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はぴせ
元会社員の後期高齡者。自称平均的な日本人。札幌市出身、東京都在住。「心と体の健康維持・増進」を願い、求める極意は「自然体」で「頑張りすぎない程度に頑張って」日々を暮らすこと。
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2015年06月04日
A448・自転車の交通違反罰則強化〜自転車も「車」ですよね!
1、自転車の交通違反罰則強化

6月1日から「自転車の交通違反罰則強化」が実施され、各地での取り締まり
の状況が新聞、テレビでたと報じられています。一時的なキャンペーンではなくではなく、無違反が定着するまで継続して頂きたいと願っています。

これは2013年6月に公布された改正道路交通法(一部は同年12月に施行)での「2年以内に自転車の危険な運転を防止するための講習に関する規定の整備をする」を受けてのことだそうです。不遜ながら当時はあまり意識しなかったのか忘れていました。

私も車を運転していた頃は無謀な自転車に怖い思いをしたことが何度もありましたし、高齢化のため車の運転を止めた後も、歩道を歩いていて、他人迷惑に全く無関心な、ルール無知、無自覚な(子供よりも、大人の)自転車を日常普通に見かけます。

自転車に限らず、何事においても、「自由」であることの有難さを「勝手気まま」と錯覚している人が日本人の多数派になってしまっている様に思ったりもします。

「社会の一員」であることを自覚せずに、ひたすら「気分のおもむくまま!」「辺りかまわず!」の無自覚な行動に慣れきってしまっているように見受けられます。多くの人がこんな方向に傾斜している様に思われます。

この度の「自転車の交通違反罰則強化」はこんな風潮への「目覚ましの警鐘」
「ショック療法」になってほしいと期待しています。

「信号無視はいけません」
「一時停止表示を無視してはいけません」
「酔っ払い運転はいけません」
などなど、それぞれの「知識」「感覚」は誰でも持ち合わせているのに、違反した「行動」を繰り返す人が多いのは、

「権利とか自由とかは義務・責任と表裏一体であることを不覚にも忘れたが為の行動であろうと思われます。

この度の「自転車の交通違反罰則強化」は、日本人社会の掟によって、本来の己を見失っている人に自覚を呼び起こしてもらうための措置であって欲しいと願っています。

「住みにくい世の中になる」とマイナスにとらえるのではなく、
「お互いが住みやすい世の中にする」為に、各々が「人様に迷惑をかけないように」「己の行動に自覚をもつように」戒めあうキッカケになってほしいと願っています。

2、自転車は「軽車両」

「自転車は軽車両」であり「道路交通法の適用を受ける」という認識がなく、歩行者気取りの人が驚くほどに多いのではないでしょうか。

多発する自転車事故は、自動車事故を含めた全交通事故の約2割を占めるそうで、死亡事故も少なくなく、自転車の加害者が数千万円の賠償判決を受けても、保険にも加入していなくて悲惨な状態になっているケースが稀ではないと聞きます。

子供が死亡事故を起こし、親が9千万円以上の賠償を課せられたという報道もあります。

大人にも、高校生〜小学生にも、より徹底した自転車安全教育が必須であり、
一人一人が必要な知識を持ち、常に自覚ある行動を要する時代と思われます。
まさかに備えて「自転車保険」が必須であり、すぐにも手続きすべきと思います。
「そのうちに!」は「事故を起こすまで何もしない」に繋がります。

自転車事故の発生原因には、
・安全の不確認や一時停止違反、信号無視など、運転者が交通ルールを守らないことによるものが多く、約6割に走行上の法令違反が認められるそうです。
・また、「自転車は軽車両」という認識がなかったり、
以下の様な自転車運転上の基本ルールを知らない人も少なくないようです。
(1)車道走行が原則で、歩道を走行できるのは認められた所だけの例外、
(2)車道や路側帯は左側を通行すべきこと、
(3)歩道では歩行者優先で車道寄りを徐行、
(4)飲酒運転や(対策車以外は)二人乗りは禁止 など

この度の取り締まり強化で「危険行為」とされたのは、
信号無視や遮断踏切立入り、一時停止違反に加えて、酒酔い運転やブレーキのない自転車での走行、安全運転義務違反など14項目です。

中でも「安全運転の義務の規定に違反する行為」と定められた項目では、
・スマートフォンや携帯電話を操作しながらの運転や
・音楽を聴きながら走行することなども対象になります。
“ながらスマホ”による事故は、自転車だけでなく、自動車運転者や歩行者でも発生しており、安全運転教育をする意義は大きい。と解説されています。
同感です。
・歩道をベルを鳴らしながら走ることも摘発の対象になります。

改正道交法で義務化される安全講習は、14項目に該当する危険運転を繰り返して、3年以内に2回以上検挙された運転者が対象となり、
講習は3時間で、教本や視聴覚教材が用いられるうえ、自転車の運転の適性調査に基づいて個別指導が行われるようです。受講命令に背いた場合は5万円以下の罰金が科せられる。とされています。

これまで自転車の安全運転教育は、警察庁や学校が中心となって小中学校や高校を対象に実施しているものが多かった様ですが、世の中の実態から見て、大学生や成人、高齢者に対する教育が急務と思われます。

こと自転車に限らず、「人様に迷惑をかけないように」「社会の一員である自覚をもち行動するに」戒めあうキッカケになってほしいと願っています。

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