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2015年08月08日

イナズマン 第13話感想 「傷ついたイナズマン」

(ストーリー:ネタバレ)
石油コンビナートが爆発した。放火犯として壺を持った少女が作業員に追われて
いたが、少年同盟のサトコ、カツミ、カオルに助けられた。

少女は記憶を失っており、自分の名前もわからなかった。三人は、少女を少年同
盟の支部に連れて行こうとしたが、秘密の入り口(電話ボックス)の前で五郎が
それを止めた。

少年同盟の支部へは同盟員以外は入れられないとする五郎を三人は非難し、逃げ
た少女を追っていった。

五郎が電話ボックスを離れると、少女達を尾行していたファントム兵士たちが電
話ボックスを調べ、秘密の入り口を見つけてしまったが、兵士が中に入ると、イ
ナズマンが待ち伏せしていて、ファントム兵士を倒した。

少女をそのままにしておけない三人は丸目を頼り、大学の寮に少女を匿うことに
した。丸目と少女が寝ている間に少女が持っていた壺の蓋が開き、アブラバンバ
ラの指示で催眠状態の少女は壺の油を部屋に撒き火をつけた。

丸目は寮に帰ってきた五郎に助けられた。火事は丸目の部屋を全焼したが他の部屋
への延焼は防ぐことが出来た。

操られた少女は町で放火を続けた。放火犯として追われた少女はまた三人と合流し
たが、五郎は少女と関わりを断つことを命令する。納得のできない三人と丸目は五
郎を非難する。

五郎にマークされたため、逃げた少女をファントム兵士とアブラバンバラが始末し
ようとする。駆け付けた五郎は罠にかかり足を負傷するが、サナギマンからイナズ
マンに変身し、壺を壊し瞬間移動で少女と逃げる。

気を失っていた少女が気付くとイナズマンは、自分が渡五郎であることを明かし、
殺された母のように新人類帝国に少女が利用されないようにしたいと思いを話す
のであった。

追ってきたアブラバンバラは油に火をつけイナズマンを焼き殺そうとする。少女は火
を見たことにより、記憶を取り戻した。少女の名はリカ。壺は少女の家の家宝であり、
アブラバンバラに奪われた。その際に父が焼き殺されていた。

イナズマンとアブラバンバラの戦いは、超力稲妻落としでイナズマンが勝った。リカは
母親の元に帰った。




1クール終了回です。五郎の行動原理が、「母のように新人類帝国に利用される人を
これ以上増やしたくない」になりました。もちろん復讐という理由もあると思います。

少年同盟と丸目がことの真意を理解せずに誤解して五郎を責める回が続いているので
ちょっと辛いです。

少年同盟支部の入り口もファントム兵士が直ぐにバンバに報告していたら、破壊が免
れなかったと思うと、新人類帝国の組織としての弱さを感じます。

当時の放送日は1973年の12月25日ですが、話の中では町並みも含めて一切
クリスマス感が無いです。ちなみに次回14話の放送日は1974年の1月1日です。
元日でも通常放映されてたんですね。次回もイベント感が全く無い話かもしれません。

アブラが無限に湧き出る壺は、アブラバンバラの持ち物ではなく普通の家の家宝を強
奪したものでした。個人でこんなものを持っていたら億万長者になれるんじゃないで
すか?

posted by Akio at 01:00| Comment(0) | TrackBack(0) | イナズマン
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はじめまして。 映画が大好きで、現在も続いている午前十時の映画祭の第一回と第二回では上映作品100本全ての映画を鑑賞しました。 映画やテレビはたとえ架空設定のSFであっても、制作当時の時代を映しています。50歳を超えた今、特に邦画と日本のドラマは、過去の世相と風俗を振り返りながら観ていきたいと思っています。
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