ネタバレ注意！
8巻 感想：賢者の孫 8巻の感想！(シンとシシリーの誕生日パーティー！)
9巻ネタバレ：賢者の孫 9巻のネタバレ・荒筋(シリーズ史上最悪の事態！)
7巻 ネタバレ：賢者の孫 7巻のネタバレ (魔人たちの討伐作戦開始!!)
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＜意気消沈で帰国……＞
アルティメット・マジシャンズの12人がアールスハイドに帰国。
魔人の討伐では魔人を3人取り逃がしてしまい、更にその後のシン達の対応も悪く、国に魔人が逃げ込むという大ピンチを引き起こしてしまいました！
アリス：「導師様の話じゃあ、民衆は魔人を取り逃がしたことを問題視するかもしれないって言ってたじゃん！ どうするの!? あたしたち責められちゃうの!?」
叱られる覚悟でアルティメット・マジシャンズは王に謁見。しかしディセウム王の態度は意外にも好意的なものでした。
ディスおじさん：「よくぞ戻った。世界を救った英雄たちよ！」
魔人を取り逃がしてしまった失敗に関しては、
「気にする出ないわ。お前たちが取り逃がした魔人どもを賢者殿と導師殿が討伐した。過去の英雄は今も英雄だったと、民衆を喜ばせる結果になっておる。誰もおぬしらを責めたりする者などおりはせんよ」
と言ってくれました。
国民たちにもシン達を責める様子はなく一安心。
＜シンとシシリーは誕生日が同じ！＞
攻撃的な魔人たちは退治することができました！(シュトロームたちは残ってますが……)
これまでお祝い事は自粛する雰囲気でしたが、シンやシシリー、マリア、マークの誕生日が近いということもあって、お誕生日会を開いてお祝いすることになりました。
なんとシンとシシリーは誕生日が同じでした！(シンは本当の誕生日が分からないので、マーリンに拾われた日を誕生日にしている)
＜過去の魔人＞
「こういう事態になった以上、過去の魔人について知っておくべきじゃろ」
「そうさね。過去の魔人と今の魔人。その違いを知っといて損はないだろ」
マーリンとメリダから、最初に出現した魔人について話を聞きました。
最初の魔人は、マーリンの知り合いのカイル＝マクリーンという人物でした。
カイルはマーリンと同格の魔法の腕を持っていましたが、彼が所属していたかつての魔法師団では評価されていませんでした。
上司に手柄を横取りされなかなか昇進できない彼は、ある日その上司のミスをなすりつけられ、憲兵に捕縛されてしまいました。
その後、婚約者を魔法師団の先輩に寝取られてしまい、その現場を目撃した彼は強い恨みを持ち魔人化。彼は史上初の魔人となり、マーリンに討伐されました。
シュトロームもカイルも、『強い恨みを持っていた』という点で魔人化した経緯が似ています。
「カイルは国民の幸せのことを思う優しい男じゃった」
「そんな男が魔人化したとたんに、その国を滅ぼさんばかりの勢いで暴れだした。アタシらはねえ、あんな真面目な男が魔神化したらあんなことになっちまうのを、この目で見てるんだ」
「シュトロームがどういう経緯で魔人になったのかは分からんが、じゃからこそ余計に楽観視はできんのじゃよ」
マーリンのこの発言もあり、シュトロームへの警戒は怠らないよう、皆気を引き締めるのでした。
＜お買い物！＞
シシリー、マリア、シン、マークの4人の誕生日プレゼントを買いに、フレーゲルの街(トールの領地)へ皆でやってきました！
フレーゲルの街の工芸品はそれ自体がブランド品。木工、金物、装飾品、衣類、雑貨。ほぼ全てにおいて有名なブランドがこの街にはあります。
オーグはエリーとメイちゃんの買い物に付き合わされてグッタリ。
シンは単独行動で店を見て回り、この街では買い物しないで、プレゼントを自作することにしました。(シンは付与魔法を駆使した発明が得意なので)
アルティメット・マジシャンズの男性人の恋人たちが、この買い物で付き添いとしてやってきました！彼女たちもシン達の誕生日パーティーに招待される予定です。
・トールの彼女：カレンさん。
幼少の頃のちんまりしたトールに心を奪われ、積極的に仲を進めて行った。お互いのことは『姉さん』、『トールちゃん』と呼び合う。
・ユリウスの婚約者：サラ＝フォン＝キャンベル。
武門の家系の女子として教育を受けていて、夫となる男性を立て、自分はユリウスの少し後ろからついていくという姿勢を見せている。
サラさん：「我が夫となられるユリウス様が、ここまでの勇名を轟かせることができたのは間違いなくウォルフォード殿のお蔭。感謝してもしたりませぬ」
・トニーの彼女：リリア＝ジャクソンさん
トニーは貴族ではなく平民。リリアも同じく平民で、オーグの軽い冗談に怯えて泣き出してしまいました。(これが普通の人の反応)
＜お誕生日会＞
エカテリーナ教皇とアーロン大統領が、シン達のお誕生日会に来てしまいました！
二人がかつてメリダの弟子だったことが明かされ、改めて導師様の凄まじさが露呈したのでした。
シンは女性たちに温風の出る『ブラシ付きドライヤー』を贈って女性たちの間で評判になったり。シシリーはセクシーランジェリーをプレゼントされて赤面したり。エカテリーナさんが泥酔して周りを幻滅させたり。身分差に慣れず多くの参加者が緊張しながらも、誕生日パーティーは賑やかなものとなりました。
そしてその晩。シシリーは遂にシンの部屋に泊まり、二人は体の関係に……。
＜メイちゃんの特別なプレゼント？＞
この8巻では、お誕生日会の番外編として、最後にメイちゃんの短編が載っています。
オーグの妹のメイちゃんは頑張って付与魔法を習得し、シンに自作の(ちょっと残念な?)プレゼントを作って贈りました。
このプレゼントにオーグは大爆笑！
『賢者の孫』8巻ネタバレ
