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2017年12月22日

幽霊たちを迷わせる迷路屋敷

38年間も工事が続けられた奇怪な家

ウィンチェスター・ミステリー・ハウス.jpg

〔場所〕アメリカ カリフォルニア州
〔出現時間帯〕一日中
〔霊タイプ〕地縛霊、怨霊
〔姿形〕霊魂型
〔目撃情報等〕
アメリカのカリフォルニア州にある有名な幽霊屋敷、ウィンチェスター・ミステリー・ハウス。ここは世界でも珍しい「幽霊を迷わせるための幽霊屋敷」だ。広大な屋敷には160の部屋。47個の暖炉、17本の煙突、二つの地下室と三つのエレベーターが付いている。さらに複雑に入り組んだ廊下、どこにも通じていないドアや階段など、人間も幽霊も迷子になるような仕掛けがたくさん。屋敷の中では廊下や階段を彷徨う幽霊が度々目撃されるというが、一体誰が、何の目的でこんな奇妙な建物を作ったのか?

ホーンテッドマンション.jpg

この屋敷を作ったのは、サラ・ウィンチェスターという一人の女性。愛する娘と夫が立て続けに亡くなり、深い悲しみにくれていたサラは、「これは霊の祟りだ」「次は自分が霊に殺される」という恐怖に取り憑かれるようになった。そこで、幽霊たちが彼女の部屋に決して辿り着けないよう、いくつもの部屋が複雑に組み合わさった世界一の迷路屋敷を作ることにしたのだ。建設を始めてからサラが死ぬまでの38年間、工事は一日たりとも休まずに続けられたという。サラの死後、屋敷は国の文化財として保存され、今では世界中の人々が見学に訪れる。屋敷の中では今も、出口に辿りつけない無数の霊が彷徨っているそうだ。

posted by 麻生祇燐 at 06:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 心霊
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