「おとうと」(12)(フィリップ短篇集より)
LE PETIT FRERE
−−−−−−−−−−【12】−−−−−−−−−−−−−−−−−
Julie se rappela que l' année précédente il avait
fait la même chose, mais c' était au petit Victtor
qu' il avait jeté la farine. Le petit Victor était
un enfant capricieux: il avait pleuré. La petite
Alice qui avait bon caractère se mit à rire. Elle
était toute blanche.
.
..−−−−−−−−−− (訳)−−−−−−−−−−−−−−−−−−
ジュリーは前の年、ブーテおじさんが同じことをした
のを覚えていた.そのときは小麦粉は幼いヴィクトール
に投げつけられた.ヴィクトールは泣いてしまった.ア
リスの場合はいい性格をしていて、笑い出したのだ.彼
女は(粉で)真っ白になっていた.
−−−−−−−−−−《語句》−−−−−−−−−−−−−−−−−−
se rappela:(単純過去3単) < se rappeler (pr) 思い出す、
覚えている
Elle était toute blanche:
形容詞を修飾する副詞の tout は子音(または有気音のh)
で始まる女性形容詞の前でだけ、その性数に一致する.
(男性形容詞及び母音で始まる女性形容詞の前では不変)
il avait pleuré:
直説法大過去ですが、日本語には大過去というものがな
いので、このニュアンスを出して訳すのは無理です.
「泣いてしまっていた」は何か変な日本語.
caractère:(m) (個人の生まれつきの)
性格、気質、人柄
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