iMac (24インチ, M1, 2021) の仕様
- チップ:Apple M1チップ (8コアCPU/8コアGPU)
- メモリ:16GBユニファイドメモリ
- ストレージ:256GB SSDストレージ
- マウス・トラックパッド:Magic Mouse+Magic Trackpad
- キーボード:Touch ID搭載Magic Keyboard
- 本体カラー:ブルー
先代モデルからの変更点
24インチiMacはプロセッサがM1チップに置き換えられたほかにも、さまざまな変化があった。前モデルからの変更点は以下のとおり。
- Apple M1チップが搭載
- 本体がスリム&軽量化
- 画面が4.5K Retinaディスプレイに
- 搭載ポートがThunderbolt 3/USB4x2 or 4に
- カラーが最大7色から選べるように
- 1080p FaceTime HDカメラが搭載
- フォースキャンセリングウーファーを備えた、原音に忠実な6スピーカーシステムが搭載
- 空間オーディオに対応
- Touch ID搭載Magic Keyboardが登場
デザイン
今回の新型iMacは、従来からデザインをガラリと変更したことが大きな話題となった。太いベゼルと流線型の背面が特徴だったこれまでのデザインを一新し、薄型化とコンパクト化の両方を実現する世代デザインを採用している。
さらにポップなカラーを採用したことで、よりライトで親しみやすいデザインになったのも大きな特徴。本体カラーは全7色で、今回筆者はブルーモデルを選択した。
ディスプレイ
画面サイズは24インチ。これまでのiMacのラインナップは21.5インチと27インチの2種類が用意されていたが、今回はその中間サイズとなっている。24インチは市販ディスプレイによくあるサイズであることから、慣れた感覚で作業することができるだろう。
画面は4.5K (4,480×2,520ピクセル/218ppi) のRetina仕様。コンテンツの正確な色味を引き出すP3(広色域)に対応しており、画面輝度は500ニト。この価格帯の製品の中では間違いなくトップレベルの仕様で、実際にこの目で見るととても綺麗で、写真編集や動画編集が捗るだろう。
ちなみに、周囲の環境光に合わせて画面の色味を変えるTrue Toneテクノロジーも利用可能だ。
画面サイズ | 21.5インチ | 24インチ | 27インチ |
---|---|---|---|
解像度 | 4K Retinaディスプレイ (4096×2304ピクセル) | 4.5K Retinaディスプレイ (4480×2520ピクセル) | 5K Retinaディスプレイ (5120×2880ピクセル) |
最大輝度 | 500ニト | 500ニト | 500ニト |
広色域(P3) | ◯ | ◯ | ◯ |
True Tone | × | ◯ | ◯ |
左:27インチiMac / 右:24インチiMac
24インチという画面を採用した理由は、画面周囲のベゼルの削減に成功したことにある。おかげで21.5インチモデルから本体サイズを変えることなく、画面を大型化させることができたというわけだ。
ちなみにダイエットのおかげで、本体重量は4.46〜4.48kg (今回レビューしている8コアGPUモデルは後者) とかなり軽量になった。さすがに片手で持ち歩けるほどの重量ではないが、デスク上で動かす程度であれば軽々とできるようになっている。
画面サイズ | 21.5インチ | 24インチ | 27インチ |
---|---|---|---|
高さ | 45.0cm | 46.1cm | 51.6cm |
幅 | 52.8cm | 54.7cm | 65.0cm |
奥行き | 17.5cm | 14.7cm | 20.3cm |
重量 | 5.48kg | 4.46〜4.48kg | 8.92kg |
ベゼルの幅を狭くすることによって、前面から見たときの印象はかなりスッキリとしたものになった。なお、ベゼルの色はこれまでの黒から白に変更されている。白は一般的に膨張色と言われ大きく見えがちだが、新型iMacのベゼルはそれを感じさせないくらいには細くなっている。
iMacの“あご”部分。狭くなるという噂もあったが実現せず
“あご” の部分には本体カラーにあったカラーリングが採用され、ホワイトのベゼルとのツートン仕様。これまではAppleのロゴが配置されていたが、新型モデルからはロゴが排除され、よりシンプルなデザインに変更されている。
ちなみに本体正面を覆うのはガラス。画面部分もベゼル部分も、そしてあごの部分もすべて繋ぎ目のない1枚のガラスで覆われている。とても美しい仕上がりで、さすがApple製品という感じだ。
24インチiMacの最大の特徴は、本体の薄さと言っても過言ではないだろう。本体厚みはわずか11.5mmとスマートフォン並みだ。
ディスプレイ底面にはスピーカーと排熱用の穴
しかもその薄さがディスプレイ全体で統一されているため、イメージはMacというよりもiPadという感じ。スタンドに巨大なiPadをくっつけた、と言えばイメージしやすいのかもしれない。
スタンドの素材はアルミ製でこれまで同様。ただし形状はよりストレートなものになっていて、シュッとコンパクトになった印象を与えてくれる。パッと見、横に倒れてしまいそうにも見えるが、意外とドッシリと支えてくれているので安定感は予想以上にバッチリ。
スタンドの可動域は-5°〜25°
スタンドは、iMac本体を上下に振るチルトに対応する。可動域は-5°〜25°でこちらも先代から変更なし。一般的なデスクであれば快適に使えるはずだが、もっと自分好みの角度で使用したいなどがあれば、Apple公式サイトで購入できるVESAマウントモデルを購入するべきだろう。
背面は、前面と同じシンプルなデザインになっている。見慣れたアルミの金属感のおかげか、新デザインであるにもかかわらず妙な懐かしさを感じさせてくれる。
最も濃色なカラーが使用されているのがこの背面。今回筆者が入手したブルーモデルでは北国の海の色を想起させるような深い青色が使用されていた。
普段見えないのが惜しいくらいだが、あまり濃い色を前面に出してしまうとユーザーが正しい色で写真や映像などのコンテンツを視聴できなくなる可能性があることを危惧して、意図的に前面に淡いカラーを採用しているものと予想される。
2021 Apple iMac (24インチPro, 8コアCPUと7コアGPUを搭載したApple M1チップ, 8GB RAM, 256GB) - シルバー
KEIAN 31.5型/3840×2160/HDMI DisplayPort /ブラック/スピーカー:あり KWIN-4K32BH 32,600円
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