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2024年09月15日

ビジネス日本語の攻略法1

1 先行研究

 私の学歴や職歴について最初に説明する。元々、ドイツ文学やアメリカの言語学を専攻し、人文と認知科学を研究してきた。また、職歴は、日本語教授法と機械翻訳が中心で、実務や資格を重ねながら翻訳の作業単位(外国語+専門の系列)を調節してきた。例えば、ドイツ語と文学、中国語と法律(契約書)、英語と情報、ドイツ語とバイオ、英語やドイツ語とメディカルである。
 研究実績については、マクロの文学分析に取り組んでいる。人文でマクロというと、まず東西南北である。私の場合は、日本やドイツそしてアメリカが先行し、そこには東西があり、その後日本と中国やアパルトヘイトとナチスから東アジア及び南アフリカとドイツという南北が出てくる。これは、私の著作からもわかることであり、それが客観的な証拠になる。さらに、自分が読める言葉の国地域から小説を選択していくと、日本と豪州、北米と南米という組ができて、オリンピックに近づいて行く。
 さらにフォーマットのシフトという項目をマクロの評価に加えていく。Tの逆さの認知科学を崩して縦横それぞれに言語と情報の認知を置き、Lのフォーマットを作成する。その際、信号がスムーズに横をスライドするように、翻訳の作業単位で調節していく。自分が所属する専門の系列のみならず、他系列の実務や資格でも実績を作れれば、小説のデータベースを作る際に、テキスト共生の基礎として役に立ち、翻訳の実績が文学分析にも影響を及ぼす。
 文系、理系を交えて何か記事を書くとき、こうした実績を私なりに調整している。ビジネス日本語は、先行して技術文の和訳の品質を管理する際に母国語のトレーニングとなり、その後、中国の大学で日本語専門家としてビジネス日本語のクラスを担当したことが実績といえる。
 この論文では、ビジネス日本語に関する理論的な枠組みを教授法から考察し、実践レベルの取り組みを翻訳の実務やトレーニング方法から考えていく。

花村嘉英(2018)「ビジネス日本語の攻略法」より

『訳す』 中日翻訳の高速化−比較言語学からの考察9

6 まとめ

 中日翻訳の高速化というテーマで、言語の知識や分野の背景知識の調節法について考察した。上記以外にも翻訳の高速化を考える上で覚えておくとよいテクニックはあるだろう。その点については、他の外国語との組み合わせを考慮に入れながら、極端に対照言語の研究にならないように調節していきたい。例えば、中国語を対象にして述べたことは、日本語に近い韓国語にも適応できると思われる。日韓は語順がほぼ同じで膠着語を表す「てにをは」に相当する語彙もあり、構文上双方に大きな違いはない。韓国語は日本人にとってハングル文字と発音を覚えれば、理解できることばである。
 翻訳者としてさらにレベルアップするには、言語の組み合せを増やすこともさることながら、分野を開拓していくことも必要である。そう思えば翻訳作業も一生の仕事になっていく。

参考文献

ゲーテ、W イタリア紀行 花村嘉英監修共訳 バベル出版 2010
花村嘉英 計算文学入門−Thomas Mannのイロニーはファジィ推論といえるのか? 新風舎 2005
花村嘉英 从认知语言学的角度浅析鲁迅作品−魯迅をシナジーで読む 華東理工大学出版社 2015
金田一春彦 日本語・上下 岩波新書 1988
サピア、E 言語−ことばの研究序説 安藤貞雄訳 岩波文庫 1998
山本哲也、陈岩、于敬河 汉译日精编教程 大连理工大学出版社 2002


