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2015年07月14日

ウルトラQ 「地底超特急西へ」感想

ウルトラQ

制作28話 放送10話(1966/3/6)「地底超特急西へ」

(制作順はWikipediaを参考にしました。)


シリーズを通してのメインの出演者

万城目淳:星川航空にパイロットとして勤務。
     SF小説を書いている。
戸川一平:パイロット助手
江戸川由利子:毎日新報のカメラマン


ストーリー(ネタバレ)

最高速列車いなづま号(最高速度時速450km)の東京−北九州間の公開試運
転の日、マスコミしか参加できない試運転にどうしても潜り込みたい靴磨き
のイタチ、ウエイターのヘチマ、そして一平は作戦を練る。

ヘチマはイタチを肩車し、コートを着て二人で一人として潜入。一平は取材
に来ている由利子の同僚カメラマンとして乗り込んだ。

そのころ万城目は航空貨物輸送の受付をしていた。相川教授からの依頼は、
研究している人工生命M1号を圧縮してボンベに詰めたトランクを大阪まで運
んで欲しいということであった。

トランクの中身を確認したところ、中にはカメラ等全く別のものが入っていた。
一平がトランクを間違えて持って行ってしまったのだ。

いなづま号は新東京駅を発車。発信した後はいなづま号の電子頭脳が自動運転を
始めた。

通報により一平が間違えて持ってきたトランクは回収されて一時的に貴重品用の
特殊ロッカーに保管されることになったが、カメラマンの川田がフラッシュを焚
いて人工生命を撮影したことで、細胞が急激な成長を始め、ゴリラのような怪物
M1号が誕生してしまった。

M1号は、いなづま号の運転席を占拠して電子頭脳や操縦系統の機器を壊してし
まった。制御不能となったいなづま号は暴走を始め、運転士は独自の判断で機関
車と客車を切り離した。

機関車部分にはM1号とイタチが残っていた。新東京駅の指令室に相川教授と万
城目が到着。新東京駅の西岡主任は80億7千万円のいなづま号の機関車と子供
を救うために車止め用の車両を用意した。M1号は危険であるため射殺すること
になり、相川教授も了承した。

車止めの車両は機関車を止めることが出来なかった。両車両はそのまま付近の給
油タンクに突っ込み大爆発を起こす。

特殊合金で出来ている耐熱耐震の特殊ロッカーに間一髪入っていたイタチはM1号
と共に衛星軌道上まで吹き飛ばされて漂っていた。

M1号は初めて言葉を発した。「わたしはカモメ」





制作順に観てきたウルトラQの最終話です。20数年前のムック本では制作27
話「ガラダマ」、28話「ガラモンの逆襲」となっていましたが、今回はwikipedia
の現在の記述に従って視聴しました。

この「地底超特急西へ」は最終制作回としてずいぶんとはっちゃけた話となりました。
いままでは現実の1966年の世界に超常現象や怪獣が出現するシチュエーションだった
のが、現実の世界で新東京駅の開設と時速450kmのいなづま号の運行開始という未来
設定が飛び込んできます。東京−北九州間が3時間はすごいです。


いなづま号の機関車、車止め車両、ターミナル駅、給油施設、M1号など、かなりの
被害が出てしまいました。これは一平がお客様の荷物を間違えて持って行ってしまっ
たことに始まるため、星川航空には相当の損害賠償額が請求されるのではないかと思
います。(つぶれたんじゃないだろうか。ファンタジックな終わり方だったけど夢落
ちではなかったから。)

万城目が荷物の受付をしていたところは、いつもの星川航空の事務所ではなく、なぜ
か旅行代理店でした。窓には近畿ツーリストとありました。

今回は一平、由利子と万城目が一同に集まることはなく終わってしまいました。少し
寂しいです。

西岡主任を演じていたのは、当時おはようこどもショーの人気司会者でキューピーち
ゃんの愛称で知られていた石川進です。藤子不二雄の白黒時代のアニメの主題歌を多
く歌っていました。最近実写ドラマが始まった「ど根性ガエル」の主題歌もそうです。
(ちなみに、「新ど根性ガエル」の主題歌はとんねるずです。)次作のウルトラマン
のイデ隊員役となり、撮影も始まっていたがギャラかスケジュールの都合ですぐに降
板してしまったそうです。

最後のM1号の「私はカモメ」は時事ネタです。1963年、ソ連の人類初の女性宇
宙飛行士テレシコワの言葉です。野口宇宙飛行士の解説によると、彼女が乗船してい
たボストーク号のコールサインが「チャイカ=カモメ」だったので、「こちらはカモ
メ号」と言ったことが日本で紹介された時に「私はカモメ」という詩的な解釈をされ
たのではないかということでした。

M1号の風貌は、ダウンタウンの浜ちゃんに似ているということで、よく写真が使わ
れているのをみかけるので、見たことがある人も多いのではないのでしょうか。


ウルトラQは、初回放映時には「あけてくれ」が難解であるということで放映されま
せんでした。その分次回作の「ウルトラマン」が前倒しになる予定でしたが、「ウル
トラマン前夜祭」というイベントの放映をすることで1話分をかせぎました。

最終回なら難解でも放送すればよかったとも思いますが、新番組の前の週に視聴率を
落とすかもしれない冒険はしたくなかったのでしょう。

近年、このウルトラQも、1960年代のフィルム発色の特質に似せてCGで着色した
総天然色版が発売されています。



ウルトラQは1966年7月3日に第27話「206便消滅す」で終了しました。
前記のように7月10日には前夜祭イベントの放送が入ったためウルトラマンの第1話
の放映までは2週間ありました。その間隙をついて7月4日から日本初のカラー放送の
巨大ヒーロー番組が始まりました。それは、裏番組のアニメ「W3(ワンダースリー)」
で苦渋をなめた手塚治虫が原作漫画の実写化「マグマ大使」でした。

