悪夢を見る病気として悪夢障害という睡眠障害があきらかになってきている。
それは、どうやら、脳内の偏桃体などの自己防衛を司る神経が睡眠時に勝手に興奮するためと考えられる。
最近の研究では、高血圧の治療薬である血圧を下げるβー遮断薬、抗うつ薬、アルコールなども悪夢を見る原因だといわれている。
降圧剤をはじめこれらの発生機序はセロトニンの働きを遮断するためにおきることがわかっている。
また、抗不安薬や睡眠薬、抗鬱薬を減らした場合にも悪夢が頻繁に起きることがわかっている。
その他、電気毛布などを強にして寝ていると、体が熱くなり、その熱のために発汗や動悸がおきてそれが
自律神経を興奮させ、その興奮が脳の視床下部をはじめ深い部分で神経の興奮を引き起こし、
悪夢をみることになることも指摘されている。
特に冬は冬季うつ病になりやすいと言われている。
それは冬季は日照時間が少ないために、日中に光を浴びることで脳内で生成されるセロトニンの量が減少するためだと考えられる。
私も春や秋よりも冬に悪夢を見る頻度が多いのは、日が短いためにセロトニンの生成が少ないためだと思われる。
特に悪夢を連日見たからと言って、何も自分にも周りにも不幸などおきない。
悪夢を見て目が覚めたり、悪夢を見た翌日は気分が何となく心配な気分だが、
血圧の治療薬や安定剤の減薬、飲酒の影響など薬剤が関係していることがあることを知っておこう。
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