花村嘉英著(2017)「日本語教育のためのプログラム−中国語話者向けの教授法から森鴎外のデータベースまで」より

『訳す』 中日翻訳の高速化−比較言語学からの考察8

5 分野の背景知識の調節法  
 
 一般的に、翻訳の作業単位は、言語の知識と分野の背景知識との組み合わせである。例えば、私の場合は、ドイツ語と文学とかドイツ語ないし英語と技術文という組み合わせになる。そのために、実務に関してそれなりに工夫が必要であった。文理の相乗効果のことをいうシナジー・共生の調節が大変に難しいからだ。
 翻訳者として10年余り仕事をしながら、この問題について試行錯誤を繰り返してきた。それは、文理の土台を作りたかったからである。縦型の伝統の技は、文系も理系も比較の研究になる。一方、横の調節は、シナジーの研究である。その際、文系が専門であれば文系が主で理系が副、理系が主であればその逆になる。また、文系の基礎は文献学であり、理系の基礎は計算と技術といえる。人文科学が専門の場合、文理の組み合せは文学とコンピューターとか心理とメディカルなどである。計算文学を研究するためには、もちろん理系の文献も文学分析に使えることが前提になる。(「計算文学入門−Thomas Mannのイロニーはファジィ推論といえるのか?」を参照すること。)毎日のように技術文の翻訳作業に従事しながら、「理系のための基礎作り」を心掛けていた。    
 技術文の翻訳には、翻訳ソフトが付き物である。限られた時間で大量のデータをできるだけ正確にまとめなければならないからだ。周知のように、コンピューターのマニュアルでは、文体や用語もさることながら、類似の表現や決まり文句または同一文が繰り返して使用される。そこで、翻訳ソフトを使用して翻訳メモリーを作りながら、作業を行うことが慣例になっている。また、技術文を翻訳しながら、理系の入門書を読む必要もある。私の場合、このようにして、文系の語学文学と理系の情報科学の背景知識を調節してきた。

花村嘉英著(2017)「日本語教育のためのプログラム−中国語話者向けの教授法から森鴎外のデータベースまで」より

『訳す』 中日翻訳の高速化−比較言語学からの考察7

4 中日翻訳の高速化−段落の場合

 次に、作業単位を段落に広げて、中国語の語順のまま和訳するという上述した方法を試してみよう。その際、注意したいのは、述語の位置とか専門用語そしてテーマ・レーマの関係である。なお、日本語の新聞の場合、文体は常体の「である」を使用する。

(17)宫内厅说,行宫无法接纳住宿,但是将用大巴接送灾民前来洗浴,并设置专门的医疗点和休息场所为灾民们问诊。这一项活动将从本月26 日起到4 月底期间进行。(人民日報)
(18)宮内庁は、御用邸に宿泊することはできないが、大型バスを使って被災者を浴場まで送迎し、さらに専門の診療所と休憩所を設けて被災者を診察すると述べた。この活動は、今月26日から4月の末まで行われる。

 (17)と(18)を見る限り、中国語の語順に沿って和訳ができそうだ。但し、述語の位置については注意が必要である。上述したように、中国語の述語は主語のすぐ後に来るが、日本語は最後に来る。また、専門用語としては、行宮を単に別荘と訳すよりも御用邸と訳したほうが皇室用の別荘というニュアンスが伝わると思う。  
 テーマとレーマについて見てみよう。テーマとは主題のことであり、文において伝達の対象を表す既知の情報のことをいう。また、レーマとは述題のことであり、文において伝達の内容を表す新しい情報のことをいう。(17)の場合、最初の文のテーマは「行宮」で、それに続く「无法接纳住宿」以下がレーマになる。次の文は、このレーマを受けた「这一项活动」がテーマになる。つまり、段落の中では、旧と新の情報が連鎖をなして流れている。テーマとレーマの関係を把握して、述語の位置や専門用語に注意すれば、とりあえず中国語の語順に沿ってニュース記事を和訳することができると思う。
 付加的なものだが、覚えておくと便利なテクニックがある。それは、外来語のために使用するカタカナ表記である。日本語の新聞記事には、英語のみならず多くの言語からの外来語が氾濫している。そのため、外国語の新聞を和訳する際にカタカナ表記が入ると、より日本語らしい訳になる。

花村嘉英著(2017)「日本語教育のためのプログラム−中国語話者向けの教授法から森鴎外のデータベースまで」より

『訳す』 中日翻訳の高速化−比較言語学からの考察6

3.3 複数に訳出される例

 中国語の単文が複数の日本語に訳出される例も見てみよう。一般的に中心語を補足的に説明する補語の中で、程度の補語と呼ばれる表現は、その補語が表す内容を程度とすることも可能だし、結果として理解することもできる。 
 
