風船堂ブログ

　　だいぶ　昔の話を
　
　　自己満足的に

　　書いていますが

　　ブログ書いていて

　
　「あ、あんな事もあったな

　　　　そんな事もあつたな」

　　懐かしく思い出します。


　　とにかく　周りが

　　芸人ばかりなので
　
　　生真面目な　あいこは　泣かされる

　　事が多かったです。



　　あいこ　と僕のバイト代が

　　少し入ったので

　　「たまには、めったに食べれない

　　　鍋物でも部屋でやろうかと」　


　　　高い食材をたくさん

　　　酒・ビール合わせて

　　　買って来ました。


　　　「せっかくだから

　　　　○○さんがいたら一緒に食べようよ

　　　　呼んで来るね」

　　　　やさしい　あいこが呼びに行く


　　　　○○さんというのは

　　　　ある有名なタレントさんの　弟子


　　　　僕と仲がいいので

　　　　同じアパートに移り住んで

　　　　来たのです。


　　　　ありがとう　ありがとう


　　　　えー鍋物　寒い時だから

　　　　暖まるね


　　　　中に入っている具もグーだね

　　　　なんか言って

　　　　テンションが　上がっている



　　　　酒を飲みながら

　　　　盛り上げなアカンので

　　　　話を大げさに　作って

　　　　あいこ　に言う


　　　　「あのさ〜ま〜君なんかさ

　　　　　モテモテだからさ〜

　　　　　サンフラワーの船に

　　　　　乗った時なんかさ〜

　　　　　女の子がキャーキャー言ってさー」

　　　　　だんだん　オーバーな話が


　　　　　エスカレートしてくる


　　　　　ダメダよ　ま〜君なんか

　　　　　道歩くだけで　女の子が

　　　　　寄って来て

　　　　　手を握ったり　顔をなぜたり

　　　　　するんだから


　　　　　あいこちゃん

　　　　　しっかり　見とかな
　　　
　　　　　だめだョ　あいこ　ちゃん


　　　　　酒も　浴びるほど　飲みはじめた


　　　　　あいこも　爆発寸前

　　　　　涙ぽろぽろ

　　　　　
　　　　　「どうして私がいて

　　　　　　そう言う事するの！」

　　　　　（俺　やってないょ）


　　　　それに拍車をかけるように

　　　　いろんな話を

　　　　あいこ　にぶつけて行く


　　　　「もう知らない！淀川に
　　
　　　　　身を投げて　死んでやるわ！」
　　　　　　

　　　　　玄関まで走って行き

　　　　　ぞうりを履いて

　　　　　あいこ　表まで走り出る
　　　　　
　　　　
　　　　　おーい　おーい　あいこ！

　　　　　あのさ　火がついてるから


　　　　　鍋だけ　見といてや


　　　　　問題を起こした本人は

　　　　　留守番



　　　　　とにかく　足が速い

　　　　　陸上と　バレーボールも

　　　　　経験あるので　　体力もある



　　　　　やっとの思いで追いつき

　　　　　手をつかまえる


　　　　　淀川がすこし　遠くて良かった


　　　　　バカ　バカ　どうして女の子と
　　　　　そう言う事　するの！

　　　　
　　　　　　（だから　何もやっていないから）


　　　　　20分ぐらい歩きながら　なだめて

　　　　　部屋に戻ると


　　　　　本人が　酒を飲みながら


　　　　　「あいこちゃん、ゲップ

　　　　　この寒い夜に　淀川なんか

　　　　　飛び込んだら　風邪ひくでェ〜ゲップ」

　　　　
　　　　　「おい、それはいいけど

　　　　　　鍋の中どうしたんや」
　　　　　

　　　　　　ゴメン　全部食べた


　　　　　　バイト代　かえせ！。