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posted by Akio at 01:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ウルトラQ

2015年07月13日

ウルトラQ 「SOS富士山」感想

ウルトラQ

制作27話 放送7話(1966/2/13)「SOS富士山」

(制作順はWikipediaを参考にしました。)


シリーズを通してのメインの出演者

万城目淳:星川航空にパイロットとして勤務。
     SF小説を書いている。
戸川一平:パイロット助手
江戸川由利子:毎日新報のカメラマン


ストーリー(ネタバレ)

富士五湖の河口湖と本栖湖の水温が急上昇し、矢沢洞窟の奥の方の氷が解
けるという現象から由利子は富士山の噴火が近いのではと一平と二人で富
士火山研究所の早川のところまで取材に出かけた。

早川は火山活動が伊豆南沖、大島、と北上していることを挙げ、次は富士
山ではないかと予想していた。

突然大きな爆発音がしたが、それは付近の集落の子供たちが模型のロケット
を打ち上げようとして失敗した音だったのだ。横山巡査が近寄ってきたのを
見て、子供たちは逃げてしまった。

早川、由利子、一平は横山巡査から集落や樹海に住むタケルにはまだ噴火の
恐れがあるということが伝わっていないことを聞いた。

一平は、富士山の噴火よりも樹海のターザン、タケルのことを取材したほう
が記事になると由利子に提案し、由利子は受け入れた。

タケルの姉に話を聞くと、15年前に4歳のとき、タケルは蝶々を追って樹
海に入り込み家族からはぐれてしまいそれっきりということであった。姉は
タケルがまだ生きていることを願い、樹海の側の会社に勤務していた。

一平は横山巡査や子供たちとタケルを探しに樹海に来た・タケルに遭遇する
ことは出来たが、あっという間に見失ってしまった。追っていた横山巡査は、
吉野のお池から巨大な岩石が現れ、岸に落下するのを目撃した。しかし、そ
の岩石はただの石ではなく、鼓動と共に明滅するコアがあった。

この事件は、富士山の火山活動の始まりとされ、テレビでもニュースが放送
されるようになった。由利子も新聞社の正式な取材として、ヘリがチャータ
ーされ、万城目と現場へ向かった。

岩石は、道路を塞いでいたため、爆破され破片は樹海に捨てられた。その夜
タケルは大きな音に気付いて音のする方に行ってみると、コアを中心に岩石
が再結合し、巨大な怪獣ゴルゴスとなった。怪獣に追われ、タケルは倒れた
木に足を挟まれ動けなくなってしまう。

翌朝、タケルの姉、万城目、一平、由利子、横山巡査は再度タケルを火山活
動から避難させるために樹海に向かった。

横山巡査がタケルを発見して木から助けだしたが、前方からは怪獣が迫って
いた。横穴に飛び込んで難をのがれたが、落石で入り口がふさがれ万事休す
と思われたが、タケルの怪力で脱出することが出来た。

万城目一行と合流することが出来たタケルと横山巡査だが、タケルは巡査の
拳銃を借りるとゴルゴスに向かっていった。ゴルゴスの背中に飛び乗ったタ
ケルは身体からコアをくり抜き、空中へ放り投げると拳銃で破壊した。

富士山の火山活動により雪崩が起き、ゴルゴスの体は雪に飲み込まれ、万城
目一行は、合流したタケルの道案内で樹海から脱出した。

後日、髪を切りスーツ姿となったタケルは報道陣の取材攻勢にあっていた。
そこに爆発音。こんどは模型のロケットの発射に成功して喜ぶ子供たちの
顔がそこにあった。




冒頭、珍しく由利子と一平の二人での行動でした。休憩後の運転をどちらが
するかで阿吽の呼吸でじゃんけんしているなど、いい感じです。


警官の人、普段ホラばっかり言っているので噴火の話を信じてくれないって、
公僕としてどうよ。と思いました。でも、「ダメなんだなぁ〜私は」が口癖
でいい味を出してました。

森の中を警官が全く追いつけないほどに早く走るタケルを見て、子供たちが
「タケルとアベベどっちがはやいかなぁ。」「(東京)オリンピックのとき
にタケルに出てもらえば良かったのよ。」と時事的な話をしていました。

岩石を爆破しようとして、子供の風船ガムの破裂に驚き、爆破カウント20秒
前なのに爆破スイッチを押してしまうドジな作業員とそれを怒る作業員は晴乃
チック・タックという当時人気の漫才師です。

富士の火山活動は終息したのか、その後どうなったかの描写がありませんでした。

当時ターザンの映画やアニメが流行ってました。最近の映画のリブートブーム
で復活しないかな。

怪獣ゴルゴスの鳴き声はゴジラと同じでした。

ウルトラQ残り1話。ラストです。

posted by Akio at 01:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ウルトラQ

2015年07月12日

ウルトラQ 「ガラモンの逆襲」感想


ウルトラQ

制作26話 放送16話(1966/4/17)「ガラモンの逆襲」

(制作順はWikipediaを参考にしました。)


シリーズを通してのメインの出演者

万城目淳:星川航空にパイロットとして勤務。
     SF小説を書いている。
戸川一平:パイロット助手
江戸川由利子:毎日新報のカメラマン


ストーリー(ネタバレ)

