世間的にはクリスマスイブですが、今年は皆さん地味に過ごしておられるのではないでしょうか。
管理人宅では、夏から家猫になったチル子さんが23日に大手術を受けておりました。
実はチル子さん、かなりの病気持ちでした。
なんか幸薄い顔をしていたのは、痛みを堪えていたせいかと思われます。
この1カ月ほど、妙にベロを出して、よだれを垂らしていたので不審に思って調べてみたら、口臭があり、口を開けてみると、歯周病がかなり進行していました。
食事は普通にしていたのですが、結構無理をしていたようです。
野生動物はケガや病気を隠しますが、元野良もそういう傾向が大きいのです。
そんなことで、21日に動物病院へ連れて行って診察を受けたところ、内科的治療では間に合わないので、外科的治療(手術)が必要とのことでした。
その日はいったん連れ帰り、病院と手術の日程を打ち合わせ、23日の朝に再度連れてゆき、日帰り手術となりました。
歯周病は人間と同様、歯肉炎や歯槽膿漏などの病気の総称です。歯についた細菌が原因です。猫は基本的に虫歯にならないのですが、それでも歯周病になる猫は多数います。歯石がついたり糖尿病やウィルス性疾患で免疫力が低下していると歯周病になります。歯周病は放置しても治ることは無いので、早期に対応するのが必須です。放置すると歯が抜けたりあごの骨が溶けて穴が開いたりするだけでなく、細菌が全身に回って他の臓器を侵します。これは人間の場合も同様なので、歯周病でお悩みの方は、さっさと治療する以外の選択肢はありません。
チル子さんの手術は無事に終わりました。全身麻酔をして、右側の歯のほとんどを抜歯されました。予想以上に進行していたようです。夕方に引き取りに行った際に、抜歯した歯をたくさん貰いました。
猫の歯周病がこれほど悪化するまで気づかなかったとは、猫柱として不甲斐なし。
穴があったら入りたい。
という気持ちでございます。
現在のチル子さんは、普通にご飯を食べていますが、またしても人間不信になった様子です。
目が合うと、逃げます。部屋の隅とか廊下の暗がりで小さくなっています。
ちなみに今回の治療費は、検査・手術・薬の処方を合わせて31,240円でした。
ということで、クリスマスに使うお金もなくなったので、静かに過ごしています。
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