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2020年12月22日

apple アップル「AirPods Max」6万円以上するワケ




Apple

アップルは12月8日、オーディオ製品の最新モデルとなる「AirPods Max」を発表しました。12月15日発売ですが、日本向けには12月18日から出荷開始。ただし、初代AirPodsが登場したときのように極度の品薄状態です。

今オーダーしても12〜14週間、つまり3ヵ月待ちの状態(記事執筆時)。クリスマスギフトにはまったく間に合わない、そんな製品となりました。製造数が少ないのか、需要が予想以上に高いのか、いずれにしてもアップルの新しいカテゴリの製品は大きな注目を集めることに成功しています。

●549ドルという価格


まず話題になったのがその価格です。AirPods Maxは米国で549ドル、日本では6万1800円での販売となります(いずれも税抜)。この金額に対しては、ネット上でも「高い!」という声が多かったように感じました。

というのも、これまでのAirPodsシリーズは、改良されたAirPodsが1万7800円(ワイヤレス充電非対応のケース)、AirPods Proが2万7800円という価格でした。またアップル傘下のオーディオブランドBeatsでは、アクティブノイズキャンセリングに対応するヘッドフォンとしてSolo Proが2万9800円、Studio3 Wirelessが3万4800円という価格帯だったことを考えると、AirPods Maxの価格が大きく離れていることもあったのではないでしょうか。

AirPods MaxはAirPods Proと同じH1チップを搭載し、アクティブノイズキャンセリング、アダプティブイコライジング、Hey Siriなどの機能を備え、AirPodsが持っていた一瞬でペアリング、使っているデバイスの音声を切り替えなしで再生できるなど、「AirPodsが流行った理由」を引き継ぎました。

ここまでなら、AirPods Proと同じ2万7800円の価値のままです。しかしAirPods Maxはステンレススチールのヘッドバンド、さらにサイズ調節のアームの質感も高い。キャノピーと言われる頭に当たる部分はニットメッシュで圧力を分散し、イヤーカップとフレームの付け根の機構はあらゆる方向に動く画期的なメカニズム。そしてアルミニウムで質感が高いイヤーカップは磁石でくっつくクッションで密閉性を高めている……。

デザインだけ見ても、少しレトロで懐かしい雰囲気すら感じさせる中、アップルらしい工夫を随所に盛りこんでいます。たとえばタッチパッド式の操作ではなく、デジタルクラウンでのボリューム調節と再生コントロール、そしてノイズキャンセリング切り替えボタンを備えたのは、イヤーカップを美しく魅せることと操作の混乱を防ぐことを目指したことの両立でしょう。









音の要は40mmのダイナミックドライバー。ネオジムリング磁石を採用し、どの音域・どの音量でも歪まない再生を実現したといいます。そのドライバーから出力する音を、音楽そのもの、装着状態による音域の減衰度合いなどをリアルタイムで分析して調節することで、音源に忠実な音を聞き取れる環境を作り出しているそうです。

マイクの数が増えたことから、ノイズキャンセリングもより強力になり、空間オーディオも密閉性とドライバーの大幅な高音質化で更に迫力を増していく。あまりモバイル性に優れないけど、ステイホーム需要の中で最高の音を楽しむためのデバイス……。

そうした質的な部分の進化を重ねた存在がAirPods Maxであり、どちらかというとゼンハイザーのMOMENTUMが競合になってくるのかな、というイメージを持っています。本当に実際、聞いてみるのが楽しみです。

●名前とマーケティング


BeatsのオーバーイヤーヘッドフォンにはStudio 3 Wirelessと「Studio」というフレーズを使っており、当初の噂でも「AirPods Studio」という名称がささやかれてきました。しかし「Max」というネーミング……。ちょっと意外というか、上質さに欠ける名前とすら思いました。

ただ在宅需要という環境や、音をアクティブに作ると言うよりは、最高のコンテンツ消費デバイスであることを考えるとスタジオというのも違うのかな、と。iPhoneですでにMaxというモデル名を使っていたことも、選ばれた理由だったかもしれません。「Pro」はもう使っちゃいましたからね。









今後アップルがBeatsブランドをどうするか、という別の問題もありますが、AirPodsのラインアップを考えると、左右独立型の上位・下位モデル、最上位のオーバーイヤー型という3種類が揃ったことになります。やはり独立型と最上位の間に、もうひとつオーバーイヤー(耳をすっぽり包み込むタイプ)、もしくはオンイヤー(耳の上にのせるタイプ)のミドルレンジが欲しくなってきます。

むしろ、AirPods Maxが349ドルとか、399ドルという価格で登場してくれれば、iPhoneのついでに、夫婦で1台ずつ、ともっと大きな需要を見込むことができたのではないか、とすら思います。そうできなかったのは、やっぱり開発費や実際の部品にお金がかかっているからだろう、と予想しています。

そう考えたので、レビューはこれからですが、音質は相当良いレベルを実現しているのだろう、と楽しみにしているところです。

AirPods Maxからグレードダウンする部分があるとすればドライバーやイヤーカップのサイズなどになると思いますので、コストダウンして投入すべきかどうか疑問も残ります。販売が続いていくうちに、値下がりしていく形で、AirPods Proと価格が近づいていくのかもしれません。

●ヒヤラブルな未来


また別の方向から考えてみると、AirPods Maxの登場は、「ヒヤラブル」デバイスとしての面白みもあります。デジタルクラウンがついた丸みを帯びたAirPods Maxを見て、シルエット的にApple Watchに似ている!と思った方もいるのではないでしょうか。








Apple WatchにはSシリーズのチップが搭載されていますが、つい最近HomePod miniにS5が搭載され、コンピュテーショナルオーディオを行う頭脳として活用できるという気づきがありました。ただ、S5とH1でオーディオ処理の性能を比較すると、後者に軍配が上がるのかもしれません。

A8搭載のHomePodや、H1搭載のAirPods Pro/Maxは、環境音を拾ったノイズキャンセリング、イコライジングといったフィードバックの仕組みや、音を立体的に構成する空間オーディオのような「サイコ・アコースティック」技術を必要としています。しかしS5を搭載したHomePod miniは、再生する前のオーディオ処理こそしますが、そこまで複雑な処理をするわけではなさそうでした。

H1チップの10コア、秒間90億回のオーディオ処理をすることができ、より高性能。しかしそれ以外のアプリ処理を実現できるわけではないので、H1とSシリーズの組み合わせや、将来のSシリーズがH1並のオーディオ処理を実現する性能を向上させて搭載。

こんなパターンでAirPods Maxに入ると、単体での通信の可能性が開けてきそうです。Apple MusicやPodcastなどを単体再生したり、保存しておいた音楽を再生できる仕組みは、ヘッドフォンの未来、という感覚を強めてくれます。

おそらくiPhone、Apple Watchは残り続けますから、AirPods Maxが通信に対応しても、どこで使うのか悩むところではありますし、複数の電話番号を1つの電話番号に紐付ける、キャリア側の対応も必要そうです。







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ただヘッドフォンをかけるだけで、好きな音楽を最高の音で再生してくれる、声でナビもできる、通話にも出られる、メッセージも返せる、というヘッドフォンは、アクセシビリティの観点からも実現してほしいと思いました。

でも、視聴したらそんな未来像が吹き飛ぶぐらいの高音質を体験できれば、それはそれで大満足だと思います。

 


posted by gomabon at 19:32| Comment(0) | TrackBack(0) | パソコン
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