2017年08月30日
冶具
そろそろバイクのオイル交換の時期だ。
車もバイクもオイル交換とプラグ交換は
自分でやることにしている。
このぐらいはオーナーがしてあげないと可哀想だ、
と思っている。
他の部品の交換などは道具が必要だとか、
作業に時間が掛かるとか、
ちょっと面倒そうなので車屋さんに任せている。
自分でするこのくらいの作業でも
自分の車輌の状態が少し解ってくる。
車輌は自分の大切な道具だから、
愛情を持って接したい。
バイクのオイル交換には特別な道具は使ってない。
私のホームページにも載せてあるが、
危なっかしい方法で行っていた。
廃車した車のジャッキでバイクのフレームを少し持ち上げ、
バイクを起こし、
サイドスタンドにスペーサーを挟み込む。
スペーサーは、
スピーカーボックスを作った時の
スピーカーの穴を開けた後の
廃材を張り合わせたものである。
このやり方だととても危なっかしい。
バイクはサイドスタンドしか付いてないので
車体を起こさないと水平にならない。
ジャッキで軽く持ち上げ
車体を水平に起こしかけると、
ジャッキポイントが少しずれる。
パイプフレームなので運が悪ければ
ジャッキは外れてバイクは下に落ち、
多分バイクも倒れるだろう。
今まで何度もオイル交換を行ってきたが
幸い事故は起きていない。
しかし、これからも起きないとは保証できない。
今回、
ジャッキポイントをずれなくするには
どうしたら良いかを考えてみた。
フレームはパイプフレームである。
丸い物を固定するにはV字ブロックが常識であろう。
冶具と考えるとつい金属で作ろうと考える。
溶接工具もなく、
ましてやったこともないから溶接技術は皆無である。
そんな時、
なぜ金属にこだわるのかと考えた。
たかが何百キロ、
金属にこだわる必要はないのではないのか。
使いなれている木材を使って作ってみよう。
木材なら加工もらくだし材料もその辺に転がっているはずだ。
木材を馬鹿にしてはいけない。
意外と丈夫で軽く接触は柔らかい。(傷がつかない)
と言うことで、
角材にV字の切り込みをいれ、
ジャッキに固定するための釘2本を打ち込んだ。
この釘の先をジャッキの溝に差し込めば
冶具は安定する筈である。
早速使ってみた。
上出来である。
頭は常に柔らかく、木材の様にしなやかに。
ジグソーでVの字にカットする。
30秒足らずで作業終了。
Vの字の谷に釘を2本打ち込む。
釘をジャッキの上部中央の溝に差し込む。
これで冶具は安定する。
Vの字にパイプフレームを乗せジャッキアップ。
作業はスムーズにはかどった。
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