(10)K板上的字小得几乎看不见。(汉訳日精编教程)
(11)黒板の字がほとんど見えないほど小さい。(程度)
(12)黒板の字が小さくてほとんど見えない。(結果)

(11)(程度で訳す場合)は、前提として何か目安があって、それよりも大か小かが問題となる。一方、(12)(結果で訳す場合)は、中国語の語順に沿って訳すことができる。その場合、結果の対語に当たる何かの原因を受けていると考えればよい。程度と結果の訳し方の違いは、単位を段落まで広げなくても、その文の前後関係ぐらいで対応できそうだ。  
 文の前後関係から見ると、状況語の訳し方も例になるであろう。中国語では、主語と動詞の間に時間や場所を表す状況語が来る。しかし、日本語では、状況語が文頭でも主語と目的語の間でも、あるいは目的語と動詞の間に置かれても、文法上特に問題はない。もちろん、日本語でも状況語は述語を修飾するわけだから、これらの二つの成分は近いにこしたことはない。 
 
(13)别着急,我立刻打电话告诉她。(汉訳日精编教程)
(14)慌てるなよ。すぐに電話して彼女に話すから。
(15)慌てるなよ。電話してすぐに彼女に話すから。
(16)慌てるなよ。電話して彼女にすぐに話すから。

(14)、(15)、(16)は、いずれも和訳として成立する。しかし、どの訳が一番良いかは、文脈に依存して初めて決まる。

花村嘉英(2017)「日本語教育のためのプログラム−中国語話者向けの教授法から森鴎外のデータベースまで」より

『訳す』 中日翻訳の高速化−比較言語学からの考察5

3.2 兼語式述語文

 同様に、二つ以上の動詞または動詞句が連用されて、動詞1の目的語が同時に動詞2の主語にもなると、動賓連語と主述連語が結び付いた兼語式述語文という構文が作られる。(山本哲也 2002)

(7)谁让你把这本书送来的?(誰があなたにこの本を届けさせたの。)(小学館中日辞典)
(8)友谊,使这些来自不同国度的朋友们相聚在一起。(友情がこれらの異なる国から来た人々を一つにしている。)(汉訳日精编教程)

 兼語式述語文は、通常、前の動詞が使役の意味を持ち、後ろの動詞が目的や結果を表す。この種の文も、中国語の語順のまま和訳ができそうだ。
 さらに、連動式と兼語式が連用される場合もある。

(9)公司让我乘飞机去北京迎接客人。(会社は私に飛行機で客を迎えに北京に行くように言った。)(汉訳日精编教程)

 (9)の構成は、前の動詞句にあたる「飛行機に乗る」が後ろの動詞句「北京に行く」の手段になるため、まず連動式の述語文を作り、さらに前の動詞が使役の意味を持ち、後ろの動詞がその目的を表しているため、兼語式の述語文にもなる。そのため、連動式と兼語式が連用されている。

花村嘉英(2017)「日本語教育のためのプログラム−中国語話者向けの教授法から森鴎外のデータベースまで」より

『訳す』 中日翻訳の高速化−比較言語学からの考察4

3 中日翻訳の高速化−単文の場合
 
3.1 連動式述語文

 翻訳者としての実務経験からいうと、翻訳作業にはスピードが求められる。言い方はともかくとして、翻訳作業の究極の目標は、同時翻訳だと思う。無論、こうした言い方はない。しかし、限られた時間でデータをまとめる仕事であることに疑いはない。そこで目標を「中国語の語順のまま和訳する」ということにする。中国語の語順に沿って和訳すれば、訳抜けはなくなるし、同時翻訳といいたくなるのもわかるであろう。幾つかその例を見ていこう。
 二つ以上の動詞または動詞句が連用されて、意味上ある種の関係が保たれている構文のことを連動式の述語文という。(山本哲也 2002)

