自宅で猫を5匹ほど飼っています。基本的に拾ったり貰ったり保護したりという感じで、ペットショップで購入した経験はありません。
今回は、最古参の「しぃ」さんのお話。
しいさんは10年ぐらい前に、実家の屋根裏で野良猫が生んだ子です。
天井から鳴き声がするので親が覗いてみたら、子猫が2匹いたそうです。
実家もずっと猫を飼っているので、2匹はいらないということで、どちらかを管理人が引き取ることになりました。当時はうちには猫がいなかったのです。
「好きな方をもっていきな」
と、母親が言うので、シャム猫っぽいメスの方を貰おうとしたら
「あ、そっちはダメ」と言われました。えええ、なにそれ。
仕方が無いので縞々のオスの方を貰って来たのが「しぃ」さんです。
しぃさんは子猫の頃はものすごく可愛らしい猫でしたが、大人になって去勢手術をして何年か経つと、やたらとデカくなって貫禄が付いてきました。
持ち上げてみるとずっしりと重みがあります。メシもモリモリ食べます。
10年経って、人間年齢で換算すると、56〜60歳ぐらいなので、ほぼ管理人とタメ年になりました。
すっかりオヤジっぽくなって、どっしりとした感じで良く寝ています。
あまり人の膝の上でくつろぐこともなく、だっこも嫌がる性質ですが、夜中になると密かに管理人のベッドにあがってきます。
電気を消して、管理人が寝たころを見計らってやってくるのです。なにそのツンデレ。
写真で分かるとおり、なぜか横になって寝るクセがあります。
横というのは、ベッドの長辺方向に対してほぼ直角に、という意味です。
要するに邪魔になるんです。ダブルサイズのベッドなのに、人間がやけに端に追いやられて狭い。ひどい。
枕がふたつ写っていますが、ひとつはしぃさん用の枕です。なんか枕がないとイヤらしい。
それから、夜中や明け方にときどき起きては爪を研ぎます。
主に管理人が使っている、宿直お泊り用のエナメルバッグ(白いナイキのバッグ)で研ぎます。
写真で、お分かりいただけるでしょうか。
あのつるつるのはずのエナメル表面が、どえらいことになっています。
床には剥離したバッグの欠片がボロボロ落ちています。
猫、恐るべし。
猫用の爪とぎは別に用意してあるのですが、なんか気に食わないことがあるとこのバッグを血祭りにする。
これから猫を飼おうと思う人は、大事なバッグは常にタンスにしまうこと。