↑本記事で紹介する作品はDL作品ですが、輸入版でPC用ソフトを発見しましたのでイメージとして貼っておきます。
おはようございます。あるへです。
本日はこちら「ゾンビドライバー HD」のレビューです。
実はこれ、体験版をプレイして「お? これはイイカモ」と思い購入した作品ですが、実績コンプ後の感想としては、体験版プレイ時の期待感を越えられず少々がっかりした作品でした。とはいえ、そこまで悪くもなかったので、可もなく不可もなく、といったところでしょうか。
アイデアは光っているのに、うまく調理しきれていない。ちょっともったいない感じですね。
本作はいわゆるゾンビゲーです。
よくある理由で、よくある展開により、よくあるゾンビに占領され、封鎖されてしまった町が舞台です。
このまるまる一つの街中を、プレイヤーはドライバーとなって様々な乗り物を操り、生存者を集めていく、というストーリーです。
町はゾンビの大群で埋め尽くされており、そんな中を武器を搭載した車で強引に駆け回り、ゾンビどもを轢いたり、マシンガンやロケランで潰していく「プチプチ」が爽快で、なかなか中毒性があると思います。
マップは見下ろし視点で、車の操作には慣れが必要ですが、それを乗り越えればハイスピードで町を駆け回りゾンビどもを轢き殺していくのは本当に楽しいです。
難易度は温め(ぬるめ)でしょうね。
町一つが舞台なので、目的地への様々なルートが想定され、生存者救出にも制限時間があったりと、ストーリーモードは割と忙しいのですが、戦略やルートを練って失敗を繰り返すようなものではないので、初見でもサクサク攻略できてしまいます。
サバイバルではなくアクションゲームですので、どのように暴れるか、が楽しみ方の一つでしょう。
最初はタクシーから始まり、スポーツカーや戦車など、代表的な性能の一通りを試すことができます。
なかでも戦車はやはり爽快でした。
ストーリー内容も、珍しく伏線が張られており(と言うと大仰で、先が読める程度の些細なものですが)、ちょっとした起伏ですが個人的に嬉しかったです。
ストーリーモードだけでなく、チャレンジも充実していて、「ブラッドレース」モードと「サバイバル」モードがあります。
サバイバルに関してはおおよそ予想がつくと思います。
一つの小さなマップ上で、ウェーブクリアごとに解禁されていくアクションを駆使してどれだけ生き延びられるか、どれだけゾンビを倒せるかを競うモードです。
これは本作のコンセプトにもっとも近いモードなので楽しめました。一つアドバイスをあげるとするなら、車らしく走り続けることがゴールドメダルへの近道でしょうか。
下手にこもって一匹一匹丁寧にゾンビを駆逐しようとしてもなかなか小回りが利かないので、外側をぐるぐる走りながら目についた集団を蹴散らしていくのが有効でした。
もう一つのモード「ブラッドレース」については、本作のもう一つのコンセプト「車vsゾンビ」に則してはいるのですが、個人的には楽しめないモードでした。
その名の通り、NPCライバル車たちとレースをするのですが、見下ろし視点が災いしてカーブの直前までカーブを察知できない(車のスピードは速いです)、武器有り妨害ありなので最後まで気が抜けない、など真面目にやろうとするとかなりてこずるストレスの溜まる仕様になっています。
クイックセーブに似たちょっとした小技を使わないと、グランプリ制覇は厳しいと思います。
そして不可解なのが本作は完全ソロプレイ用だということ。
レースができるのに、誰とも遊べないのです。
ストーリーモードも、このブラッドレースも、サバイバルも、せめて二人でプレイできればものすごく面白そうなのに、すごく残念ですね。
最後に、本作のもう一つの目玉として、「ボス」が存在すること、でしょうか。
種類も少ないし派手な演出も期待できないのですが、ストーリーモードの節目で巨大なボスが出現します。些細なことですが、それだけでプレイ中のテンションも上がるので嬉しかったですね。
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