天文科学研究所に不審な男が近づき、外からリモートコントローラーで
研究室の金庫を開け、かつてガラダマをを呼び寄せた電子頭脳を奪って
いった。

早朝4時、由利子から事件の電話を受けた万城目と一平は、東京電波管
理所へ向かう。一方、不審な男は、電子頭脳を楽器ケースに入れ、トラ
ックを止めて春名までヒッチハイクで向かった。

電子頭脳の消失から4時間。まだガラダマを遊動する電波はキャッチさ
れていない。

車で移動中の男は、誘導電波を発し始めそれは直ちに電波管理所でキャ
ッチされた。発信源は車で移動中と特定され、ガラダマも日本に8時
48分に到着することがわかった。

人々が避難する中、万城目、一平、由利子、電波監理所の花沢主任は電
子頭脳を追って車で移動していた。その上空をガラダマが飛来し始めた。

そのころ数人の子供が、町まで乗せて欲しいと男が乗っていたトラック
を止める。男が拒否したためトラックの運転手は子供を乗せずに発射す
るが、荷台にはこっそりと子供が一人乗っていた。

ヘリコプターに乗り換えて電波の発信源を追う4人はトラックが走る国
道17号線までたどり着き、先回りをして花沢峠で待ち伏せすることに
した。

ドライブインで休憩に立ち寄った運転手は店内のテレビで放送されてい
る中継でガラモンがガラダマから出てくるのを見て驚く。荷台の子供は
電子頭脳が空中に浮きあがるのを見て驚きトラックから逃げ出した。

男は運転手を置いてトラックを発車させた。少し遅れて、万城目一行が
到着し、運転手と子供の話から電子頭脳だと判断、店の客から車を借り
て4人プラス運転手は追跡を開始した。

男は群馬県警の検問を突破したが、次第に追い詰められトラックを降り
て山道を逃走した。その間にも複数のガラモンが東京を破壊している。

追い詰められた男はリモコンで拳銃を奪い警官を撃つ。万城目と一平の
機転で電子頭脳が入った楽器ケースを奪うがこれもまたリモコンで取り
上げられてしまった。格闘の末リモコンを取り上げた一平が、リモコン
誘導を切る。花沢主任と由利子が電子頭脳を電波遮断シートに包み、東
京で暴れていたガラモンは機能を停止した。

逃げる男に、拳銃を拾ったトラック運転手が発砲し男は倒れた。みんな
で近寄ってみると、男は宇宙人の正体を現していた。宇宙人が湖に入っ
ていくと、湖から円盤が現れ、光線で宇宙人は焼き殺されてしまった。
任務を失敗した処分が下ったのだ。円盤は地球を去って行ったが、まだ
人類が破壊することのできない電子頭脳は残ったままだった。




万城目と由利子の会話で一の谷博士の名前が久々に出ましたが、本人は
登場せず。俳優が降板してしまったんでしょうか。

万城目の部屋初登場。万城目と一平は同じ家(マンション?)に住んで
いるようです。

ラジオで放送しているニュースのガラダマ到着時刻は11時48分ごろと
間違えて報道されてました。最初のガラダマが落下した時に万城目が腕時
計を確認したら8時48分でした。情報操作ではなさそうだったし単なる
録音時の間違いでしょう。

地球へガラダマは10個くらい飛んできていましたが、東京へは4個落
下しただけでした。あとの6個はどこへ落ちたんでしょうか。

東京タワーを壊した怪獣というは実はそんなにいないのですが、ガラモン
はその中の1匹です。でもどう見ても縮尺が間違ってます。身長200m
以上なければあのように壊せないと思います。

人間以外の外観をした宇宙人との初遭遇で、由利子はカメラを持っている
のにまったく撮影しようとしません。この娘は他の話数もそうでしたが、
超常現象に会う機会が多いのにシャッターチャンスを活かせていないです。

円盤で地球に来ているのなら宇宙人は新しい電子頭脳を持ってくれば、前
の電子頭脳を回収しなくても地球を攻撃できたのではと思います。

今回登場した宇宙人(セミ人間)の着ぐるみの改造でウルトラマンの初代
バルタン星人が作られましたといわれています。私はこの初代が一番好き
なのですが、成田亨がデザインしたとおりに作られたバルタン星人は2代
目なんです。デザイン画を初めて見た時にはびっくりしました。

ウルトラQ残り2話

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posted by Akio at 01:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ウルトラQ

2015年07月11日

ウルトラQ 「ゴーガの像」感想

ウルトラQ

制作25話 放送24話(1966/6/12)「ゴーガの像」

(制作順はWikipediaを参考にしました。)


シリーズを通してのメインの出演者

万城目淳:星川航空にパイロットとして勤務。
     SF小説を書いている。
戸川一平:パイロット助手
江戸川由利子:毎日新報のカメラマン


ストーリー(ネタバレ)

アラブから帰国した駐在大使の娘のタミが、見知らぬ老婆からもら
った像を持っていた。飛行機に同乗していたアリーンと仲良くなっ
たタミは、彼女に像を預けていたが、アリーンは像を持ったまま空
港の外に迎えに来た車に乗ろうとしていた。

それに気づいたタミはアリーンに像を返してほしいと頼むが、像と
一緒に攫われてしまう。

アリーンは最近多発している美術館からの盗難品の輸送担当だった
のだ。密輸団のボス岩倉は像を受け取ると地下の美術品保管室へ像
を保管した。

大使を空港に取材に来ていた由利子が撮った写真を見て、毎日新報
のデスクは、像がアラブ美術館から盗まれたものであることに気付
く。ゴーガの像は太古にアランカ帝国を滅ぼしたという伝説を持っ
ているとデスクは由利子、万城目、一平に不安げに語った。

