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2018年11月20日

三匹の子豚 / 怠熊のハーフナイトメア

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「熊さんだ」「熊の手って美味しいんだって」
「内臓は薬になるんだって!」「食べちゃおう!」
ある日森の中、俺はヤバイ子豚に出会ってしまった。

「食べて寝る。起きて食べる。俺の力が宿ったこの武器なら、
そんな生活を永久保証」「ゴクリ……」「でもそれって、
お高いんでしょ?」「タダです」「下さい!」「あざーっす」

「熊さん、変なの」「わたしたち、体が動かない」「武器を持っても、狩りをする気がおきないの」「別にいいんじゃね?
ゴロゴロしてれば空腹も忘れるよ..
posted by 黒の書 at 01:00

2018年10月15日

ドロシー / 怠熊のミンストレル

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【○月×日 晴】今日はお父さんが鮭狩りを教えていました。立派なクマに育ちますように。ただ、教え方がちょっと厳しすぎるかなと思ったので、お父さんと話し合おうと思います。

【○月×日 曇】今日はお父さんとお話をしました。けれど、口答えするなと怒鳴り、私に跨って大きな手で殴りかかってきました。あの子はこんな怖い思いをしていたのです。

【○月×日 雨】今日はお父さんが人間に殺されました。不思議と悲しくはありませんでした。これからはあの子と二人で幸せに暮らせる。もうあの..
posted by 黒の書 at 00:00

2018年09月15日

人魚姫 / 怠熊のミンストレル

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その雄熊は死に瀕していた。苛立つ心のままに暴力を振るい弱者を虐げることで全てを解決してきた。ある時、雄熊は大怪我で倒れてしまう。自業自得だった。そこに雌熊が現れた。

雌熊は愚かだった。どれだけ拒まれても食料を運び、血の滲む傷口にできる限りの手当てを施し続けた。いつしか雄熊はその姿に観念し、感謝の言葉をかけるようになった。

二頭の旅は幸せだった。ようやく授かった新たな生命、膨らんだお腹を見て、父親になることを改めて実感した。不慣れな手つきでお腹を撫でると、雌能は..
posted by 黒の書 at 00:00

2018年08月15日

ピノキオ / 怠熊のミンストレル

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質問に答えて、あなたの【ズボラ度】をチェック!
質問:深い森の一軒家に住むあなた。その家の屋根は何色?
答え:「いや、外に出ないから。屋根とか見ないわ〜」

質問:おなかが減ったあなた。狩りをするならどっち?
@川へ魚釣りに行く。 A山へはちみつを取りに行く。
答え:「いや、外に出ないから。ババアに取りに行かせるわ」

質問:家の外からズドンという大きな音がしました。
その音はなんだったでしょう?
答え:「いや、外に出ないから。確認に行く方が危なくない..
posted by 黒の書 at 00:00

2018年07月15日

かぐや姫 / 怠熊のミンストレル

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これより語るは、愚かな男の末路にして、賢き子らへの戒めである。人の道を外れることのなきよう、子々孫々まで伝え広めよ。我ら一族が故郷を失ったそのわけを。

痩せた大地を耕し疲れきっていた男は、神に祈りを捧げた。「神よ、我らを助けたまえ。作物を育てる水を与えたもう」哀れに思った神は、天より恵みの雨を降らせた。

これを見ていたとある精霊は男に囁いた。「いっそ働かないで暮らせるように願えばよくない?」と。男が精霊の言うとおりに願うと、天から水と食べ物が毎日降り注いだ。 ..
posted by 黒の書 at 00:00

2018年06月15日

赤ずきん / 怠熊のミンストレル

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三匹の子豚は気怠そうな熊に語りかけました。「とある大金持ちの家に生まれた兄弟がおりました。両親が事故で亡くなると遺産が相続され、二人はそれぞれ異なる生活を始めました。

兄は朝から夜までみっちり働きました。そして得たお金のほとんどを貯金し必要最低限の生活をしたのです。疲弊し、ボロボロにやつれていきましたが、貯金はどんどん増えました。

弟は好きなものを好きなだけ買って、毎日遊び惚けました。弟はいつも幸せそうでしたが、貯金はどんどん減りました。数十年後、二人は揃って..
posted by 黒の書 at 00:00

2018年05月15日

いばら姫 / 怠熊のミンストレル

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それは血も凍るような恐るべき姿をしているという。しかし、獲物が強大であればあるほど、湧き上がる狩人の血を抑えることは困難だ。私は猟銃を持ちだし、深緑の森へ旅立った。

途方もない歳月をかけて山々を探し回ったが、それの発見には至らなかった。まるで神に嘲笑されているかのようだった。私が疲れ果てて諦めかけたその時、遂にそれは姿を現した。

眼前に迫る狂気じみたその体躯は、名状しがたい程に巨大だった。私は慄然とする気持ちを鼓舞し、銃口を向けた。すると虚空を捉え続けていたそれの瞳が、..
posted by 黒の書 at 00:00

2018年04月15日

グレーテル / 怠熊のミンストレル

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怠惰に生きる熊は面倒臭そうに、口を開いた。
「あいつなー。ちょーっと金持ちだからってさー、余裕こいてさー、挙句イケメンとかさー。ないわー、マジないわー。」

「子供はアリだね。うるさくなければ。でもあのガキはナシだわ。ナシ。俺を見ようともせず、ただただ睡眠を貪るだけ。アレですか?俺みたいなキモ態とはお話ししたくないですか。」

「最近は妙に正義感ぶった女がさー、俺を社会のゴミとか罵倒してくるしさ。我々の業界ではご褒美です……とでも言うと思ったん?なに?なんなん?..
posted by 黒の書 at 00:00

2018年03月15日

シンデレラ / 怠熊のミンストレル

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家族を養う為に働く。それは正しい。
良い暮らしをする為に働く。それも正しい。
生きる為に働く。それが正しい。

働く事は自由だ。それが自分の意思ならば。
働く事は美しい。それが自分の意思ならば。
働く事は楽しい。それが自分の意思ならば。

……そんな虚飾に満ちた言葉で誤魔化すのは、もうやめない?
本当は働かずに一日中ゴロゴロして、誰かに飯を用意してもらって、気が向いた時に風呂に入って好きな時に寝たくない?

働いて財を成しても死んだら終わり。家族に何..
posted by 黒の書 at 00:00

2018年02月15日

スノウホワイト / 怠熊のミンストレル

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寝たい時に寝て、起きたい時に起きる。これが一番だわ。
必死に働いたのに過労死なんてしたら、親が泣いちゃうじゃん?こうしてノンビリ生活してる俺って親孝行なわけよ。

今のご時世、汗水垂らして働くとかないわ。家でゴロゴロしてる間にババァが獲ってきた鮭の味はもう最高。いやー、何もしなくてもメシが出るとか、これ完全に勝ち組だわー。

働こうと思えば働けるよ? まだ本気出してないだけなの。
けどさ、今は充電期間だから無茶しちゃダメなわけ。わかる?
明日、明日になったら..
posted by 黒の書 at 00:00
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