分類されます。
独特の香りでリラックス効果や降圧効果が期待できます。
主にアロマセラピーや香水に使われています。
オイゲノール
リモネン
メントール
チモール
その他ファイトケミカル
ギンコライド
ナットウキナーゼ
GABA(ギャバ)
テアニン
β-グルカン
フコイダン
クロロフィル
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