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はぴせ
元会社員の後期高齡者。自称平均的な日本人。札幌市出身、東京都在住。「心と体の健康維持・増進」を願い、求める極意は「自然体」で「頑張りすぎない程度に頑張って」日々を暮らすこと。
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2012年06月26日
A146・世の中は塩には辛いが、砂糖に甘い
1、世の中は塩には辛いが、砂糖に甘い

糖尿病食では、「糖質が少ない方が良い」とする論と、逆に「日本人は炭水化物(糖質)を制限してはならない」という説があって、患者としては「どうしたらよいか?」悩むところです。

この説明の中で「砂糖」は攝ってはいけない物として度々登場します。ところが身の回りを見回しても砂糖と無縁の食品はかなり限られた存在であることに改めて気付きます。

砂糖と人類の付き合いは紀元前4世紀からと言われ、調味料の代表格として日常生活に密接に結びついている訳ですから、いま急に悪者扱いをしても物心両面でなかなか対応が難しそうに思われます。

調味料のもう一つの代表格「塩」については、随分以前から「塩分の攝りすぎ」が事ある毎に言われ、1日の摂取量グラムまでこと細かな注意が徹底していますが、砂糖についての「過剰摂取注意!」はほとんどありません。

「塩」は命の源であり、塩不足は様々な健康障害をもたらすことは言うまでもありませんが、その過多摂取注意だけが浸透しています。

「世の中は塩には辛いが、砂糖に甘い」と言うのが通り相場のようです。

2、過多の砂糖は有害

糖尿病食での砂糖は攝ってはいけないものの最右翼です。健康な人でも、甘いもののとり過ぎは程々に!と言葉では言いますが、実際はどうでしょうか?
痩せること=美しいこと 、と誤解し信じている女性でも「甘いものは別腹」とうそぶいて、砂糖の過剰摂取には扉を開きます。

育ち盛りの子供には沢山食べて、走り回って、元気に大きく育って欲しいと思いますが、市販の菓子類は砂糖で固めたようなものが氾濫しています。

レストランでも、外食チエーン店でも、ファーストフード店でも、お菓子屋さんでも、砂糖入り食品のオンパレードです。

砂糖には麻薬性というか中毒性の様なものががある様で、食べれば食べるほどもっと欲しくなります。

食品に砂糖を入れると甘く美味しくなり、砂糖により食欲を刺激された人はさらに多くを食べます。良く売れますので製造者は砂糖を入れ続けます。消費者は過剰な糖分を摂ることになります。

過剰な砂糖はそんなに体に悪いのでしょうか?

糖尿病と向き合う人は当然ですが、健康な人でも過剰摂取は体にとても悪いようです。
まず、糖分の過剰摂取は肥満につながるだけでなく、膵臓ガン、腎臓結石、虫歯の原因等になり得ます。

専門家の話では、

砂糖を多く取るほど尿中のカルシウム、蓚酸、尿酸が増え、カフェイン・食塩は尿中のカルシウムを増やすので、腎臓結石のリスクを増やします。

また、砂糖過多によって、膵臓ガンを発症するリスクが最大で約90%も高くなるという研究チームの報告もあり、加えて歯の問題もあります。口の中に自然発生する細菌は糖分によって繁殖し、エナメル質をむしばむ酸を発生させるため、虫歯の原因となる

とあります。

3、「砂糖の過多と塩の不足」が最悪の組み合わせ

「過剰の砂糖」が糖尿病患者にも、健康な人にも極めて不健康なことを再確認染ましたが、この際、「砂糖の過多と塩の不足」が最悪の組み合わせであることに注目させられました。

「白砂糖過多と自然海塩過少の組み合せは、最悪の組み合せです」との説明があります。
具体性に欠けますが結論だけを転記しますと

・血液の正常な組成を狂わせ、
・新陳代謝を滅茶苦茶にして、
・私たちを病苦に苦しませ、
・社会生活を大きく狂わせてしまっている。

昨今調味料が溢れています。その筆頭格の「砂糖」と「塩」。
私たちの生活と切っても切れない程密接に関係していますが、それでも「程々が肝要」という事を再確認いたしました。




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