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2022年02月01日

音楽療法の原理


音楽と脳内快感物質

人は誰しも、自分が好きな音楽を聴くと気分が高揚したり、疲れた気分が癒されたりする。

また、時には苦しさを越える力となり、勇気を与えられることがある。

これには、生物学的な快感作用の仕組みが関係していると考えられる。

音楽は音を楽しむことであり、物をたたいて音を出したり、リズムをとったり、歌を歌ったり太古より行われてきた。

どうも生物的な本能の快感機構に作用する神経興奮が考えられる。

よって、音楽を聴くことによって、どのような作用が人間に生じるのかを科学的に快感という観点から考察してみたいと思う。

生物学的に言って、快感は以下のように分類できる。

1)神経覚醒興奮による快感

2)神経興奮抑制作用による快感

3)神経興奮および不活性のアンバランスの是正による快感

1)を詳細に述べれば、人間の肉体の活性には脳活動が大きく関係し、

快感を感じるのは脳内の快感神経であり、快感神経の興奮が、

気分の高揚という現象と肉体の活性化現象を引き起こすからである。

特に快感神経の興奮に伴って、快感神経とネットワークを持っているホルモン

分泌器官や自律神経のなかの交感神経に作用して、肉体をも覚醒活性化させる。(覚醒興奮の快感) 

2)を詳細に述べれば、ストレス等でイライラした状態とは、自己防衛反応が過剰な状態であり、

苦痛を感知する神経が過剰興奮の状態と言える。

この時、神経の興奮を抑制させることによって快感が生じる。

また自律神経の副交感神経に作用して体のリラックス状態を創り出す(安らぎの快感)

3)を詳細に述べれば、脳内のおのおの神経の働きが不均衡で、働かなくてはいけない神経系が

稼働せず、

逆に働かなくてもよい神経系が興奮している状態と言える。この状態は人間にとって苦痛状態である。

したがって、アンバランスを正常な状態に戻された場合、心身共に協調した働きが可能となり、

スムーズに心と体が機能する。(苦痛中和作用)

2.音楽と振動作用

音楽には必ず多かれ 少なかれリズムがあり、音域の高低、音の強弱という要素が存在する。

これらの要素は、一種の振動波形である。

これらは科学的に言って、耳で聴いたり、体の振動で感じ、感覚神経によって脳に集められ、

固有振動型となって固有な神経の配線の興奮を引き起こす。

この神経の配線は原始的な本能をつかさどる脳の部分と、その個人の過去での快感の記憶と

苦痛の記憶の神経の興奮に結びついてる。

したがって、自分では意識と記憶に昇らない部分に作用することになる。

波には高低と幅が存在し、高低には変化という落差が必ず存在する。人間は生物であり、

生物が進化するためには、自己と異なった対象に快感を感じ、結びつこうとする衝動が存在する。

よって、波の高低差による変化から快感を受けることになる。

人それぞれ音楽だけでなく、視覚的な形や色でも個人個人好みがあるが、

これは、個人個人が持っている神経配線の形成への固有振動の影響の違いと考えられる。

このように音楽を聴くことは、上がったり下がったりの連続性の変化の落差を感知することによって生じる快感であり、

振幅と振動数(周波数)に置き換えられ神経の興奮を引き起こす。

音楽はこれも振動の一種であるから、自分の持っている振動数に同調するものや自分の

潜在的な振動を喚起させるものに快感が生じる。つまり、音楽には自分の持っている

潜在的な固有振動型を発現させる作用と、潜在的無意識の再確認作用とがあると考えられる。

音楽が神経におよぼす影響を述べれば、一般に、テンポが早く、音量の大きいものは、

神経の覚醒興奮があり、興奮性の快感となりやすい。この時脳内では、快感物質ドーパミンや

ノルアドレナリンが分泌されていると推測できる。

その逆に、ゆっくりなテンポで音量の小さいものは神経の興奮を鎮め、気分を落ち着かせ、気分を癒してくれる。

この時、ノルアドレナリンやアドレナリンの分泌が抑えられ、

アセチルコリンが副交感神経から分泌され休息状態をつくり、快感物質エンドルフィン等が分泌されていると推測できる。

また、快感物質の分泌特性から述べれば、一般に若い世代の人間は、成長期であるから、

覚醒興奮作用を持つ快感物質ドーパミンやノルアドエナリンが過剰に分泌されやすい傾向にあり、

それらの分泌速度に合った興奮と覚醒を引きおこすテンポの速い音量の大きな音楽を好み、

年配者は成長期が過ぎ、脳や体が疲労しやすい状態であるから、

これらの過剰興奮による疲労を和らげるゆっくりとしたテンポを好み、

音量の大きいものは好まないような傾向となると考えられる。

以上、どちらの場合も、音楽という方法によって変化の波を感知し、

その音楽の波と自己の無意識な固有振動波の同調や共振によって、快感を生じさせているのである。

もちろん、音楽のみならず、快感を感じると言うことは、自己の波と自己以外の波が同調、

共振する時に生じ、人は無意識にそのような対象を時と場合によって自己で無意識に選択するのである。

しかし、そのときの状況や時と場合や環境によって、神経の興奮体制が変化するから、

快感と感じる対象や音楽の種類も変化すると考えられる。

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さかえ
中年で管理職でのストレスや長時間労働での過労やプレッシャーが続き、うつ病と不安障害を発症して失業し、何とか5年でほぼ治りました。一時期社会復帰について悲観的になりましたが、今は社会復帰して働いております。うつ病を治すには時間と運動と薬が必要だと思います。 治るために試行錯誤した内容や治癒に役立ったと思うノウハウを発信しております。
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