2019年04月18日
心理学統計の検定を用いて井上靖の「わが母の記」を考える5
2.3 「わが母の記」の不安度
「わが母の記」は、認知症を患う作者の母が年齢とともに様々な事件を引き起こし、家族を振り回し、次第に衰えていく様子が描かれている。ここでは、この小論の研究テーマ、性別による不安度の違いついて、作成したデータベースを基に考察していく。
解答 性別による不安度の違い
具体度1
・母にしてみれば東京などにすむより知人も多い郷里の生活の方がいいに決まっていた。靖弱い不安1、桑子強い不安2
・母が弟と妹に連れられて東京の家に入って来た時、私は母が別人のようにやつれているのを見た。強い記憶2、強い不安2
・そんな祖母と孫娘の会話を聞いていると、もう心配はなく万事はうまくいくだろうと、私には思われた。弱い不安1、弱い不安1
・「さあ、おばあちゃん、同じことを何度でも言っていいよ。こちらは酔っているから今夜は一向にお応えない」弱い不安1、弱い不安1
・私は思わず笑い出した。私は自分が何を言ったか覚えていなかったし、勿論母からそのようなことを言われたことも覚えていなかった。弱い不安1、弱い不安1
花村嘉英(2019)「心理学統計の検定を用いて井上靖の『わが母の記』を考える」より
「わが母の記」は、認知症を患う作者の母が年齢とともに様々な事件を引き起こし、家族を振り回し、次第に衰えていく様子が描かれている。ここでは、この小論の研究テーマ、性別による不安度の違いついて、作成したデータベースを基に考察していく。
解答 性別による不安度の違い
具体度1
・母にしてみれば東京などにすむより知人も多い郷里の生活の方がいいに決まっていた。靖弱い不安1、桑子強い不安2
・母が弟と妹に連れられて東京の家に入って来た時、私は母が別人のようにやつれているのを見た。強い記憶2、強い不安2
・そんな祖母と孫娘の会話を聞いていると、もう心配はなく万事はうまくいくだろうと、私には思われた。弱い不安1、弱い不安1
・「さあ、おばあちゃん、同じことを何度でも言っていいよ。こちらは酔っているから今夜は一向にお応えない」弱い不安1、弱い不安1
・私は思わず笑い出した。私は自分が何を言ったか覚えていなかったし、勿論母からそのようなことを言われたことも覚えていなかった。弱い不安1、弱い不安1
花村嘉英(2019)「心理学統計の検定を用いて井上靖の『わが母の記』を考える」より
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