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クコの実

杏仁豆腐の上にちょこんと乗っている赤い実が、クコの実です。韓国料理、参鶏湯（サムゲタン）にも入っていたりします。このクコの実は、ヒマラヤ山脈の僧侶たちが健康増進、長寿、スタミナを高めるためにクコの実をお湯に浸して飲んでいたとも伝えられています。とても栄養価の高いベリーなんですね。クコの実は、ゴジベリーと呼ばれたりもします。

原産地は中国ですが、古くから日本でも栽培されてきました。民間薬として用いたり、江戸時代には葉を食用として日常的に食していたそうです。最近では、滋養強壮、疲労回復、肝機能改善、血行促進の他、デトックス、シミ予防などうれしいアンチエイジング効果があるといわれています

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クコの実はたんぱく質、抗酸化物質、必須アミノ酸、20種類以上のビタミンやミネラルを豊富に含んでいます。また、大量に含まれているβカロチンが、身体に良い効果をもたらすそうです。

クコの実は、フリーラジカルを相殺する力が大変強いことが実証されつつあります。クコの実の数種類の酵素が、強い抗酸化作用を有し、細胞の老化を予防し、若々しい肌を維持できるとされています。また、この強い抗酸化作用とビタミンCが協調して作用することにより、細胞の健康が維持され、免疫機能も強化されるそうです。

クコの実の効果

１．美肌、美白効果
２．アンチエイジング(老化防止、エイジングケア)
３．血行促進(冷え性の改善)
４．ホルモンバランスを整える
５．滋養強壮・疲労回復
６．ダイエット
７．疲れ目(眼精疲労)の緩和

１．美肌、美白効果

クコの実には、黒化(メラニン色素が沈着)した肌の回復を早め、美白する効果が確認されています。また、クコの実には、コラーゲンを構成する「ヒドロキシプロリン」を合成する働きがあることが指摘されています。さらに、コラゲナーゼ活性阻害作用があることから、体内のコラーゲンを守る働きも期待されています。美白効果に加え、コラーゲンの生成促進と減少防止により、黒化、シミ、シワ、たるみなど肌の悩みを解決してくれる美容効果に期待が高まっています。

２．アンチエイジング(老化防止、エイジングケア)

クコの実は、多糖体の働きと強力な抗酸化力で、老化を抑制し、活性酸素による損傷を修復する働きが指摘されています。

３．血行促進(冷え性の改善)

クコの実には、ビタミンP(ポリフェノールの一種で、ヘスペリジンやルチンの総称)が多く含まれています。ビタミンPには、毛細血管の強化、血中コレステロールの低下、血流の改善などの効能があります。

４．ホルモンバランスを整える

クコの実に含まれる植物性スレトール「β-シトステロール」は、コレステロールの吸収阻害以外にホルモンの働きに作用することが指摘されています。女性のPMS(月経前症候群)、更年期症状の予防や緩和に効果的であると報告されています。

５．滋養強壮・疲労回復

ベタインやゼアキサンチンといったアルカロイドの他に必須アミノ酸が含まれていて、滋養強壮、疲労回復、目の疲れの回復作用があるとされています。

６．ダイエット

レステロールを体外に排出するリノール酸や脂肪の燃焼を助けるビタミンB2など、ダイエット効果のある成分が含まれています。

７．疲れ目(眼精疲労)の緩和

β-カロテンやゼアキサンチンなど豊富なカロテノイドの働きで視力低下や白内障、緑内障などの予防が期待されています。ゼアキサンチンには目の網膜を保護する働きがあります。

クコの実の上手な取り方

クコの実の１日の目安摂取量は、１０〜２０粒程度です。

クコ酒

酒には血を巡らせる作用があります。クコの実をお酒に浸けてクコ酒にする事で、より効果的に摂取でき、利用できることになります。

クコの実の副作用

クコの実には、4つの副作用がある可能性が指摘されています。

１．生理が早まる可能性がある
２．早産のリスクを高める可能性がある
３．血圧低下の可能性がある
４．血糖値を上昇させる可能性がある

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