鶴の恩返し(2)
Der Kranich vergilt die Wohltat
−−−−−−−−−−【2】−−−−−−−−−−−−
An einem kalten verschneiten Wintermorgen, als
er durch den Wald gelaufen war, nahm er ein leises
Geräusch wahr. Es klang, als * würde jemand vor
Schmerzen weinen. Er folgte den Lauten, bis er einen
schneeweißen Kranich, in dessen Flügel ein Pfeil
steckte, im Schnee liegend fand.
−−訳−−
ある雪の降る寒い冬の朝、彼(若者)が森の中を歩いて
いると、かすかな音が聞えました.それは誰かが
あまりの痛さに泣いているような音がしていたのでした.
若者は音のする方に行きました.そしてとうとう
雪のように白い鶴が羽に矢を受けて雪の中に横たわって
いるのを見つけました.
《語句》
kalten (語尾enは3格混合男性単数) <kalt (形) 寒い
an (前置詞) (日時…に)(この意味の時は3格支配)
verschneiten (形容詞男性単数3格混合変化) < verschneien (i/s)
雪に覆われる、雪に埋もれる
verschneit (形、過去分詞) 雪に覆われた、雪に埋もれた
gelaufen (過去分詞) <laufen (i/s) @走る、 A歩く、徒歩で行く
不規則動詞:laufen lief gelaufen
Wollen wir laufen oder fahren ?
歩いて行こうか、車で行こうか?
Ich laufe schnell mal zur Post.
ちょっと郵便局まで行ってきます.
wahr (形) 真実の、本当の A本物の ここでは分離前綴り
nahm…wahr (分離動詞、過去)<wahr/nehmen (4格を) 知覚する
(4格に) 気づく
ein Geräusch wahrnehmen 物音に気づく
leises (形、中性4格混合)
<leise (形) (音、声が) 小さい、静かな
A (付加語的に) かすかな
leise Schritte かすかな足音
mit leiser Stimme 小声で
ein leiser Wind 微風
das Geräusch {_(e)s/_e} 音、雑音、物音、騒音
* どちらかというと不快な音、快い方の音、音楽の音は
Ton (pl は Töne) . 尚、Laut も「音」ですが、これ
には快不快の感情は入っていません.
klang (過去形) <klingen (自/h) (鐘などが) 鳴る、響く
Schmerzen (pl) <der Schmerz {_es/_en} @痛み、苦痛
A悲しみ、悲痛
*als ob の ob が脱落したもの まるで〜のように
ob はしばしば脱落します.ob 以下は接続法2式が普通.
ではなぜ、hätte …geweint ではないのか?
それはこの副文の中は時制一致させないから.
過去にしてしまうと「〜だったかのように」となって
しまいます.そして接続法第2式はしばしば、würde
で代用させるためです.
Lauten (pl) <der Laut {_(e)s/_e}{複3格_en} 音、物音
folgte (過去3単) <folgen (自/s) (3格のあとに) ついて行く
(3格)の後を追う
der Kranich {_s/_e} 鶴
der Pfeil {_(e)s/_e}{複3格_en} 矢
steckte (過去) <stcken (他) (4格を) 差し込む、
(自) 差してある
【文法】
leises (形、中性4格混合) について:
弱変化は簡単に覚えられたのに、混合変化は
未だに頭の中も記憶混合という方は多いはず.
でもこの混合変化、3つの例外をクリアすれば、
あとは弱変化と同じです.
形容詞の語尾変化は、男性1格と、中性1格、
中性4格以外は全て弱変化(語尾en) です.
つまり男性1格と、中性1格、4格だけが
強変化(男性がer、中性が es)
これを覚える歌:
混合は中性1、4、男1(こんごうは ちゅうせいいちよん おとこいち
es esとerあとは弱変 エスエスとエア あとはじゃくへん)
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