一方、岩倉はゴーガの像に刻まれている碑文を解読していた。「奢
れる者たちへ。6千年の呪いを込める」不吉な言葉も岩倉にとって
は像が本物である証明としか感じられなかった。放射線鑑定でも本
物と確認され満足する岩倉であったが、現像されたフィルムには撮
影ごとに大きくなってくる像の中の黒い影があった。

岩倉の密輸団を空港から尾行していた男がアジトの側をうろつくよ
うになった。またアリーンが偽物であることもわかり、正体を探る
ため、岩倉はアリーンを泳がせておくように部下に伝える。

岩倉の部下は像の目が発光しているのに気付き、覗き込むが眼から
出た光線で顔を溶かされてしまう。像は壊れ、中から小さな怪獣ゴ
ーガが現れ、人目に付かないように隠れていった。

岩倉の手下が、車で道路を走行している男を狙撃した。走り続ける
車を、偶然すれ違った万城目一行が停止させた。

男は既に死亡していた。そこにアリーンから無線でタミの閉じ込め
られている場所の連絡が入ってきた。アリーンと男は仲間だったの
だ。アリーンは連絡後に捕まり、タミと同じ部屋に閉じ込められた。

万城目、一平、由利子は連絡のあった岩倉会館を尋ねるが捕まって
しまう。3人とアリーン、タミは、それそれ一度は脱出に成功する
が、また捕まってしまう。

万城目達が殺されそうになった時、巨大に育っていたゴーガが地上
に出ていったため、岩倉は倒れてきた巨大な像に押しつぶされた。
また、建物の崩壊により岩倉の部下達も一人を残して死んでしまっ
た。

運よく助かった万城目一行とアリーン、タミは自衛隊に助けられた。

迎えに来たタミの両親にアリーンは身分を明かし、タミを事件に巻
き込んでしまったことを詫びるのであった。


固い殻に覆われたゴーガには戦闘機の攻撃も効かない。「ゴーガは
火と共に滅ぶ」という文献の言葉に従い、アリーンは火薬に苛性カ
リを混ぜてゴーガに打ち込む提案をする。提案を受け、万城目、一
平、由利子、アリーン、自衛隊員1名はジープに乗り込み至近距離
からゴーガの柔らかい本体にバズーカ砲を発射する。

発射は成功し引き返す際に、生き残った部下がアリーンを狙撃する
が弾は外れ、男はゴーガに踏みつぶされた。

ゴーガは地中に潜り移動、神田に出現するが、火炎に包まれて滅ん
でいった。





007映画が第4作の「サンダーボール作戦」が公開済み。1967
年公開の第5作「007は二度死ぬ」が舞台となる日本で撮影中の、
スパイブームまっただ中の話です。アリーンも靴のかかとに仕込んだ
開錠キットや指輪に仕込んだ目つぶしの粉とか定番の小道具で活躍し
ます。


民間人の主人公三人が話の本筋に絡んでくる限界も感じさせた話でした。
三人は話の前半にも登場しますが、後半でないと本筋にかかわってきま
せん。また、自衛隊員がたくさんいる中、ゴーガに接近攻撃するために
ジープに乗るのは万城目、一平、由利子、アリーン、自衛隊員の4人。
すごい違和感を感じました。

アリーンに成りすまして密輸団に潜入していたのは、リャン・ミンとい
う名前で、肩書きはアラブ大学教授、考古学博士。国際文化財保護委員
会の秘密調査員でした。教授で考古学博士というところは、今なら00
7というよりはインディジョーンズを想わせます。

バズーカ砲で攻撃されたゴーガは地中に潜り神田に移動したときに、自
衛隊は火炎放射器で火責めにする作戦を立てていましたが、実際に攻撃
している描写はなく、ゴーガが破壊した街の火災で火に包まれて自滅し
ているように見えました。

最初にゴーガの被害に遭う岩倉の部下は古谷敏です。ここのところ連続
で出演しています。

ウルトラQの視聴も残り3話です。

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posted by Akio at 01:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ウルトラQ

2015年07月10日

ウルトラQ 「海底原人ラゴン」感想

ウルトラQ

制作24話 放送20話(1966/5/15)「海底原人ラゴン」

(制作順はWikipediaを参考にしました。)


シリーズを通してのメインの出演者

万城目淳:星川航空にパイロットとして勤務。
     SF小説を書いている。
戸川一平:パイロット助手
江戸川由利子:毎日新報のカメラマン


ストーリー(ネタバレ)

伊豆沖で海底火山の噴火が起きた。毎日新報のデスクは由利
子を取材に派遣することにし、付近の岩根島に住む海洋地質
学者の石井博士にも取材するよう命じた。

由利子はかつて石井博士にインタビューしたことがあり、妹
の文子とも顔見知りであった。博士はもうすぐ日本が沈没す
るという説を発表し学会を追われていた。

一平の操縦するヘリで、万城目と由利子は島に向かった。ヘ
リコプターは次の使用予定があったため、一平はに東京に帰り、
万城目井と由利子の二人で取材をすることになった。


島に到着した二人は、漁業組合長と口論する博士を見つけた。
博士はもうすぐ島が沈没するかもしれないので、調査の船を
出してほしいと頼みに来ていたが、組合長は費用が掛かると
いうことと、国の偉い人は誰もそんなことを言っていない。
ということで相手にしてくれなかったのだ。

卵を取り戻すためにラゴンは上陸し、島は大混乱となった。
石井博士は文献から、2億年前に深海に生息していたラゴン
の卵であることを突き止めるが、卵を引き上げた漁師は、返
却を待ちきれずに盗んでいってしまった。

