風船堂ブログ

　　初めのほうの記事でも

　　書きましたが

　　カメラ屋さんの前で

　　カメラのキャンペーンをやっていました。

　「無料で写しますよ」


　　あいこが「写真欲しい！」ということで


　　はじめて写した写真です

　　まだ手もつないでいない時期



　　「横に来たらどう？」

　　「私はここでいいです」


　　　パチリ


　　これから　付き合って行くのか

　　すぐ別れるのか

　　僕にも夢があったし

　　あいこにも　色々思う事が

　　あったのかもわかりません。


　　時はだいぶ流れて

　　大阪で共に暮していた２人も

　　親御さんの反対もあって


　　あいこは　田舎に帰り

　　お父さんの会社を手伝いながら
　　
　　夜は　編み物　お花とかの

　　花嫁修業

　　その後　取引されている方の

　　息子さんと　お見合いと言う

　　ご両親の思い
　　

　　そんなおり

　　あいこが　大阪に出て来て

　　またお付き合いが始まりました。


　　お父さんとの話


　　「娘と１年間

　　　会わないと言う

　　　約束ではなかったのか

　　　男と男の約束をどうして

　　　やぶるんだ」

　　　怒られました。



　　　両親　兄弟が集まって

　　親戚の家で　話し合いが行われたのです。


　　「私の方から会いに来たの」とあいこ


　　「‥‥」おとうさん　無言


　　「ちょっと子供達

　　　他の部屋に行かせて

　　　もらえないかな」と親戚の方に。


　　　なんか　重苦しい

　　　雰囲気の中

　　　お父さんが口を切ります


　　　「もう、男と女の関係なんか？」


　　　「‥はい」と僕の言葉


　　　（１番言いたくないような

　　　　　事を僕は言わせてしまった）


　　　あいこに向かって

　　　ものすごいケンマクで


　　　「俺がいつお前に対して

　　　　そんな教育をしてきた　恥ずかしくないんか！

　　　　　言って見ろ！」
　
　　　　前に置いてあった

　　　　ミカンをにぎるなり

　　　　あいこに
　　　　　　　　　　
　　　　ぶつけようとしたので


　　　「そんな事しても意味がない

　　　　話し合うために来たのだから

　　　　落ち着こう」
　　
　　　　と、まわりの方がおさめました。


　　　　本当は　あのみかん


　　　　僕にぶつけたかったと思います

　　　　僕が親なら　多分そうしたでしょう。


　　　　少ししてから

　　　　お父さんが　あいこに


　　　　「お前の気持は

　　　　　充分　わかった　好きなようにせい

　　　　　２人で話あえ」


　　　　　帰りがけ

　　　　　「俺が１悪いんだな

　　　　　　中途半端だから

　　　　　　ゴメンな」


　　　　　　「いいょ、こうなるとは

　　　　　　　思っていたから

　　　　　　　それより頑張ろう」
　　　　　
　　　　　　
　　　　　　　年下の女の子に

　　　　　　　また、なぐさめられました。
　　　　
　　　　　　
　　　　　　　　お父さんは

　　　　　　　　あいこを

　　　　　　　　ものすごく大事に育てて来た

　　　　　　　　と周りの方からも

　　　　　　　　聞いています


　　　　　　　　寂しい思いを

　　　　　　　　させてしまいました。