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2017年12月28日

マヤ遺跡が放つ謎の光

神殿から空に伸びる神々しい光の柱

エル・カスティーヨ神殿.jpg

〔発生場所〕メキシコ ユカタン半島
〔発生年〕2009年
〔怪奇度3段階評価〕
〔目撃者談〕
落雷の瞬間に、ピラミッド付近の大地を流れる電流と反応した? ただ、こんなに太い光は見たことがない。
〔注目ポイント〕
・マヤ文明は、高度な天文学を持っていた。この遺跡自体にも天文学が使われている。太陽の光などを利用した発光装置となっているのかもしれない。
・撮影時に雷が鳴っていたことから、雷が地面に落ち、強力なエネルギーになったという説もある。
〔概要〕
3世紀から14世紀にメキシコ南部を中心に栄えたマヤ文明の遺跡、エル・カスティーヨ神殿。蛇の姿をした創造神、ククルカーンを祀るために建てられたという。「ククルカーンが再臨するとき、地上から天に向かって光の道ができる」とマヤ族の言い伝えにあるが、それが現実になったともいえる出来事が2009年に確認された。観光客が撮影した写真に、神殿の頂上から放たれた光の柱が写ったのだ。雷が関係していて、その電流が強力なエネルギーを発したという説もあるが、原因は不明。ククルカーンが地上に現れたのでは?とも考えられている。

2017年12月27日

フィラデルフィア実験の悲劇

アメリカ軍が行った極秘実験で起きた予想外の超常現象

Philadelphia Experiment 1.png

〔発生場所〕アメリカ ペンシルベニア州
〔発生年〕1943年
〔怪奇度3段階評価〕
〔目撃者談〕
私は機械室にいて無事だったのですが、部屋を出ると仲間たちに異常が起こっていて、まさに地獄でした。
〔注目ポイント〕
・実験に使われた「磁場発生装置テスラコイル」は、高周波、高電圧を発生させる装置だ。これが誤作動を起こした可能性もある。
・鉄の壁で隔てられていたせいか、機械室のみは実験の影響を受けず、そこにいた船員は無事だったという。
〔概要〕
1943年、アメリカ軍は極秘実験を行った。軍艦エルドリッジを強力な磁場で覆い、船体をカバーすることで、レーダーに感知されないようにしようとしたのだ。エルドリッジがレーダーから姿を消し、実験は成功したかに思われた。だが、エルドリッジは緑色に輝きだすと、船体そのものが浮き上がり、消えてしまったのだ。その時、エルドリッジは、実験地から2500kmも離れたノーフォークに瞬間移動してしまったという。数分後にエルドリッジは実験地に戻ってきたが、艦内では兵士が自然発火するなど、様々な異常事態に見舞われたという。

Philadelphia Experiment 2.jpg


2017年12月25日

宮殿に現れる仮面の霊

由緒ある幽霊屋敷は国王ヘンリー8世の宮殿

Hampton Court Palace.jpg

〔場所〕イギリス ロンドン
〔出現時間帯〕一日中
〔霊タイプ〕地縛霊、歴史霊
〔姿形〕人型
〔目撃情報等〕
イギリスはロンドンに、長い歴史を持つ幽霊屋敷のハンプトン・コートがある。ここは16世紀の前半、女好きで自分勝手、残酷な王様として名を残す、イングランド王ヘンリー8世が住んだ宮殿。今なお世界中から旅行者が押し寄せる観光名所だが、同時に「ローブを身に纏い、仮面をつけた何者かが彷徨い歩くのを見た」「ロング・ギャラリーという長い廊下から、突然、女の凄まじい悲鳴が聞こえた」などの怪現象が今も続く、心霊スポットとしても知られているのだ。

Hampton Court Palace 1.jpg

ハンプトン・コートの主人だったヘンリー8世は、死ぬまでになんと6人の女性と結婚・離婚を繰り返した。跡継ぎの息子が産まれないためにすぐ離婚したり、自分の妻でもためらいなく処刑させたり…。他にも、ヘンリー8世には多くの愛人がいたという。そんな王だったから、ハンプトン・コートには王妃たちの恨みが残っていてもおかしくない。

Hampton Court Palace 2.jpg

この屋敷に出るローブと仮面を付けた幽霊は、ヘンリー8世だと言われているが、その王妃の霊も目撃されている。長い廊下に響く女の悲鳴は、無実の罪を訴えてこの廊下を逃げ回り、王の間の直前で殺された五番目の王妃キャサリン・ハワードの声だと考えられる。また、王子を産んですぐ死亡した三番目の王妃ジェーンは、毎年、王子の誕生日に屋敷に現れるという。さらには、ロンドン塔で処刑された二番目の王妃アンらしき幽霊が、ロンドン塔の中で目撃されている。一方、離婚した後もあまり不自由せずに暮らした一、四番目の王妃や、ヘンリー八世の死を見届けた最後の王妃は、どうやら幽霊にはなっていないようだ。やはり、この世に残した愛や苦しみが深ければ深いほど、死後も霊となって彷徨いやすいのだろう。

