「占有」とは「たとえ自分の物でなくても、自分が利益を受ける意思を持ってその物を事実上支配している状態」のことを言い、その動産や不動産を直接支配することが認められる権利を「占有権」と言います。
類似の概念として「所有権」がありますが、こちらは「法律の範囲内において特定の物を自由に使用・収益・処分することができる権利」という定義です。
自分で買ったものなのに、いつの間にか「占有」されちゃってるケースってありませんか。
ということで、本日のお写真がこちらです。
管理人の自室のベッドですが、猫によって「占有」された状態が数年来継続しています。
管理人が自室にいる時間は、睡眠時間を含めて1日平均12時間程度ですが、猫たちは20時間前後と推定されます。しかもその時間の多くを、ベッドの上(あるいはその布団内部)で過ごされています。
思うに、猫たちはここを「自分たちの部屋」「自分の寝床」と理解しているようです。
占有している猫は「フォウ」「しぃ」の2匹ですが、「なつき」さんも日中は窓辺にやって来て昼寝しています。
管理人の自室の窓辺で昼寝するなつきさん。 ベッドは使わず、必ず窓際のサイドボードの上で寝る。 |
民法上では、「占有」は「所有」より優先されると思われるので、部屋とベッドの所有者である管理人は、むやみに猫を追い出すことはできません。
我が国は法治国家なので、自力救済は禁止されているからです。
「占有猫」恐るべし。
ちなみにベッドの上にいない時間は、エサ箱の前をうろうろしているか、写真のようにゴミ箱に頭を突っ込んだりする等の、謎の運動をしています。 |
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