新型iPad ProのLiDARスキャナは、最大5m先の周辺の対象物までの距離を計測できるという。LiDARスキャナで計測した深度ポイントとデュアルカメラのデータを組み合わせた上で、A12Z Bionicのコンピュータビジョンアルゴリズムで処理することにより、端末の前でどのような状況になっているかを詳細に理解できる。このため新型iPad Proでは、より高度なAR体験が可能になるというわけだ。
LiDARスキャナを実現するためのコアデバイスになっているのが、デュアルカメラの横に組み込まれたToF(Time of Flight)センサーだ。ToFセンサーは、別途に組み込んだ赤外線LEDなどの光源から発した光が対象物で反射し、ToFセンサーに届くまでの光の飛行時間(時間差)を検出することで対象物までの距離を測定する。
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