2018年07月14日
ADHDを支える。相手の見ている世界
こんにちは(^^)
ADHDの旦那と、2歳の娘と楽しく暮らすはると申します。
パートナーのADHDに悩む方へなにか役立つ情報が発信できればと思い、ブログを書いています。
先日、旦那さんとイトコの話になりました。
「〇〇さんは、旦那さんのどういうイトコなの?お義母さんのお姉さんの子供?弟さんの方?」というかんじで、イトコさんの関係を一人ひとり聞いていったのですが、
なんと、旦那さん、半分も把握していませんでした(笑)
〇〇と△△は多分兄弟だと思う…ぐらいしか分かっていなかったので、
そんなに人数が多いわけじゃないし、なぜ?と思ったのですが、よくよく聞いてみるとこんな返事が
「〇〇は叔父さんが帰るときに一緒に帰っていたから、多分叔父さんの子どもかも」
「叔父さんと一緒に帰っていたのなら、叔父さんの子どもでファイナルアンサーじゃないの?」
「でも、もしかしたら叔父さんと仲のいい近所の子どもなのかもしれないし」
「近所の子どもがお正月の三が日に他人の親戚の集まりに参加するわけないじゃん!」
「そうだけどでもちゃんと確認したこともないから、確実な答えは出せない」
なんということでしょう〜
この時は私も彼も爆笑していたので、若干ネタっぽく話してはいましたが、そんなふうに考えたこともない私としては目からウロコでした。
「普段からそんな事考えてるの?」
「全ての可能性を潰した上でじゃないとしっかりしたジャッジは出来ないからね。ほら、思わぬ事故につながる可能性があるでしょ。」
「えぇ〜でも今回はイトコの話じゃん!製品開発とかの場合なら必要だと思うけど」
「えぇ〜そんなの無理だよ、この話題は考える、この話題は考えないってジャッジができない」
ああー、これはWAISで点数取れなかったところと同じだな!と思いました。
明文化されていないことを、前後の流れから判断することが苦手な夫。
私が雰囲気で判断してしまうことも、必ずきちんと質問し、明確な答えを聞いてから判断します。
WAISで、バラバラにされた4コマをストーリーがつながるよう並び替える問題で、
おばあさんに傘を届ける女の子のストーリーも
「その傘はもともと女の子の忘れ物だったかもしれない」と考えて答えが出せなかったようです。
経験則に則って「多分こうだろう」という判断をしないので、ひとつひとつ、普通なら捨てていくはずの選択肢でもすべて拾ってシミュレーションします。
なにかを決断するのはそのシミュレーションをすべて終えた後なのでとても時間がかかりますし、場合によってはカタブツと感じる場面もあります。
きっと、旦那さんが見ている世界は、私の見ている世界とは全く違うのかもしれません。
私が、ADHDを支えるには、ADHDの正しい知識が必要だ!と感じるのはまさにここです。
例えば、旦那さんがなにかを迷ったり悩んだり、決断できなくて困っているときに
「ほんとに優柔不断なんだから!」とイライラ思うのではなく
「今なにをシミュレーションしているんだろう、判断に必要な情報はどれだろう」と考えてギブができるのは、ADHDと彼の特性について正しい知識があるからです。
今までの私は、「そこまで考えなくてもいいのに」「迷ってるなら両方にしちゃえば?」などと横槍を入れて、彼をイライラさせてしまっていましたが、
それは彼の内心が、「どっちにしようかな〜うーんどうしよう、決められないよー」だと思っていたからです。
だから無意識のうちに「彼はこんなことも決められない、だめな人」だと思っていたフシがありますし
「私が代わりに決めてあげる」と、無意識のうちに優越感に浸っていました。
彼がそれで文句をいうと、「あなたが出来ないからやってあげたのに、なに?!」とイラッとしてしまっていました。
実際は彼の頭の中ではすごい勢いで何パターンものシミュレーションを繰り返し、根拠のない情報に関してはその根拠を探している最中だったとは、夢にも思いませんでした。
そうしたギャップを埋めていくのは、夫婦生活を快適に続けていく上でとても大切なことで、
みんな無意識にやっていることだと思います。
でも、パートナーにADHDがる場合、それがうまくいかない画面が、他の夫婦より少しだけ多いかもしれません。
そんなときはADHDの正しい知識を「相手の取扱説明書」代わりにしてみるのも、良いかもしれませんね。
最後までお読みいただきましてありがとうございました!
