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2020年12月30日

睡眠障害と生活リズム、脳内物質


今回は睡眠に重要な働きをする脳内物質メラトニンに関してお話します。

メラトニンは夜になり、目に光りが入らなくなるとセロトニンに変わって分泌され、睡眠に導きます。

ところが最近では仕事での残業や、夜遅くまで起きている関係でメラトニンの分泌が悪くなっている人が多くいます。

メラトニンの分泌が悪いと睡眠障害が生じ、不眠症になったり眠っても疲れが取れないなどの症状がでてきます。
メラトニンの分泌のピークは夜中の2時頃と言われておりますが、

昨今の仕事での残業や不規則な生活、夜更かしなどで分泌異常がおきていることが容易に推測されます。

これは、分泌量の減少と分泌時間が狂うということが考えられます。

その結果、朝起きられなくなったり、逆に、夜は元気がでるが、

朝方になると眠気が強くでたり、日中の食後に強い眠気に襲われたり、そのような症状がおきることが考えられます。

実を言うとメラトニンは前回お話した、セロトニンを材料にして体内で生合成されます。

したがって、よく眠るためには、朝早く起きるリズムの生活とトリプトファンを含む食べ物の摂取が必要と考えられます。

脳内のセロトニンやメラトニンの分泌サイクルは急に変えることはできないといわれています。

最低1週間はかかるそうです。

それは時差ぼけを解消するのに1週間程度を要することからも容易に推察できます。

メラトニンを分泌させるために必要最低限のことは、室内を消灯し、目をつぶることです。

これだけでも、次の日の疲労がだいぶ軽減されます。

特に睡眠障害の方に推奨する方法は、夜の11時には消灯し、眠れなくても目をつむること。

日中になるべく体を動かすこと。

日中に外の光を多く浴びること。

前回お話しした、セロトニンの前駆物質であるトリプトファンを含む食べ物を摂取すること。

以上のことを習慣として続けてみることです。

 参考までに睡眠物質はメラトニンだけではありません。

風邪を引いた際に、免疫細胞が作り出すサイトカイン。

プロスタグランジンD2
(プロスタグランジンの種類は20種以上でおのおの働きが異なる)

ウリジン、酸化型グルタチオン、アデノシンなどがある。

それと自律神経失調症や鬱病などで処方されるベンゾジアゼピン系の薬などがあります。

花粉症の治療薬の抗ヒスタミン剤でも眠気に関係している模様です。

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さかえ
中年で管理職でのストレスや長時間労働での過労やプレッシャーが続き、うつ病と不安障害を発症して失業し、何とか5年でほぼ治りました。一時期社会復帰について悲観的になりましたが、今は社会復帰して働いております。うつ病を治すには時間と運動と薬が必要だと思います。 治るために試行錯誤した内容や治癒に役立ったと思うノウハウを発信しております。
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