2013年01月29日
インフルエンザの処方
昨晩、職場の緊急連絡先電話に電話がきた。
子供が熱出したので、手持ちの熱さましを使っていいのかという質問。
うちで渡した薬ではないが、年末に来局されたらしく、電話してみたとのこと。
患者、22kgの子
当日の診断はインフルエンザ
処方、タミフルDS
ペレックス小児用
むむっ?!
手持ちの熱さまし
カロナール細粒20% 0.5g
むむむっ???!!!!
明らかに変だ。
まず、インフルエンザの時にはアセトアミノフェン以外は推奨されていないのに、ペレックス(サリチルアミド含有)が処方されている。
小児科では考えられない。
次に、カロナール細粒。
アセトアミノフェンなので、インフルの時は熱さましとして使えるが、22kgの子であれば1gは必要。
薬剤師として、さすがにおすすめできない処方満載。
正しい答えとしては、タミフル継続、ペレックス中止、発熱時はカロナール2包頓服なのだが、処方医の手前、「その薬おかしいですよ!」って露骨に言えなぁなんて考えながら、
「どちらからもらった薬ですか?」と聞いてみたら、さい○まの小児科でもらったとのこと。
なぜ、うちに電話してきたのかはさておき、ある意味ラッキー!
少々否定しても、実害なし!
もう言っちゃいましたよ。
「そのペレックスというお薬は、インフルエンザの時にはおすすめできません。服用中止し、手持ちのカロナールを2包飲みましょう。」
ってね。
しかし、こんな処方するDrっているんだね。
以下、ペレックスの基本的注意。
(重要な基本的注意)
サリチル酸系製剤の使用実態は我が国と異なるものの、米国においてサリチル酸系製剤とライ症候群との関連性を示す疫学調査報告があるので、本剤を15歳未満の水痘、15歳未満のインフルエンザの患者に投与しないことを原則とするが、やむを得ず投与する場合には、慎重に投与し、投与後の患者の状態を十分に観察する[ライ症候群:小児において極めてまれに水痘、インフルエンザ等のウイルス性疾患の先行後、激しい嘔吐、意識障害、痙攣(急性脳浮腫)と肝臓ほか諸臓器の脂肪沈着、ミトコンドリア変形、AST(GOT)・ALT(GPT)・LDH・CK(CPK)の急激な上昇、高アンモニア血症、低プロトロンビン血症、低血糖等の症状が短期間に発現する高死亡率の病態である]
熱出たら、これが一番安全!!!
子供が熱出したので、手持ちの熱さましを使っていいのかという質問。
うちで渡した薬ではないが、年末に来局されたらしく、電話してみたとのこと。
患者、22kgの子
当日の診断はインフルエンザ
処方、タミフルDS
ペレックス小児用
むむっ?!
手持ちの熱さまし
カロナール細粒20% 0.5g
むむむっ???!!!!
明らかに変だ。
まず、インフルエンザの時にはアセトアミノフェン以外は推奨されていないのに、ペレックス(サリチルアミド含有)が処方されている。
小児科では考えられない。
次に、カロナール細粒。
アセトアミノフェンなので、インフルの時は熱さましとして使えるが、22kgの子であれば1gは必要。
薬剤師として、さすがにおすすめできない処方満載。
正しい答えとしては、タミフル継続、ペレックス中止、発熱時はカロナール2包頓服なのだが、処方医の手前、「その薬おかしいですよ!」って露骨に言えなぁなんて考えながら、
「どちらからもらった薬ですか?」と聞いてみたら、さい○まの小児科でもらったとのこと。
なぜ、うちに電話してきたのかはさておき、ある意味ラッキー!
少々否定しても、実害なし!
もう言っちゃいましたよ。
「そのペレックスというお薬は、インフルエンザの時にはおすすめできません。服用中止し、手持ちのカロナールを2包飲みましょう。」
ってね。
しかし、こんな処方するDrっているんだね。
以下、ペレックスの基本的注意。
(重要な基本的注意)
サリチル酸系製剤の使用実態は我が国と異なるものの、米国においてサリチル酸系製剤とライ症候群との関連性を示す疫学調査報告があるので、本剤を15歳未満の水痘、15歳未満のインフルエンザの患者に投与しないことを原則とするが、やむを得ず投与する場合には、慎重に投与し、投与後の患者の状態を十分に観察する[ライ症候群:小児において極めてまれに水痘、インフルエンザ等のウイルス性疾患の先行後、激しい嘔吐、意識障害、痙攣(急性脳浮腫)と肝臓ほか諸臓器の脂肪沈着、ミトコンドリア変形、AST(GOT)・ALT(GPT)・LDH・CK(CPK)の急激な上昇、高アンモニア血症、低プロトロンビン血症、低血糖等の症状が短期間に発現する高死亡率の病態である]
熱出たら、これが一番安全!!!
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