posted by 麻生祇燐 at 06:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 心霊

2017年12月24日

世界一の幽霊屋敷

200年にわたり白衣の女や首なし馬車が出没

Borley Rectory 1.jpg

〔場所〕イギリス サフォーク州
〔出現時間帯〕深夜
〔霊タイプ〕地縛霊
〔姿形〕人型
〔目撃情報等〕
イギリスのサフォーク州に、かつて世界一幽霊が現れやすいという場所があった。「ボーリー牧師館」という、教会の牧師が住む館。目撃例は200年間になんと1,300回以上というから、2か月に1度は幽霊が現れていたことになる。当時の写真を見ると、火事で一部が焼けたままの、古びたレンガ造りの館は見るからに不気味だ。そんな場所に現れたのは、青いベールを纏った女の幽霊や、白衣のシスターの幽霊、庭では首なしの馬が馬車を引き、青白い炎と共に走り回ったという。果たして、そんな霊たちの正体は?

Borley Rectory 2.jpg

この場所で幽霊が目撃されるようになったのは、1862年にやってきたブル牧師が館を建てた頃のこと。女や馬車の霊が出るほか、誰も居ない部屋でベルが鳴ったり、囁き声が聞こえたりと不気味な現象が相次いだが、その理由は不明のまま。次にやってきた牧師が恐ろしさのあまり、当時イギリス最高の幽霊ハンターとして有名だった「ハリー・プライス」に調査を依頼。プライスは館に一年間滞在し、大掛かりな調査を行った。

harry price borley rectory book.jpg

幽霊ハンターは、屋敷に取り憑いた霊を追い払うのが使命。プライスは、霊媒師を使って霊を呼び出し、それが400年前に死んだシスター・マリーの霊だと突き止めた。マリーの霊が語ったことには、「修道士と禁じられた恋に落ち、馬車で逃げようとしたところを捕まって、館の地下に生き埋めにされた。」のだという。霊の正体が分かってからも、心霊現象が収まることはなかった。1939年に館で火事が起きたときには、炎の中で踊り狂うシスターの影を多くの人が目撃している。館が取り壊された今でも、跡地で女の幽霊を見たという報告がある。苦しみながら殺されたマリーの霊が、安らかに眠れる日は来るのだろうか…。

posted by 麻生祇燐 at 06:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 心霊

2017年12月22日

幽霊たちを迷わせる迷路屋敷

38年間も工事が続けられた奇怪な家

ウィンチェスター・ミステリー・ハウス.jpg

〔場所〕アメリカ カリフォルニア州
〔出現時間帯〕一日中
〔霊タイプ〕地縛霊、怨霊
〔姿形〕霊魂型
〔目撃情報等〕
アメリカのカリフォルニア州にある有名な幽霊屋敷、ウィンチェスター・ミステリー・ハウス。ここは世界でも珍しい「幽霊を迷わせるための幽霊屋敷」だ。広大な屋敷には160の部屋。47個の暖炉、17本の煙突、二つの地下室と三つのエレベーターが付いている。さらに複雑に入り組んだ廊下、どこにも通じていないドアや階段など、人間も幽霊も迷子になるような仕掛けがたくさん。屋敷の中では廊下や階段を彷徨う幽霊が度々目撃されるというが、一体誰が、何の目的でこんな奇妙な建物を作ったのか?

ホーンテッドマンション.jpg

この屋敷を作ったのは、サラ・ウィンチェスターという一人の女性。愛する娘と夫が立て続けに亡くなり、深い悲しみにくれていたサラは、「これは霊の祟りだ」「次は自分が霊に殺される」という恐怖に取り憑かれるようになった。そこで、幽霊たちが彼女の部屋に決して辿り着けないよう、いくつもの部屋が複雑に組み合わさった世界一の迷路屋敷を作ることにしたのだ。建設を始めてからサラが死ぬまでの38年間、工事は一日たりとも休まずに続けられたという。サラの死後、屋敷は国の文化財として保存され、今では世界中の人々が見学に訪れる。屋敷の中では今も、出口に辿りつけない無数の霊が彷徨っているそうだ。

posted by 麻生祇燐 at 06:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 心霊

2017年12月21日

ハイアムズ屋敷の幽霊

ネクタイを締めた上品な紳士の姿で現れる

The Haunted Mansion.jpg

〔場所〕アメリカ カリフォルニア州
〔出現時間帯〕一日中
〔霊タイプ〕地縛霊
〔姿形〕人型
〔目撃情報等〕
アメリカの高級住宅地、ビバリーヒルズには、不思議な幽霊屋敷がある。ハイアムズという一家が住んでいたその屋敷には、しばしば50歳くらいの男性の霊が出たというのだ。この幽霊は、白いワイシャツに白っぽいネクタイをきちんと締め、黒の背広を着た上品で穏やかな姿。夜だけでなく昼間にも度々現れ、ふっと廊下に立っていたり、ドアを開けるとソファに座っていたり。何かをしてくる訳でもなく、正体はさっぱり謎だったそうだ。屋敷に棲みついて一家を見守る、日本の「座敷わらし」のような存在なのかもしれない。