(4)王先生扳着手指计算今年的小麦产量。(王さんは指折りして、今年の小麦の出来高を見積もった。)(汉訳日精编教程)

 (4)の場合、左から右へ中国語の語順に従って、「・・して・・する」と和訳することができる。そして、連用される動詞の意味関係は、前の動詞が後の動詞の動作に関する方式や手段を表している。
 意味関係として前の動詞が原因を表し、後の動詞が結果を表す場合もある。

(5)老赵得肺结核住了院。(趙さんは肺結核で入院した。)(汉訳日精编教程)

 但し、「有」がある場合には、後の動詞句が前の動詞の目的語を修飾するように訳すとよい。

(6)你有钱买房子吗?(君は家を買うお金があるの。)(汉訳日精编教程)

 つまり、目的語は「が」を用いて主語にして、「・・する・・がある」と訳せばよい。

花村嘉英(2017)「日本語教育のためのプログラム−中国語話者向けの教授法から森鴎外のデータベースまで」より

『訳す』 中日翻訳の高速化−比較言語学からの考察3

2 翻訳の作業単位

 単文で翻訳のトレーニングをすることに確かに意味はある。例えば、単文を訳すことによって、中日の品詞の違いについて確認ができる。  しかし、一文ごとの翻訳では、一つの中文が複数の日本語に訳出されることがある。

(1)你让我安静一会儿,好吗?(汉訳日精编教程)
(2)私を少し一人にさせてよ。いいですね。
(3)私を少し一人にしてよ。いいですね。

 (1)の和訳は、(2)でも(3)でもよい。しかし、(1)が段落の中に入ると、そうはいかない。文法に則して使役に訳すのか、それとも普通の平叙文で訳すのかを読み易さという観点から考える必要がある。文法通りに訳してしまうと、かえって読みにくくなることがあるからだ。読み易すい日本語とは、誰もが一読でわかるようなやさしい表現を用いた和文のことである。推敲する際にも、この点を考えるとよい。小説やエッセイを訳す時でも、段落に書かれた場面のイメージが浮かぶように訳していく。 
 外国語の学習者は、とかく文法を気にする傾向にある。しかし、表現法を問う場合には、あまり文法を気にせずに、こうも言えるしまたそうも言えるといった感覚でことばを処理していくとよい。作業単位を段落にすると、当然量が増えるわけだから、量が問われる翻訳作業に対しても抵抗がなくなると思う。そのため、作業単位を段落にすれば、表現の読みやすさを追及しながら、量にも対応できるといった効果が期待できる。