博士は、深海五千メートルにあったはずの卵が網で引き上げ
られた浅い海まで移動してきていたことで、地殻の変動でも
うすぐ島が沈むと判断する。

博士の家に卵を取り返しにラゴンが来たが、ラジオの音楽を
聞いて大人しくなってしまう。そこに島の住人が助けに来た。
ラゴンは家からは出ていったが、周りからは離れようせず、
巡査の拳銃にもびくともしない。

頻発する地震に、島が沈むことが近いことを聞いた組合長は
島民を島から避難させることを決断し、なんとかしてラゴン
から逃れて島民に知らせようとする。

ラゴンの音楽好きに気付いた万城目は、音楽で誘導している
間に組合長達を逃がした。海岸まで誘導されたラゴンは崖か
ら海へ落ちていった。

島民が船で島から非難しようと海岸に集まったところ、海か
ら再度ラゴンが現れ、島民は船に乗ることが出来ない。

そこに卵を盗んだ漁師が現れた。卵は孵化し小さなラゴンが
生まれていた。文子が子供を返し、ラゴンは海へ帰って行っ
た。

島民が島を離れ、万城目と由利子も一平のヘリコプターで空
に逃れた直後、島は沈没した。






制作順では、前回の南海の怒りに続いて海関係の話です。


1966年の時点で日本沈没の話題が出ています。小説「日本沈没」の出版は
まだまだ先ですが、この時点で小松左京は執筆を始めていたので当時から
そのような話題はあったのでしょう。

最後に島が沈没してしまいますが、少しあっけなかったのは、予算の都合
だったのでしょうか。

島沈没の直前、「由利子さん達には悪いが、もう最期だ」と海岸に来るの
が遅れた二人は置き去りにされてしまいますが、間一髪迎えに来た一平の
ヘリコプターが到着して助かりました。制作順に見ていると、一平の操縦
に関する成長がわかります。

ラゴンに入っているのが次作ウルトラマンの中に入ることになる、古谷敏
です。ウルトラマンにもラゴンが登場するので、前に自分が入っていた怪
獣とウルトラマンとして戦うことになる古谷敏という図式は面白いです。
ちなみに、ウルトラマンのラゴンには今回のラゴンのように乳房が無いの
で、オスの別個体だと思われます。

ラゴンの造形が素晴らしいです。ハリウッド映画の「大アマゾンの半魚人」
に出てくる半魚人にも引けを取りません。白黒ので撮影されていることも
あって、怖さが倍増しています。

ラゴンの卵を引き上げた漁師のうち、海に引きずり込まれそうになった男
は、俳優黒沢年男(当時年夫)の若き頃です。昔は主役も多かったですが、
いまはバラエティ番組に出演している面白いおじさんの印象が強いですね。

音楽を聴くと大人しくなるというラゴンの特性を見抜いた万城目は、博士
の家のポータブルラジオでラゴンを誘導しますが、博士に断りもなくそっ
とポケットにラジオをしまいます。窃盗だろ!と突っ込んでしまいました。

ラゴンは、博士の家にある卵に引き寄せられてきたのですが、漁師が家か
ら卵を盗んでいってからも、博士の家に留まり続けます。違和感を感じた
部分でした。

万城目がラジオでラゴンを誘導している際に、音楽が終わってDJの話に
切り替わるたびに焦って他の局にチューニングする万城目がリアルでした。

ウルトラQの視聴も残り4話です。

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2015年07月03日

ウルトラQ 「南海の怒り」感想

ウルトラQ

制作23話 放送23話(1966/6/5)「南海の怒り」

(制作順はWikipediaを参考にしました。)


シリーズを通してのメインの出演者

万城目淳:星川航空にパイロットとして勤務。
     SF小説を書いている。
戸川一平:パイロット助手
江戸川由利子:毎日新報のカメラマン


ストーリー(ネタバレ)

ミクロネシア諸島へ漁に出ていた漁船が謎の巨大生物に襲われて沈没した。
漁船には船長の息子の雄三も乗船しており、彼だけが近くの島に打ち上げ
られて命が助かった。

雄三は島の娘アニタに助けられ介抱されるが、アニタに気があるのか島の
男が雄三に暴行を加えた。

東京では、ミクロネシア諸島で多発する船の沈没の取材で毎日新報のデス
クが由利子、万城目、一平に取材の依頼をしていた。現地でのの通訳とし
て、アルバイトの南も加わった。

島に到着した一行は、島民に取材を拒絶されるが、大蛸が子供を襲ってい
るという連絡に、島民と万城目達は現地へ向かう。間一髪、万城目が子供
を助けたことで、取材を許される。

アニタの家で雄三と会い、大蛸を冬眠はスダールと呼び、恐れるとともに
外洋からの敵を排除してくれる物として崇めてもいた。しかし、親や仲間
を殺された雄三はスダールに対する憎しみしかなかった。アニタは雄三の
説得によりスダールの生息場所を告げる。

万城目は、国連軍によるスダール爆撃を要請するために、一平とセスナを
置いている島へ戻っていった。

二人が戻ってきたとき、アニタの家には誰もいなかった。アニタがスダー
ルの居場所を話したことが島民にばれ、アニタ、雄三、由利子、南が火あ
ぶりにされそうになっていた。

国連の爆撃機が到着し、スダールへの爆撃を開始し、島民が混乱している
隙に万城目と一平は四人を助けだした。そこに、爆撃から逃れて島に上陸
してきたスダールが現れた。島民は武器を持ってスダールに攻撃する。雄
三も万城目も参加した。

