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2018年12月15日

年金受給開始は?

年金受給開始は?

現在の年金支給開始は原則65歳だが

受給開始年齢を60歳から70歳の間で

自由に選べる制度となっている。

しかし、政府は、受給開始を80歳程度

まで繰り下げられる制度改革に着手して

います。

政府はすでに

「一億総活躍社会」

というキャッチフレーズのもと

「みんな70歳まで働け」

という方針を水面下で確実に

推進しています。

2014年に行なわれた公的年金の

将来見通しを試算した

厚生労働省の財政検証だと

労働市場への参加が進むケースとして

2030年の65〜69歳男性の労働力率が

67%に設定されている。

そうなれば、現行水準並みの年金給付が

維持できるというのが、推計の結論です。

つまり、3分の2の男性が70歳まで働き続ける

ことが、年金制度の崩壊を防ぐための

絶対条件なのです。

そうした状況を踏まえると、政府が考えて

いる年金改革の方向性が見えてきます。

2020年の東京オリンピックまでに

65歳まで働く世の中に短期間で持っていき

その後、10年程度で一気に70歳までの

継続就業社会を完成させる。

それができた時点で、年金の受給開始年齢を

70歳に引き下げる。

ただ、体に鞭打って70歳まで働き続け

その段階で年金をもらい始めるという

ことをスタンダードにして

いいのだろうか。

伸びたとはいえ、現在の男性の健康寿命

は72歳です。

つまり、このまま政府の目論見通りに

進めば、70歳まで働いてようやく

定年を迎え、これから悠々自適の老後

が送れると思っても、わずか2年後には

介護施設で面倒を見てもらう生活に

なってしまう人が大半となる。

そんな人生で本当に幸せなのだろうか。

人生観にもよるが、年金受給開始年齢が

原則70歳になったとしても

たとえば60歳とか65歳で会社を辞めて

年金の繰り上げ受給を選択するという

選択肢も十分有だと思います。

かえってその方が充実した老後が

送れるはずだと考えれます。

もちろん、繰り上げ受給を受ければ

給付額は減額となります。

だが、年金が少なくても生活を

徹底的にリストラすれば

何とか暮らしていくことは

可能ではないだろうか。

東京都心に住んでいたら難しいかも

しれないが、郊外に住めば住居費を

劇的に安くすることも可能です。

家賃なら3分の1以下になるところも

あるし、賃貸でなくとも、地方に行けば

都心に比べて格安の値段で家を買うこと

が可能になります。

たとえば、群馬県の県庁所在地である

前橋市の土地は、坪単価10万円程度で

買えるところもある。

しかも、物価も安い。そういう場所に

移り住めば、年金が少なくても豊かに

暮らすことができるのではないだろうか。

そうした策を講じた上で、自分の趣味を

生かしたような好きな仕事をして

少ない年金を補えるぐらい稼いで

楽しく暮らす。

そうした生活スタイルこそ

スタンダードにすべきかなと

思います。

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