世間的にはお盆休みのようですが、管理人はずっと虫けらのように働いています。
さすがに仕事ばかりで遊ばないと莫迦になるので、金曜に午後から休みを取って、美術館へ行ってきました。
今回は豊田市美術館で開催している「クリムト展」をご鑑賞です。
お盆休みということもあって、会場はそこそこに混んでいました。
クリムトは著名な画家なのでご存知かと思いますが、1862年生まれのオーストリア(ウィーン)の人です。
55歳の若さで亡くなっています。エロスと退廃が匂う作風で有名ですが、風景画も描いています。
キャバクラやホストクラブの店内に「接吻」などがよく飾られているので、気づかぬうちに彼の作品を目にしている人も多いと思います。多分、これは日本独自の現象だと思いますけど。
今回の展示は、クリムト自身の作品に加えて、その弟や、友人、ウィーン分離派の人の作品も展示されています。クリムトのすべてが集結した、というわけではない。
この展覧会では、管理人的に見たいと思っていた「ベートヴェン・フリーズ」を鑑賞することができました。
じつはこのでかい壁画は複製なのですが(本物はウィーンにあります)、オーストリア政府が公式に製作した複製なので、ほぼほぼ本物に近い、という作品です。
「ベートーヴェン・フリーズ」はあのベートーヴェンの第9をモチーフにした作品として知られていますが、日本のアニメファンには「ソ・ラ・ノ・ヲ・ト」のOPに使われた作品として有名です。
全長30m以上あるごっつい大作なので、機会があればぜひ実物(に近い複製)をご覧いただければと思います。