スダールは海に向かって逃げていくが、海岸で息絶えた。

雄三は勇気を称えられ、島に残ることを許された。万城目たち一行を見送
る雄三の側にはアニタの姿があった。二人の姿をカメラに収める由利子。




東宝映画「キングコング対ゴジラ」につづいて大蛸の登場です。操演用の
タコと本物のタコを組み合わせて違和感なくタコが暴れていました。

雄三役の久保明は東宝の怪獣映画にもよく出演していました。

万城目と一平はセスナの操縦士として由利子を現地まで輸送するのが仕事
ですが、その先の船でしか行けない島まで由利子達に付いてきました。仲
の良い三人です。(デスクから特別手当ももらってるし)

由利子は最後に島を離れる時にしか写真を撮っているシーンがないですが、
ちゃんと取材できたのでしょうか。

嫉妬で雄三を暴行した島の男も最後は果敢にスダールに立ち向かいますが、
あえなくスダールに絞殺されてしまいました。

制作順に観てきたウルトラQも残り5話。

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2015年07月02日

ウルトラQ 「2020年の挑戦」感想

ウルトラQ

制作22話 放送19話(1966/5/8)「2020年の挑戦」

(制作順はWikipediaを参考にしました。)


シリーズを通してのメインの出演者

万城目淳:星川航空にパイロットとして勤務。
     SF小説を書いている。
戸川一平:パイロット助手
江戸川由利子:毎日新報のカメラマン


ストーリー(ネタバレ)

レーダーに映った未確認飛行物体にスクランブルをかける自衛隊。
現場に到着したジェット哨戒機は2機とも撃墜されてしまった。
しかし上層部は未確認飛行物体の飛来を報告する天野空佐を信じ
ない。レーダーの故障が原因の事故とされ、天野は解任された。

円盤騒動の後、人間の消失事件が頻発していた。

 プールの飛び込み台から人が消えた。
 山荘のカップルの男が消えた。
 遊園日のゴーカートに乗っていた女が消えた。

消失した人間には謎の液体が忍び寄っていた。

遊園地にレジャー風景の撮影に来ていた由利子と後輩の友田は、撮
影中にゴーカートの女が消える瞬間を見てしまう。デスクに電話を
するが、取り合ってもらえない。

万城目のもとに由利子と天野が偶然集まっていた天野は万城目の友人
だった。話を聞いた一平は読んでいる小説「2020年の挑戦」のようだ
と話す。

万城目と天野はセスナで円盤が出現した現場へ飛ぶが、証拠は何も見
つからない。その時、液体が座席の後ろから忍び寄り、万城目が消え
てしまった。

その後、後輩の友田も消失、由利子を押しのけて現像しようとした同
僚は由利子の目の前で消えてしまった。


ゴーカートの女が消える瞬間を撮影していたため、事態を信じたデスク
の手配により、由利子の護衛に宇田川という刑事が付くことになった。

由利子は、電話ボックスからの電話で一平と、神田博士が書いた本
「2020年の挑戦」について話していると、液体が天井から落ちてくるが
間一髪で宇田川刑事に助けられる。

姿を現したケムール人は、パトカーの追跡でも追いつけないほどの速さ
で走って逃走した。

実は宇田川刑事は神田博士と友人であった。「2020年の挑戦」はXチャ
ンネル光波の研究中に、ケムール人と交わしたテレパシーの内容を記し
たものであった。ケムール人とは2020年の未来のケムール星の生物で、
500歳の寿命を持つが、肉体の衰えは防げない為地球人の若い肉体を手に
入れようとしているという。液体に触れるとケムール星に電送されてし
まう。宇田川刑事は博士の言動を異常に思い、病院へ入院させた。

天野と一平が退院して家に戻っていた博士の家を尋ねたが、既にケムール
人に消された後だった。しかし、Xチャンネル光波を発生させるKミニュ
ードを発見する。二人はXチャンネル光波を発射するためにKミニュード
を設置しに東京タワーに向かう。

宇田川刑事がちょっと目を離した隙に由利子が消えてしまう。しかし、
由利子は電送されたわけではなく万城目に化けたケムール人に遊園地まで
運ばれただけだった。気が付いた由利子の目の前で万城目の姿から正体
を現すケムール人。

警察が遊園地に到着し、拳銃で倒したかに見えたがケムール人は巨大化し
て暴れ始めた。そこに東京タワーからXチャンネル光波が発射された。
ケムール人は倒れ、発射した自らの液体によって消滅した

消滅と共に今までに消えた人々が帰ってきた。喜んで万城目のもとに駆け
寄る由利子だが、ケムール人の万城目からの変身を思い出し逃げ出す。
それを追いかける万城目を笑顔で見つめる宇田川刑事であった。

足元の水たまりに、たぶん大丈夫だろうと宇田川が足をふれると、足元か
らみるみる体が消えていった。「消えた!ない!助けてくれ〜!」



ショッキングな終わり方をするこの話は、2015年の現在よりあと5年
後の東京オリンピック開催の年、2020年からの挑戦です。(放映当時
の1966年からは54年後の世界)

今回見るまでは2020年の地球人がケムール人になってしまい未来から
やって来たのだと勘違いしていました。なぜ同年代の地球を攻めなかった
んでしょう。地球の防衛力が発達して攻められなかったのか、または同年
代の地球人の肉体は適さず、健康な過去の地球の肉体を欲したか。謎です。

今回万城目の友人天野を演じたのは次作「ウルトラマン」で科学特捜隊の
キャップを演じる小林昭二です。(仮面ライダーの後見役立花藤兵衛も演
じてます。)

万城目がセスナで消えたとき、天野も操縦はできたのでしょう。無事に帰
って来ています。

上半分だけ透明の窓になっているクリーム色の公衆電話ボックスが懐かし
いです。全体が透明の壁に仕様が変更になった時、アメリカでは、電話ボ
ックスの中で着替えていたスーパーマンの着替える場所が無くなってしま
うと話題になっていたことを思い出します。

