ネタバレ注意!
3巻ネタバレ:ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 3巻のネタバレ・荒筋(ミノタウロス再び!)
1巻ネタバレ:ダンまち1巻のネタバレ・あらすじ!(ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか)
・2巻の感想
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか(2) (GA文庫) [ 大森藤ノ ] 価格:680円 |
<リリルカ・アーデとの出会い>
リリルカ・アーデという少女は『サポーター』という役割でパーティに組まれ、ダンジョンに入っていました。彼女の所属はソーマ・ファミリア。
サポーターは戦闘する冒険者の荷物を持ったり、モンスターの死骸から魔石を回収したりする補助役です。
ソーマ・ファミリアの冒険者から無下に扱われ、しばしば報酬の分け前すらもらえなかった彼女は、冒険者たちを酷く恨んでいました。
<エイナとお買い物(デート?)>
ベルは、ギルドで自分を担当してもらっているエイナさんと仲良しです。
ベルがエイナに「7階層」を冒険していると言うと、彼女に怒られてしまいました。ベルはまだまだ冒険を始めて間もない初心者。5階層でミノタウロスに襲われて死にかけたこともあり、ベルにはまだ早い……と思われました。
しかしベルは異常な速度でステイタスを成長させていることが発覚!
能力面で文句を言えなくなってしまったエイナさんは、しかし彼の貧弱な装備品を見て心配になります。
エイナ:「ベル君」「明日、予定空いてるかな?」
翌日、エイナさんと一緒に装備品を買いに出かけました。(デート!)装備品を扱う高級店であるヘファイストスのお店で掘り出し物の鎧を発見。ベルは一目で気に入り購入してしまいました。
更にエイナさんからエメラルド色の籠手プロテクターをプレゼントしてもらいました!エイナさんはベルに好意を持っているようです。
ちなみに、ヘファイストスのお店には、神様のナイフのために借金をしたヘスティア様が、メイド服姿で働かされていました……。
帰り道、パルゥム(小人族)の女の子が冒険者の男に襲われていました。ベルはこの女の子を庇い、そこに『豊穣の女主人』の店員であるリューさんもやってきて男を追い払ってくれました。(このお店の店員さん達は強い)
<サポーターの仲間とダンジョンへ!>
翌日。
「お兄さん、お兄さん。白い髪のお兄さん」
「初めまして、お兄さん。突然ですが、サポーターなんか探していたりしませんか?」
昨日出会ったパルゥムの少女にそっくりの小さい女の子が、ベルに声を掛けてきました。ただ、彼女の頭には獣の耳があり犬人(シアンスロープ)だったので、昨日であった少女とは別人のようです。
彼女はサポーターをやってくれるとのこと。ずっと一人でダンジョンに潜っていて、荷物も全部自分で持っていたベルには願ってもない話!一人でのダンジョン攻略は、荷物が多くなると身動きがし辛くなるので探索が制限されてしまいます。
彼女の名前はリリルカ・アーデ。通称リリ。
さっそくダンジョンに同行してもらい、その日は大量のモンスターを倒し沢山魔石を回収することができました。
しかしベルは、大事な神様のナイフを紛失していることに気が付きました!(後で発覚するが、盗んだのはリリ)
神様のナイフは『豊穣の女主人』の店員さんであるリューさんが持っていました。泥棒から取り返してくれたようです。
「すみません、本当に。このナイフ、どこにありましたか?」
「あった、というより一人のパルゥムが所持していました」
その泥棒には逃げられてしまったとのことでした。
(その場にいたシルとリューは、サポーターのリリを怪しそうな目で見ていた)
<ヘスティア様の苦悩>
ヘファイストスの店で働き、心身ともに疲れ切ったヘスティア。
「ああ、ベル君にあいたい……」と独り言が出た時に偶然、ヘスティアはベルの姿を発見!しかし彼は、見知らぬ小さな女性(リリ)と手を繋いでいました。
これを浮気だと思ってしまったヘスティアは、疲労も相まってヤケ酒にに走り泥酔。しかし翌日。二日酔いのヘスティア様をベルが優しく看病してくれて、彼の食事のお誘いを受けるとすぐに元気になってしまいました。
(ヘスティア様はベル君が大好き!)
<魔法習得!>
ベルは『豊穣の女主人』でシルと話していると、「たまには読書でもどうか」と勧められ、一冊の魔法の本を貸してもらいました。
実はこの本は神フレイヤが、ベルに読ませるためにこのお店の扉の前に置いておいた物。
ヘスティア・ファミリアの拠点に帰って本を読み始めると、その本に『自分の思う魔法』について誘導されていきました。
本を読んでいたはずのベルはいつのまにか寝てしまい、ヘスティア様に起こされます。
そしてヘスティアにステイタスの更新をして貰います。
「か、神様……僕の熟練度の伸び、変わりませんか?」
「……ああ、変わらないよ。絶好調、と言わんばかりの伸び方さっ」
「ああそうだよね、君は頑固だものねっ。そうさ、知ってたさ、あのくらいで君が心変わりするわけないってっ」
ベルの場合、ステイタスが良く伸びるということは、アイズに対する懸想が強いということを意味します。ベル君大好きなヘスティア様はもちろん不機嫌になるのでした。(いつもどおり)
更になんと、貰った本の影響でベルに魔法が発現しました!
《魔法》
【ファイアボルト】
・速攻魔法
魔法は通常『詠唱』を唱えないと発動しません。しかし詠唱の文言の記載はどこにもなく、ただ『速攻魔法』と書かれているだけでした。
ベルがダンジョンで実際に魔法の試し打ちをしてみると、詠唱することなく手のひらから稲妻状に炎が奔りました!
しかし調子に乗って魔法を連発しているとベルは突然気絶してしまいました。
魔法は自分の精神力(マインド)を消費して放つので、使いすぎると精神疲弊(マインドダウン)となり、動けなくなってしまいます。
気を失い、ベルはそのままではモンスターに殺されてしまうところでしたが、運よくそこにアイズが通りかかります。ベルが目を覚ますとアイズが膝枕をしてくれていて、ベルはまたしても緊張のあまり逃げ出してしまいました。
アイズ:「……何で、いつも逃げちゃうの?」
<裏切られたベル>
ある日、リリと一緒にダンジョンに潜ると、リリは魔物寄せのアイテムを使ってベルにモンスターをけしかけ、逃げ出してしまいました。
しかし逃げたリリは、自分が以前騙した冒険者たちに襲われてしまいます。(リリは多くの冒険者を騙して金品を奪ってきた)そこにモンスターが襲来しますが、ボロボロにされたリリはそのまま置き去りにされてしまい、絶体絶命のピンチに陥りました。
モンスター達に襲われていたベルはまたしてもアイズに助けられ、リリを追ったベルは彼女を救出。(リリやソーマ・ファミリアの動向が怪しいことはギルドのエイナさんが調査していて、ヘスティアやアイズにも伝わっていました)
彼を騙して裏切ったのに、それでもリリを助けたベルが理解できず、彼女は混乱して泣き出してしまいました。
ベル:「サポーターさん、サポーターさん。冒険者を探していませんか?」
「混乱していますか? でも、今の状況は簡単ですよ? サポーターさんの手を借りたい半人前の冒険者が、自分を売り込みにきているんです」
以前リリに言われたセリフのマネをして、ベルはリリを今度こそ仲間にしたのでした。
リリは本当は犬人ではなくパルゥム(小人)で、彼女の魔法「シンダー・エラ」によって変身できます。
彼女はある時は犬人(シアンスロープ)になったり、ある時は男になったりして冒険者からうまく逃げていたのでした。