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2019年04月18日

心理学統計の検定を用いて井上靖の「わが母の記」を考える6

具体度2
・「東京時代も三十ぐらいのときのことが一番多かったようね。いまも同じだとすると三十ぐらいでとまっているのかしら。たいへんね。赤ちゃんになるまで」靖弱い不安1、桑子強い不安1
・「同じことさえ繰り返さなかったらほんとにいいおばあちゃんだけど」弱い不安1、弱い不安1 
・「おばあちゃんも、とうとう姉さんを憤らせてしまったわね。でも、よく今日まで続いて来たようなものよ」弱い不安1、弱い不安1 
・「おばあちゃんは今日はご機嫌よ。昨日は少しいけないおばあちゃんだったけど、今日はお利口さんなの、ねえ」弱い不安1、弱い不安1
・「おばあちゃん、わたしたち、おばあちゃんの話をしているのよ」弱い不安1、弱い不安1 

花村嘉英(2019)「心理学統計の検定を用いて井上靖の『わが母の記』を考える」より
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花村嘉英
花村嘉英(はなむら よしひさ) 1961年生まれ、立教大学大学院文学研究科博士後期課程(ドイツ語学専攻)在学中に渡独。 1989年からドイツ・チュービンゲン大学に留学し、同大大学院新文献学部博士課程でドイツ語学・言語学(意味論)を専攻。帰国後、技術文(ドイツ語、英語)の機械翻訳に従事する。 2009年より中国の大学で日本語を教える傍ら、比較言語学(ドイツ語、英語、中国語、日本語)、文体論、シナジー論、翻訳学の研究を進める。テーマは、データベースを作成するテキスト共生に基づいたマクロの文学分析である。 著書に「計算文学入門−Thomas Mannのイロニーはファジィ推論といえるのか?」(新風舎:出版証明書付)、「从认知语言学的角度浅析鲁迅作品−魯迅をシナジーで読む」(華東理工大学出版社)、「日本語教育のためのプログラム−中国語話者向けの教授法から森鴎外のデータベースまで(日语教育计划书−面向中国人的日语教学法与森鸥外小说的数据库应用)」南京東南大学出版社、「从认知语言学的角度浅析纳丁・戈迪默-ナディン・ゴーディマと意欲」華東理工大学出版社、「計算文学入門(改訂版)−シナジーのメタファーの原点を探る」(V2ソリューション)、「小説をシナジーで読む 魯迅から莫言へーシナジーのメタファーのために」(V2ソリューション)がある。 論文には「論理文法の基礎−主要部駆動句構造文法のドイツ語への適用」、「人文科学から見た技術文の翻訳技法」、「サピアの『言語』と魯迅の『阿Q正伝』−魯迅とカオス」などがある。 学術関連表彰 栄誉証書 文献学 南京農業大学(2017年)、大連外国語大学(2017年)
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