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クリックありがとうございます。励みになります!
ADHDの旦那と、2歳の娘と楽しく暮らすはると申します。
パートナーのADHDに悩む方へなにか役立つ情報が発信できればと思い、ブログを書いています。
先日、旦那さんとイトコの話になりました。
「〇〇さんは、旦那さんのどういうイトコなの?お義母さんのお姉さんの子供?弟さんの方?」というかんじで、イトコさんの関係を一人ひとり聞いていったのですが、
なんと、旦那さん、半分も把握していませんでした(笑)
〇〇と△△は多分兄弟だと思う…ぐらいしか分かっていなかったので、
そんなに人数が多いわけじゃないし、なぜ?と思ったのですが、よくよく聞いてみるとこんな返事が
「〇〇は叔父さんが帰るときに一緒に帰っていたから、多分叔父さんの子どもかも」
「叔父さんと一緒に帰っていたのなら、叔父さんの子どもでファイナルアンサーじゃないの?」
「でも、もしかしたら叔父さんと仲のいい近所の子どもなのかもしれないし」
「近所の子どもがお正月の三が日に他人の親戚の集まりに参加するわけないじゃん!」
「そうだけどでもちゃんと確認したこともないから、確実な答えは出せない」
なんということでしょう〜
この時は私も彼も爆笑していたので、若干ネタっぽく話してはいましたが、そんなふうに考えたこともない私としては目からウロコでした。
「普段からそんな事考えてるの?」
「全ての可能性を潰した上でじゃないとしっかりしたジャッジは出来ないからね。ほら、思わぬ事故につながる可能性があるでしょ。」
「えぇ〜でも今回はイトコの話じゃん!製品開発とかの場合なら必要だと思うけど」
「えぇ〜そんなの無理だよ、この話題は考える、この話題は考えないってジャッジができない」
ああー、これはWAISで点数取れなかったところと同じだな!と思いました。
明文化されていないことを、前後の流れから判断することが苦手な夫。
私が雰囲気で判断してしまうことも、必ずきちんと質問し、明確な答えを聞いてから判断します。
WAISで、バラバラにされた4コマをストーリーがつながるよう並び替える問題で、
おばあさんに傘を届ける女の子のストーリーも
「その傘はもともと女の子の忘れ物だったかもしれない」と考えて答えが出せなかったようです。
経験則に則って「多分こうだろう」という判断をしないので、ひとつひとつ、普通なら捨てていくはずの選択肢でもすべて拾ってシミュレーションします。
なにかを決断するのはそのシミュレーションをすべて終えた後なのでとても時間がかかりますし、場合によってはカタブツと感じる場面もあります。
きっと、旦那さんが見ている世界は、私の見ている世界とは全く違うのかもしれません。
私が、ADHDを支えるには、ADHDの正しい知識が必要だ!と感じるのはまさにここです。
例えば、旦那さんがなにかを迷ったり悩んだり、決断できなくて困っているときに
「ほんとに優柔不断なんだから!」とイライラ思うのではなく
「今なにをシミュレーションしているんだろう、判断に必要な情報はどれだろう」と考えてギブができるのは、ADHDと彼の特性について正しい知識があるからです。
今までの私は、「そこまで考えなくてもいいのに」「迷ってるなら両方にしちゃえば?」などと横槍を入れて、彼をイライラさせてしまっていましたが、
それは彼の内心が、「どっちにしようかな〜うーんどうしよう、決められないよー」だと思っていたからです。
だから無意識のうちに「彼はこんなことも決められない、だめな人」だと思っていたフシがありますし
「私が代わりに決めてあげる」と、無意識のうちに優越感に浸っていました。
彼がそれで文句をいうと、「あなたが出来ないからやってあげたのに、なに?!」とイラッとしてしまっていました。
実際は彼の頭の中ではすごい勢いで何パターンものシミュレーションを繰り返し、根拠のない情報に関してはその根拠を探している最中だったとは、夢にも思いませんでした。
そうしたギャップを埋めていくのは、夫婦生活を快適に続けていく上でとても大切なことで、
みんな無意識にやっていることだと思います。
でも、パートナーにADHDがる場合、それがうまくいかない画面が、他の夫婦より少しだけ多いかもしれません。
そんなときはADHDの正しい知識を「相手の取扱説明書」代わりにしてみるのも、良いかもしれませんね。
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