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タグ / 憤狼

記事
ドロシー / 憤狼のクラッシャー [2018/10/12 00:00]
"○月×日 夕方 被害:牛1頭 放牧先から戻らないので様子を見に行ったら、やられていた。 喉元を噛みちぎられて死亡。一部食べられた形跡あり。" "△月○日 昼  被害:子供2人 一人は足を、一人は腕を噛まれ重傷。遊びに行った森の中で やられたとのこと。以降、子供は森に立ち入る事を禁止する。" "○月△日 夜  被害:女1人 庭先で悲鳴。駆け付けた夫が発見。腹を噛まれて死亡。 一部食べられた形跡あり。以降、村人は夜の外出を禁止する。" "×月×日 朝  被..
人魚姫 / 憤狼のクラッシャー [2018/09/12 00:00]
小さな村は狼に怯えていた。毎日のように家畜は喰い殺され、 時には小さな子供までも犠牲になってしまう。 しかし、ある日を境に狼達の襲撃はピタリとやんだ。 不思議に思った村人達は、小雪のちらつく中、恐る恐る 狼の住処である森へと足を踏み入れた。そこには血まみれの 羊と狼の死骸が、数え切れないほど転がっていた。 村への襲撃が止んだのは狼が全滅したからだと知ると、村人達は抱き合って喜んだ。彼らは暮らしの足しにする為に、狼達の死骸から毛皮を剥ぎ、羊達を解体して肉..
ピノキオ / 憤狼のクラッシャー [2018/08/12 00:00]
あるところに一匹の狼と羊がいました。羊は狼に尋ねました。 問:「怪我をしたあなたを助けたのは誰でしょう?」 答:「そんなもの決まっている、仲間の狼たちだ」 答えを間違えたのか、目の前の羊が死に次の羊が現れました。 問:「怪我が快復したあなたが住処に戻ると何が起きていた?」 答:「当然、仲間が俺の帰りを心配して待っていた」 次々と羊が死に、辺り一面が羊の死体で埋まっていきました。 問:「狼たちが羊に殺されたことを知ったあなたは何をした?」 答:「やめ..
かぐや姫 / 憤狼のクラッシャー [2018/07/11 00:00]
後世の民よ、ここに訳す事は訓戒と心得よ。 決して怒りに救いを見出してはならぬ。 それは己を滅ぼし、果てなき贖いを代価とするだろう。 怒りは原始の感情である。 それを抱くは原始の罪である。 我らは生まれた時から罪を背負い、世を彷徨う旅人である。 もしも、生きとし生ける者の怒りが常世に充ちたりれば、 暗雲を切り裂く蒼雷が輝くだろう。 その閃光に貫かれし者、裁きの雷を操りし断罪者とならん。 かの姿は狼となり、罪深き全てのものを喰い殺すだろう。 逃..
赤ずきん / 憤狼のクラッシャー [2018/06/12 00:00]
とある家に仲の悪い十人の兄弟がおりました。兄弟はお互いの考えがまるで異なり、毎日のように些細なことで争っては怒り、喧嘩していました。十人十色とはよく言ったものです。 喧嘩は次第に激しくなり、怒りを発散しようと暴力を振るうようになりました。ある日、見知らぬ少女が突然彼らの家を訪ね「みんなが仲良くなる儀式をしてあげる」と言いました。 「それは助かる」と長男が招き入れるやいなや、少女は兄弟十人を部屋の中央に集めました。すると、持っていた巨大な槌の一撃を全員の頭に振り..
いばら姫 / 憤狼のクラッシャー [2018/05/12 00:00]
雷鳴轟き雨風が吹き荒れる酷い天候の日だがここ数日頭の中に響く悪魔の声から逃れたい私は聖堂へと足を進めていた。このままでは私はいつか声に従いあの憎き男を屠ってしまう。 刹那、眼前に閃光が貫き巨大な影が蜃気楼のように立ち上がり私に向かってやおう牙を見せる。何故憤怒と殺意に身を委ね刃を振り下げぬのかと尊大な詰問の声が頭に響き意識が遠のく。 薄れゆく意識の中で私は必死に祈り絶り続けた。主よ!主よ!どうか愚かな子羊を導き悪を退け給え!私は誰も殺シたくハないノです!誰も、ダレも……..
スノウホワイト / 憤狼のクラッシャー [2018/02/12 00:00]
俺は王だ。誰よりも強く大きい、残虐な狼の王である。 雪山にこだまする羊達の悲鳴など、最高の余興だった。 だが獲物を引き裂く高揚感は、突然の雪崩に打ち消された。 気が付くと、羊が心配気に覗き込んでいた。しかも怪我まで手当て済みだ。馬鹿め、治ったら残らず食い殺してやる。そう思っていたが、いつしか親身な羊達に心を惹かれ始めていた。 怪我が癒えて群れに戻った俺は驚愕した。羊達の罠で多くの仲間が死んだという。優しいあいつらが、そんなことをする訳がない。復讐を叫ぶ仲間..
アリス / 憤狼のクラッシャー [2018/01/12 00:00]
これは憤怒に駆られた狼の物語です。冷酷無比な狼は、ある日獲物の羊によって命を救われました。他者への慈しみと愛を知った狼は、羊に感謝して群れに帰りました。しかし…… 群れに帰ると、羊の罠によって多くの仲間が死んでいました。もう羊と狼の争いは止まりません。悩んだ狼は、二度と争いが起こらぬように、とある決断を下しました。 事の顛末を見届けると、狼は自らの爪で喉を切り裂いて命を絶ちました。しかし、狼に安らかな眠りが訪れることはありません。それもそのはず、死んだ狼は..
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