ケムール人の着ぐるみの中に入っていた古谷敏は、次作でウルトラマンの
中の人になります。また、ウルトラセブンではウルトラ警備隊のアマギ隊
員を演じます。

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2015年06月28日

ウルトラQ 「虹の卵」感想

ウルトラQ

制作21話 放送18話(1966/5/1)「虹の卵」

(制作順はWikipediaを参考にしました。)


シリーズを通してのメインの出演者

万城目淳:星川航空にパイロットとして勤務。
     SF小説を書いている。
戸川一平:パイロット助手
江戸川由利子:毎日新報のカメラマン


ストーリー(ネタバレ)

新しく建設される産業都市の原子力発電のためにウランの輸
送車が山道に通りかかった時、金色の虹が空に現れ山腹から
怪獣が出現。トラックは谷に転落する。

大好きなおばあちゃんの為、タケノコを探しに森に来ていた
ピー子率いる子供たちのタンポポ団は、花の咲いたさざめ竹
を見つける。

おばあちゃんに見せると、この花と虹の卵を見つけると、願
い事がかなうという。足が悪く歩けなくなったおばあちゃん
を元気にするため、タンポポ団は虹の卵を探しに出かけた。

万城目、一平、由利子はヘリで、崖崩れで行方不明となった
ウランを探す取材をしていたが、トラックの乗員を発見する。

乗員から話を聞いた万城目はかつて北京に現れた怪獣パゴス
の話を思い出す。北京での事件を知っている糸魚川博士に金
の虹を確認してもらうと、当時と同じと断定される。パゴス
対策としてネオニュートロンミサイルの出動を要請した。

トラックから転がり落ちていたウランの格納容器を虹の卵と
勘違いしたピーコはそれをおばあちゃんのところに運んでい
こうとする。

そこにパゴスが現れ、ピーコは隠れてやり過ごすが、産業都
市はパゴスの分子構造破壊光線で破壊されてしまう。

ようやくネオニュートロンミサイルを運んできた部隊が到着し、
2発のミサイルで塵と化した。

おばあちゃんの家の前まで戻ってきたピーコに万城目は、こ
れは虹の卵ではないと説明するがピーコは聞き入れない。

しかし、子供たちに連れられピーコを迎えに出てきたおばあ
ちゃんは車いすから立ち上がった。願い事は叶ったのであっ
た。




冒頭、ウラン輸送のトラックに別の車が衝突しそうになって
急停車したときはウランを奪いに来た賊かと思いましたが、
そういう展開ではありませんでした。


正統派の怪獣パゴスの登場ですが、子供のころに観たはず
なのにあまり記憶に残っていなかったのは、怪獣との攻防
よりも、おばあちゃんと子供たちの交流がメインになって
たからだと思いました。パゴスは過去に出現したことがあ
るということで、対抗策がすでに出来上がっており、あっ
けなく倒されてしまいます。

パゴスは東宝映画「フランケンシュタイン対地底怪獣(バラ
ゴン)」に登場したバラゴンの着ぐるみの改造です。この
後、ウルトラマンでネロンガ、マグマ、ガボラ等いろいろ
な着ぐるみに改造されていきます。

タンポポ団中のサボり屋たちが面白いです。隠れてお菓子
を食べる子、仮病とその看病としてグループを離れる子た
ち、それを見つけて口止め料をとる子。

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2015年06月25日

ウルトラQ 「カネゴンの繭」感想

ウルトラQ

制作20話 放送15話(1966/4/10)「カネゴンの繭」

(制作順はWikipediaを参考にしました。)


シリーズを通してのメインの出演者

万城目淳:星川航空にパイロットとして勤務。
     SF小説を書いている。
戸川一平:パイロット助手
江戸川由利子:毎日新報のカメラマン


ストーリー(ネタバレ)

加根田金男はガキ大将で、人が目の前で落としたお金でも
拾って自分のものにしてしまう。お金が大好きな子供だっ
た。

子供たちが開いている市場で、振るとお金の音がする繭を
手に入れた金男は家に持って帰る。繭は部屋で巨大化し、
中を覗くと硬貨がたくさん入っていた。硬貨を取り出そう
とした金男は繭の中に引きずり込まれ、翌朝、彼の体は
カネゴンに変身していた。

両親に恐れられ、家を出たカネゴンは、町を彷徨い、友人
のアキオの元へ行き元の体に戻るための協力をとりつける。

カネゴンはお金が食事のため、仲間から集めた小銭で飢えを
しのいでいたが、子供の小遣いでは限界があった。

子供たちは、神様とよばれるお助け教の教祖に解決してもら
いに行くが、ご神託は「ひげおやじが逆立ちしたときに叶え
られる」であった。

神様の神託も当てにならないと踏んだ子供たちは、カネゴンに
食べさせたお金を取り戻すため、カネゴンを売る相談を始めた。

それを聞いて怒ったカネゴンは仲間の元を離れ、銀行へ行き、
行員が驚いて落とした小銭を食べてしまい、警官に追われる
ことになる。(警官に呼び出された金男の両親は、カネゴンが
食べ残した硬貨を拾って警官に睨まれる。)

子供たちに助けられたカネゴンは見世物として芸を見せることで
お金を稼ごうとするが、カネゴンは芸が全然できなかった。

頭にきた子供たちはブルドーザーで工事現場をパトロールにきた
ひげおやじに八つ当たりでいままでの仕返しを仕掛ける。

怒ったひげおやじは子供たちを追いかけカネゴンが捕まってしま
うが、カネゴンに驚いたひげおやじはブルドーザーで逃げるが、
崖からブルドーザーごと落ちていった。投げ出されたひおやじは
逆さに崖の途中でに引っかかっていた。神託は成就されたのである。