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2017年12月20日

シュノンソー城を彷徨う女幽霊

夫を失ったルイーズが死の世界へと引き込む

シュノンソー城.jpg

〔場所〕フランス ロワール河畔
〔出現時間帯〕深夜
〔霊タイプ〕地縛霊、歴史霊
〔姿形〕女性型
〔目撃情報等〕
フランス、ロワール河のほとりに建つシュノンソー城。この古城には、白いドレス姿の高貴な女性の幽霊が出没するという。霊の正体は、400年前の城主であるルイーズ・ド・ロレーヌその人らしい。16世紀、夫のアンリ三世を暗殺によって失ったルイーズは、以後常に白い喪服を纏って城に籠りきりとなり、「白い婦人」と呼ばれるようになった。そして彼女の死後、城には庭番の夫婦だけが残り、ひっそりと時間が流れていたのだが…。暫くして、この城である不思議な事件が起こる。

ある晩、番小屋から城の方を見ていた庭番は、誰も居ないはずの城内に明かりが見えるのに気付き、小屋に妻を残して見回りに出かけた。しかしそれきり、何時間経っても帰ってこない。心配になった妻が恐る恐る城へ入ってみると、庭番は廊下に倒れて既に息はなく、安らかな死に顔はまるで夢でも見ているかのよう。悲しみにくれる妻が、何者かの気配に気付き顔を上げると、そこにはロウソクを手に真っ白なドレスを着た女性の姿が! これこそは夫を亡くし、孤独のうちに世を去ったルイーズの霊。死んでしまっても尚話し相手を求める彼女は、人々を死の世界へ引きずり込もうと、今も城の中を彷徨い続けているのだ。

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2017年12月19日

すき間女

わずか数センチの間にひそむ恐怖

すき間女.jpg

〔場所〕全国各地
〔出現時間帯〕一日中
〔霊タイプ〕怨霊
〔姿形〕女性型
〔目撃情報等〕
独り暮らしを始めたYさんは、あることが気になっていた。Yさんが住んでいる部屋はマンションの6階。隣に高い建物はなく、カーテンを閉め切っているので窓から覗かれることはない。なのに、いつも誰かに見られているような気がするのだ。ある日、Yさんは「外からじゃなくて、この部屋の中に居る誰かが見ているのかも…」と考えた。誰か部屋に隠れていないか調べるため、自分はホテルに泊まり、カメラで部屋の中を一日中撮影した。翌日、撮影した映像を見ると、何も変わった様子はない。やっぱり気のせいかな、と思ったとき、奇妙なものが画面に映った。部屋の隅の、クローゼットと壁の僅かなすき間…そこから顔を出し、不気味に笑いながらカメラを見つめる、青白い女の姿だった。

posted by 麻生祇燐 at 06:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 心霊

2017年12月18日

見えてるくせに

霊感が強いと 見えてしまう

女の霊.jpg

〔場所〕全国各地
〔出現時間帯〕一日中
〔霊タイプ〕怨霊
〔姿形〕女性型
〔目撃情報等〕
Hちゃんは人一倍霊感が強く、たくさんの幽霊が見えてしまう。でも、気付かないふりをしていれば、霊はこっちに構ってこない。そう思っていた。ある日、買い物に出かけたHちゃんは、横断歩道で信号待ちをしていた。横断歩道の向かい側を見ると、人ごみの中に一人だけ、体がぼんやりと透けていて、眼だけは凄い力でこっちを睨む女の人がいる。
「あぁ、また見ちゃった。」
Hちゃんには一目で幽霊だと分かったけれど、幽霊を見るのはいつものことだからと、また気付かないふりをしてやり過ごそうとした。信号が青に変わり、幽霊も向こうから歩いて来る。そのすれ違いざまに、Hちゃんはこんな声を聞いた。
「見えてるくせに!!」
この女の人は、全国各地の横断歩道で目撃されている。

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2017年12月17日

壁に残る幽霊の血の痕

恐山から飛んでくる霊がぶつかったのか?

円通寺1.jpg

〔場所〕青森県むつ市
〔出現時間帯〕不明(度々)
〔霊タイプ〕物質霊
〔姿形〕霊魂型
〔目撃情報等〕
青森県むつ市にあるE寺には、なんと「幽霊の血の痕」が残る壁がある。その血の痕は本堂の一室に、明らかに血であることが分かる形で残っているそうだ。言い伝えによると、恐山から飛んできた霊が勢い余ってこの壁にぶつかり、血の痕を残して飛び去って行ったのだという。驚くべきことに、これらの血の痕は古いものからごく新しいものまで多数あり、検査ではハッキリ人間の血であることも分かっているらしい。E寺は昔から恐山との関係が深いと言われ、恐山へ向かう霊たちが通り道にしているとも考えられる。

円通寺3.jpg
円通寺2.JPG


posted by 麻生祇燐 at 05:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 心霊
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