花村嘉英著(2017)「日本語教育のためのプログラム−中国語話者向けの教授法から森鴎外のデータベースまで」より

『訳す』 中日翻訳の高速化−比較言語学からの考察2

1 中国語と日本語の違いを把握する

 言語の研究とは、ことばの習得とその運用を対象とし、それぞれに理論と実践がある。言語の習得の場合は、理論も実践も概ね単文で研究される。一文一文が入力と出力となって連鎖をなすという考え方があるからだ。一方、運用論は、話しことばも書きことばも対話、段落そしてテキストが研究対象となる。この小論では、中国語と日本語を比較するために語順を取り上げる。語順には、言語の習得にも運用にも欠かせない重要な問題が含まれているからだ。(例えば、発想の問題)
 言語には、語順が自由なものと固定のものとがある。しかし、大半はその中間に位置する。前者の代表としてはラテン語が、後者の代表としては中国語があげられる。日本語は、語順がかなり自由な言語である。また、ドイツ語やオランダ語などのゲルマン系の言語も類型論的には部分的に語順が自由な言語と見なされている。周知の通り、中国語の語順はSVOであり、日本語やドイツ語はSOVの言語となる。また、文法関係を表す際、中国語は語順を頼りにするが、日本語や韓国語は助詞(てにをは)を用いる。これが中国語は孤立語で、日本語は膠着語と呼ばれる理由である。中国語の語順は確かに英語に近いが、語尾変化や活用はない。日本語のようなSOV型は世界の言語の約半分、英語や中国語などのSVO型は35%、ポリネシア語などのVSO型は10%余りを占めるという。  
 こうした語順の違いは、言語的な発想にも影響を及ぼす。中国語は、主語のすぐ後に述語が来るので、話し手や書き手の意図が肯定なのか否定なのかは、すぐに明らかになる。一方、日本語は、述語が最後に来るため、話し手や書き手の意図が肯定なのか否定なのかは、最後まで行かないとわからない。(山本哲也 2002)そのため、中文から日文へ翻訳をする場合には、語順のみならず推論も重要なポイントになる。
 発想は、抽象から抽象へと進む推論で、一般的に発見とか発明に見られるものだ。しかし、文章を書く際にも、語順とか段落の作り方または話の流れに言語上の小さな発想があると考えられる。発想は文系と理系とで異なるし、組み立て方やまとめ方もそれぞれ違う。これを調節するためにシナジー・共生がある。それ故に、シナジーこそが発想の原点と思われる。(5.「分野の背景知識の調節法」を参照すること。)
 その他の推論としては、演繹と帰納が知られている。演繹は、抽象から具体へと進み、帰納は、具体から抽象へと進んでいく。例えば、演繹は、アスリートが試合に備えてイメージトレーニングをする際に使用され、帰納は、語学の練習の中で単語や表現を入れ替えながら、ある場面のイメージを作る際に使用される。つまり、これらの3つの推論は、三角形をなして人間の脳の中をものすごい勢いで回っている。

花村嘉英著(2017)「日本語教育のためのプログラム−中国語話者向けの教授法から森鴎外のデータベースまで」より  

『訳す』 中日翻訳の高速化−比較言語学からの考察1

【要旨】

 ビジネス翻訳の世界では、時間の制約が厳しいこともあり、作業にスピードが求められる。しかし、翻訳作業が速くても、語学の知識だけでは品質の管理は難しい。テキスト処理について議論する前に、まず、中国人と日本人の思考様式の違いについて考える。次に、作業単位を単文から段落に広げて、中日の言語上の違いを考察しながら、高速化のための翻訳技法について説明する。最後に、語学力と共に必要となる背景知識の調節法についても一言触れる。

花村嘉英著(2017)「日本語教育のためのプログラム−中国語話者向けの教授法から森鴎外のデータベースまで」より
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花村嘉英
花村嘉英(はなむら よしひさ) 1961年生まれ、立教大学大学院文学研究科博士後期課程(ドイツ語学専攻)在学中に渡独。 1989年からドイツ・チュービンゲン大学に留学し、同大大学院新文献学部博士課程でドイツ語学・言語学(意味論)を専攻。帰国後、技術文(ドイツ語、英語)の機械翻訳に従事する。 2009年より中国の大学で日本語を教える傍ら、比較言語学(ドイツ語、英語、中国語、日本語)、文体論、シナジー論、翻訳学の研究を進める。テーマは、データベースを作成するテキスト共生に基づいたマクロの文学分析である。 著書に「計算文学入門−Thomas Mannのイロニーはファジィ推論といえるのか?」(新風舎:出版証明書付)、「从认知语言学的角度浅析鲁迅作品−魯迅をシナジーで読む」(華東理工大学出版社)、「日本語教育のためのプログラム−中国語話者向けの教授法から森鴎外のデータベースまで(日语教育计划书−面向中国人的日语教学法与森鸥外小说的数据库应用)」南京東南大学出版社、「从认知语言学的角度浅析纳丁・戈迪默-ナディン・ゴーディマと意欲」華東理工大学出版社、「計算文学入門(改訂版)−シナジーのメタファーの原点を探る」(V2ソリューション)、「小説をシナジーで読む 魯迅から莫言へーシナジーのメタファーのために」(V2ソリューション)がある。 論文には「論理文法の基礎−主要部駆動句構造文法のドイツ語への適用」、「人文科学から見た技術文の翻訳技法」、「サピアの『言語』と魯迅の『阿Q正伝』−魯迅とカオス」などがある。 学術関連表彰 栄誉証書 文献学 南京農業大学(2017年)、大連外国語大学(2017年)
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