その時、カネゴンはロケット噴射で上空に舞い上がり、パラシュ
ートが分離した。降りてきたときには身体は金男に戻っていた

喜んで家に戻った金男であったが、こんどは小銭を拾った両親が
カネゴンになっていた。





今回はいつものウルトラQのオープニング曲が流れず、牧歌的
な局がタイトルバックに流れていました。


ひげおやじと呼ばれる中松小路監督の助手役で次作「ウルトラマン」
でイデ隊員を演じる二瓶正也が出演しています。

今でいうフリーマーケットのような市場を仲間内の子供たち
だけで開いていますが、養鶏場から卵を盗んでくるとか今では
アウトな描写があります。

整形手術で鼻を高くする手術が数千円が相場というカネゴンとアキラ
の会話があり、今とは貨幣価値が違っています。金男を助けるための
礼金の交渉も、金男10円→金男13円→アキラ200円→友達価格でアキラ
が150円で妥協、金男も同意(泣く泣く)するなど子供同士でもシビアな
交渉がされています。

万城目、一平、由利子の主人公トリオは今回は出番なし。子供のバイタ
リティに圧倒される話でした。

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2015年06月24日

ウルトラQ 「宇宙指令M774」感想

ウルトラQ

制作19話 放送21話(1966/5/22)「宇宙指令M774」

(制作順はWikipediaを参考にしました。)


シリーズを通してのメインの出演者

万城目淳:星川航空にパイロットとして勤務。
     SF小説を書いている。
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ストーリー(ネタバレ)

万城目、一平、由利子は、客船の船室でゲームをしていた。
ババ抜きに負けた由利子は気晴らしに甲板を歩いていたが、
そこに落ちていた人形を拾う。

突然人形はしゃべり出し、自分はルパーツ星人のゼナで、
地球にボスタングが侵入したので、対処するようにと警
告を発する。気味が悪くなった由利子は海に人形を投げ捨
て、船室に戻るが万城目と一平は冗談だと思って相手にし
なかった。そのころ、空から隕石が海中に落下して不気味
な鳴動をしていた。

東京に帰ってきた。万城目は一平のセスナ操縦の慣熟飛行
に同乗していたが、急に操縦桿が聞かなくなり、見知らぬ
場所に運ばれてしまう。

山小屋にたどり着いた二人に、ジュークボックスからゼナ
の声が語りかけた。由利子に話したことと同じ警告を発す
るが万城目は信じない。

実際に会って話そうということになり、その夜円盤が海に
降りてきて宇宙人が海岸に上陸する。

中央図書館で図書館員となっていたゼナからすでにボスタ
ングが被害を及ぼしていることを聞き、3人とゼナは巡視船
の船長に直談判してボスタングのいる海域へ向かった。

ボスタングと遭遇した巡視船であったが、巡視船の武装では
ボスタングに敵わないというゼナの忠告により、音に敏感な
ボスタングの標的にならないように、エンジンを停止して様
子を観ることにする。そこへ客船も通りかかり、同じように
エンジンを停止させるが、ボスタングは客船の方に向かって
行く。

やむを得ず、ボスタングに攻撃を始める巡視船であったが、
ボスタングには効果が無い。その時、やっと応援に駆け付け
た航空自衛隊のミサイル攻撃でボスタングは木端微塵になる
のであった。

万城目達はゼナに星に帰るのかと問うが、任務の完了したゼナ
は、これからはこの星で暮らしていく。そのような宇宙人は
たくさんいると。

周りには大勢の、ゼナと同じサンダルを履いて歩いている人
がいた。




長編映画で見たいような話でした。30分で収めるにはもった
いない。音に敏感で寄って来るボスタングのために巡視船や客
船がエンジンを停止しますが、このあたりを膨らませて客船の
乗客がパニックを起こす等の人間ドラマを劇場版にしたら面白
いのではと思いました。

ナメゴンやガラモンなど宇宙人が送ってきた怪獣はいましたが、
ついに、人間と同じ姿ですが、宇宙人と直接接触をする話です。
(敵方のキール星人は現れませんでした。)

ゼナは、後のウルトラマンのように地球防衛の任務M774を
遂行するために地球人に接触します。自分では直接対処する能
力を持っていないようですが、もっと政府の高官とか科学者に
接触すればいいのになぜ由利子や万城目達と接触したのでしょう。


ボスタングはエイが巨大化したような怪獣で、通常兵器で退治
されてしまいますが、操演だけで表現する人間が入らないタイ
プの怪獣は面白かったです。


万城目のSF小説家設定はどこへいったのか。宇宙人話にもっと
食いついてもよかった気がします。


山小屋にあったEPレコードのジュークボックスが懐かしい。

由利子と一緒に万城目のセスナの帰りを待つ、星川航空の万城目
と一平以外の社員が初めて登場しました。

ルパーツ星人は同じサンダルを履いているようですが、地球に
移住してもずっとそのサンダルを履き続けなければいけないの
でしょうか。ちょっとそれはいやだな。

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posted by Akio at 17:08| Comment(0) | TrackBack(0) | ウルトラQ
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プロフィール
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はじめまして。 映画が大好きで、現在も続いている午前十時の映画祭の第一回と第二回では上映作品100本全ての映画を鑑賞しました。 映画やテレビはたとえ架空設定のSFであっても、制作当時の時代を映しています。50歳を超えた今、特に邦画と日本のドラマは、過去の世相と風俗を振り返りながら観ていきたいと思っています。
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